Instagramとブログの二軸で集客に成功! 毎日の投稿が成功への近道になった【美容師 中高下 由真さん】#1
都内のみならず、関西、九州まで店舗を展開しているBEAUTRIUM。その青山店に所属している中高下 由真さんの接客人数は、なんと月500人超え! 中高下さんが集客できた方法や、「どうしたらお客様に来てもらえるか」悩んでいる方に向けたアドバイス、そのほかにも、美容師になるまでの経緯や売上が安定するまでにした取り組みなどについて伺います。
お話を伺ったのは…
美容師 中高下 由真さん
地元・広島県で美容専門学校を卒業後、都内にある大手サロンBEAUTRIUMに就職。昨年、青山店の副店長に抜擢される。現在美容師歴8年。車や建造物好きが影響し、ヘアスタイルのフォルムには徹底してこだわることで評判。
初めの集客は、Instagramで地道にフォロワーを増やした
――美容師になるまでの経歴をお聞かせください。
高校卒業前の進路で車の整備士か美容師か、悩みに悩み抜いた末に美容師を目指すことを決意しました。母が美容師だったので、それ以外の仕事があまり想像できなかったことも理由の一つです。
――BEAUTRIUMに入社した理由は?
美容師をするなら「東京にある有名で大きいサロン」と決めていたのですが、当時はSNSがあまり発達しておらず、都内で人気のサロンをとにかくネットで検索しました。何店か受けようと思っていたところ、最初に面接に行ったBEAUTRIUMに合格し、入社することになったんです。
――念願の大手サロンへ入社した感想は?
個性のある技術を持つ先輩がたくさんいましたし、お客様の層も幅広く、毎日が刺激的に過ごせる環境に身を置けていることが成長につながりました。いろいろな先輩や後輩がいるので技術や接客の仕方など、いいとこ取りできるところが大きいサロンに入社するメリットだと感じますね。
――現在では月500人以上を担当しているとか。ターゲット層は?
僕は流行りよりもその人らしさを引き出すスタイル作りを大切にしているので、髪悩みに特化した施術をメインとしています。主に、40〜50代の方々からの指名が多いです。
――どんな集客方法を行っていたのですか?
最初はInstagramです。とにかく毎日投稿するのが目標でした。
――どんな投稿を?
最初は文字多めで写真もシンプルに…といったテイストでしたが、フォロワーや反応をくれる方々からの様子を見ながら、写真に文字を入れて伝えたい情報がわかりやすいように工夫を重ね、変化をつけるように意識しました。
投稿の質をブラッシュアップしていくには、少しずつ変えていくことが必要だと感じ、毎日投稿していたら、爆発的にとはいきませんでしたが、日々じわじわとフォロワーが増えていきました。
ターゲットにしている客層が増えたのは、毎日のブログ投稿がきっかけ

どれも見てみたくなるようなタイトルがずらり。コツについて伺うと…「多少オーバー目に表現しています。最初は少し荒れましたが、指摘を受け止め、試行錯誤した結果、今のブログタイトルに落ち着きました」と中高下さん
――売上も比例して上がりました?
お客様は増えましたが…売上にはそこまで直結しませんでした。
――なぜでしょう?
Instagramを見てご来店いただくお客様はトレンドを先取りしたい方が多く、リピーターになりにくいことに加え、自分がしたい施術とは本質が異なっていたんです。
――どのように打開したのですか?
髪悩みのある方に寄り添った施術に特化したいと改めて思い、ターゲットにしている客層に向けてブログを始めました。ブログならそれが実現できると思ったんです。
――実現できると思った理由は?
Instagramでは文字数などが限られている反面、ブログは情報を詰め込むキャパシティが大きいですよね。本当に悩んでいる人こそ、コンテンツの量より質を求めているんじゃないかと考えた結果、Instagramとは違ったアプローチができるはずだと感じ、ブログを始めてみました。
――投稿内容について具体的にお聞かせください。
お客様の施術のビフォー・アフターが分かる投稿です。例えば、パサパサで襟足も揃っていないようなビフォーから、髪もまとまり、襟足も揃った垢抜けた状態のアフターの写真を載せ、ワンポイントアドバイスも添えた投稿をしています。どんな状態でも、どんな悩みを持つ方でも僕に任せてみようと思ってもらえるように意識し、ブログに載せている人が特別なわけではなく、ブログを読んでいただいている方も体感できることを伝えているんです。
――たくさんの人から読んでもらうため、どんなことに気をつけましたか?
業界用語をなるべく使わないようにしました。読ませる対象は美容師ではなく、あくまで一般のお客様。最後まで読んでもらうためには、専門知識がなくても理解しやすいことが大事です。美容師のフィルターを外してお客様の気持ちになったつもりで書いています。
あとはタイトル。「家からでれない大惨事の失敗ヘア」「大惨事!職場で皆に笑われた髪型」…など、少しでも目に留まるようなキャッチーなタイトル付けを意識しました。
――ブログを読んだお客様の反応は?
始めてから半年くらいでブログランキング首位を獲得し、お客様の来店も増えました。ブログの狙い通りに「ブログで読んだ髪質と一緒なんですけど」とか「これと一緒にしてください」など、何かしらお悩みを抱えたお客様がいらっしゃるので、こちらも真剣に向き合って施術をしています。
Instagramだけではなく、ブログも集客のツールとして活用した結果、自身が思い描くターゲット層の獲得に成功した中高下さん。得意・力を入れたいメニューを自分から進んで発信することの大切さを学びました。後編では、二軸それぞれのツールのメリット、新規は紹介制のみにした理由と客層などについてお聞きします!
取材・文/東菜々(レ・キャトル)
撮影/SHOHEI