目先の数よりも自己ブランディングを優先に。確固たるコンテンツを築くことが大事【COA銀座 スタイリスト 星那さん】#2
SNSでの発信が当たり前になった美容業界。採用に向けてSNSアカウントを聞くサロンも増え、その活用方法が就職活動に与える影響も大きくなってきました。そこで本企画では、就活に効果的なSNSの活用法について、熟練者へのインタビューを通して学んでいきます。
前回に引き続き、COA 銀座店にて昨年スタイリストデビューをした星那(せな)さんにインタビュー。まだデビューして間もない星那さんですが、集客用アカウントのフォロワーは早くも2万人を突破し、サロン内で最も注目されているスタイリストとして活躍しています。
後編では、おすすめのSNSツールや学生が活用するうえでのコツ、さらに強みを見つけるヒントについてお聞きします。
お話を伺ったのは…
COA銀座 スタイリスト 星那さん
地元・大阪府にある美容専門学校に進学後、都内のサロンに就職。アシスタント2年目にCOAへ転職し、昨年スタイリストデビューを飾る。学生時代からSNSに力を入れており、ファンも多数。ファン層は幅広く、国内を問わず国外からのラブコールも。
〈Instagram〉
■予約用アカウント @sena_coa
■プライベートアカウント @sn_55_
TikTok
一時のバズりよりも強みを打ち出した投稿ができている方が好印象
――学生におすすめのツールは?
断然、TikTokを推します! 同世代の人が多いので流行りが分かりますし、他のツールと比べてたくさんの人に見つけてもらいやすいツールだと思います。
TikTokでバズれば他のツールでも、フォロワーを伸ばしたり、再生回数を稼いだりしやすくなると思います。
――今、星那さんが学生だとして、どんな風に活用をしますか?
SNSを始めるときに、どうしてもバズらせることやフォロワー数を増やす方向に意識が行きがちだと思うのですが…それよりも自己ブランディングに力を入れることが重要だと思うんです。そもそも、ファンになってもらえなければ見てもらえないですから。
就活のために活用するなら、将来性があると見込まれるような活用をしておくことが必要です。そのためには、SNSの目的を明確にし、テーマに沿った投稿を継続させること。フォロワーや一時の再生回数が多い人よりも、信念を持ってコツコツと続けられる人の方が印象は良いと思います。
個人的には、そうやって学生のうちに自己ブランディングを確立しておくことが、将来デビューしたときにとても役立ったと感じました。自分の強みを見つけて固めたうえで、フォロワーや再生回数に着目しても遅くはありません。
――実際にご自身で行っていたブランディング方法をお聞かせください。
今、僕のInstagramのアカウントは、お客様のご予約用とプライベートで活用しているものの2つがあるのですが…実は、お客様のご予約用のアカウントはデビュー前から鍵付きで運営していたんです。より密なフォロワーの方を対象にしたアカウントで、主にカラーモデルの募集や僕のプライベートな様子の投稿をメインに、ゆくゆくは集客を目的としたアカウントにしようとあたためておいたものです。
ただ、僕自身の知名度を考えたとき、それに見合った技術力を身につけないといけないプレッシャーがあって。アシスタントのときから少しずつ練習風景やカラーを投稿しながら、技術に自信がついたタイミングでついに鍵を外して公開し、今に至っています。
自分がどの立ち位置でどのように見られているのかをしっかり見極めて、それに合わせた投稿ができるように準備をしていました。
コンテンツに悩む人は真似から。分析を繰り返して自分の強みを磨く
――では、星那さんは自身の強みをどのような方法で見つけましたか?
自己分析をして他人と比較をしていたことで、強みを見つけられたのだと思っています。
正直、当初は「このままで良いのかな」と感じることもあったんです。でも、テーマをブレさせずに今まで続けられているのは、アシスタントについていた代表兼・トップスタイリストの小西の影響もあったと感じています。
代表の小西はその高い技術力を武器に、自身で作り上げたデザインやスタイルをメインに発信して勝負をしていました。僕の投稿と比べると180度違ったアプローチで真似できないと感じたんです。同時に自分自身を分析するきっかけになり、学生時代から自分をメインにした発信を続けてきたことが自分の強みだと再確認できました。
――多くの人に投稿を見てもらうために意識していたポイントは?
僕はスタート時、ゼロからコンテンツを生み出すことがそこまで得意ではなかったので、数あるトレンドをチェックして自分の投稿に反映させていました。
投稿するコンテンツに悩む方は、まずは真似をしてみると良いと思います。繰り返して分析するうちに、いつしか自分のものになっていくと思います。
学生のうちに必要なのは「発信する側」としての意識づくり
――投稿は真似をすることから始めると良いとのこと。
有効的なSNS活用をするために、学生のうちに準備しておくことは何でしょう?
スタイリストを仕事に選んだ以上、SNSは必須です。学生のうちから、見る側ではなく発信する側だという意識を持っておくことが大事だと思います。もちろん、自身の投稿からヒントを得るためにほかの人の投稿を見るのは良いことですが、それをしっかり受け止めて自分で伝えるクセをつけておくと良いと思います。
スタイリストデビューをしてから取り組むのではちょっと遅いかな。もともとSNSをやっている土台がないと、集客は難しいと思います。傍観者ではなく、学生のうちに発信する側としての意識づくりをおすすめします。
美容学生がSNSを始めるときのポイントまとめ
1.自己分析を行い、強みを見つけて武器にする
2.自身の見せ方を考えてブランディングに力を入れる
3.見る側ではなく発信する側としての意識づくりをしておく
取材・文/東 菜々
Salon Data
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