学生向けのインターンを実施。参加者の志望増加&学校の先生方からも高評価【Belle Ginza 佐野雄基さん】#1
美容師を目指す学生、新天地を目指すスタイリストさんにとって、避けては通れない就職活動。採用を勝ち取るためには、どんな準備が必要? 心がまえは? そんな疑問を、実際のサロン採用担当者にインタビュー!
今回は、同業者が選ぶヘアサロンとして長年支持を集め続けている「Belle」にフォーカス。お話を伺ったのは、「Belle Ginza 並木通り店」店長・統括マネージャーの佐野雄基さん。4回にわたりBelleの採用事情に迫ります!
第1回目は、採用事情について。基本的な採用フローや志望者の傾向など、採用などについてお聞きします。
お話を伺ったのは…

「Belle Ginza 並木通り店」店長・統括マネージャー 佐野雄基さん
美容師歴は今年で13年目。店長就任後、3年前にエリアマネージャーに抜擢され、採用の担当に。顔や骨格に合わせたカットが人気で、予約サイトの口コミ数は高評価の声多数。
サロンワークを廃止し、面接でしっかり相手と向き合うフローに
――はじめに、佐野さんが採用担当になった経緯をお聞かせください。
マネージャーに就任したと同時に、採用の担当になりました。
Belleにはマネージャーは3人いるのですが、それぞれに教育係と材料環境係、そして求人係の役割があり、その中の求人係になったことが経緯です。
――Belleのフローは?
書類選考のあと一次面接、二次面接があり、通過したら採用とさせていただいています。募集期間に関しては毎年変動はありますが、一次募集は4月頃、二次募集があった場合は7月頃に募集をしています。
――書類選考と面接で決定するのですね。
実は去年までサロンワーク試験もあったのですが、今年からやめたんです。面接でしっかりと時間を確保した方が向き合えると考え、撤廃しました。
――その分、面接を重要視している?
そうですね。特に一次面接がその後の合否に関わってくるフローになります。
職場環境を重視する学生が多く志望。インターンで雰囲気を感じ取って

――最近の学生のサロン選びの傾向について変わったと感じることは?
今は、先生が生徒にマッチしていると思ったサロンをピックアップしてあげていると伺いました。僕の学生時代は自分で有名サロンを片っ端から探して決めるのが主流でしたが、先生の紹介や学校の先輩が就職したサロンを志望する学生がほとんどみたいです。
美容学生が減っていると言われている昨今、ブランド力だけに頼っていては注目してもらえないと分かりました。そのため、説明会などにも足を運んで学校関係者からもよく話を聞くようにしています。
――学校関係者からのお話を受け、独自で行っている取り組みはありますか?
たくさんの学生から支持されるには対策が必要だと思い、Belleでは「インターン制度」を導入しました。
――結果的に、インターンを体験した学生の志望がほとんど?
そうですね。実際に働いてみて、スタッフの印象やサロンの雰囲気が良いとかマッチしていると感じてもらえた結果、働く環境を最も重視している人の志望が増えました。せっかく入社できたのに職場がギスギスしていたら嫌ですよね。こちらとしても、そうしたミスマッチは避けたいのでインターンを体験いただくと安心なんです。
あとは、以前よりは少ないですがサロンワーク以外の仕事にも興味があり、メディア出演を目指している層の応募もいくつかあります。
――採用フローについて、他のサロンと違う点はありますか?
最近は他のサロンでも少しずつ増えてきていると思いますが、若手スタイリストたちにも採用に関わってもらっています。サロンを一緒に盛り上げてほしい気持ちから、会社説明会はもちろん、一次面接の面接官をお願いしていて。
――若手スタイリストの選出方法は?
学校での説明会は基本的に卒業生にお願いしています。採用試験の際の面接官については、こちらからお願いする以外に挙手制もあります。特にデビュー年数も関係なく、積極的に関わる姿勢がある人に任せています。
「誠実さ」を胸に真摯に学生と向き合う

――若手スタイリストたちを面接官に起用した経緯は後ほど伺います。
採用担当者として、気をつけていることは?
Belleの社訓は「美容に誠実に。人に誠実に」。この社訓をいつも胸に、学生からの質問や対応を真摯に行っています。
――Belleが求める理想の人材をお聞かせください。
人としてあたたかく、協調性がある人でしょうか。さらに、自分で考えて行動できる人だとなお望ましいですね。Belleはとにかくスタッフ同士の仲が良く、アットホームな環境なのでピタッとハマるような人を理想としています。
取材・文/東 菜々
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