こんな話で接客を盛り上げろ! おもしろ雑学 〜アニマル編〜
お客さまとの会話がイマイチ盛り上がらないなんてときに役に立つ、意外と知らない動物にまつわる、笑える雑学をご紹介します。
雑学1 キリン編
大人しい目に、網目模様で優しいイメージがあるキリン。実は動物界でいちばん“あること”に対する時間が短いのです。
その“あること”とは……。睡眠時間です。人間の睡眠時間が、約6時間~8時間です。それに比べて、キリンの1日の睡眠時間は約20分。その20分の内、脳も体も完全に休んでいる時間は、なんと1〜2分程度です。そんなに短い睡眠時間で、しっかりと疲れが取れるのだろうか? なんて心配になりますね。また、キリンは睡眠時間を短くしている分、何に時間を費やしているのか。それは食べる時間です。食べる時間を長くして、睡眠時間を削る。生きる環境が故の進化と言えることの一つです。
また、この睡眠時間の短いキリン、めったに鳴き声を披露しないのですが、たまに発する鳴き声は「モー」です。ビックリですね!
雑学2 パンダ編
愛くるしいルックスで人気が耐えることのないパンダ。そんなパンダが食事に費やす時間は、なんと14時間近いのです。そのうえ、睡眠時間は約10時間というので、1日24時間の内、大半が「食事」と「睡眠」と言う、なんとも見た目のイメージを壊さない生き方をする動物なのです。
そんなパンダが主に食べているのは笹ですが、実はパンダの消化器官には繊維質を効率的に分解する機能が備わっていないのです。あんなに美味しそうに食べているのに、実は無理して食べていたとは。
雑学3 カピバラ編
最近ではキャラクターにもなって、癒し系動物として人気のカピバラ。のんびりゆるゆると生活を送っているイメージがありますが、実は足がとっても速い動物なのです! 何かにビックリをして、走り出すなんて言う時の速度は、なんと時速50kmに到達するとも言われています。ちなみに、原付の日本での制限速度が30kmです。それよりも20kmも早いとは。
また、日本にいるカピバラは、温泉に気持ち良さそうに入っているイメージもありますよね? あれも実は必要にかられて入っているのです。主に南米に生息しているカピバラは、日本の冬の寒さに弱いのです。あの姿、実は日本ならではの光景だと思うと愛しさもひとしおですね。
雑学4 ヤギ編
歌で耳にするお手紙食べちゃう、ちょっぴりおっちょこちょいなイメージのヤギ。実は驚きの身体能力を持っているのをご存知でしょうか?
ヤギは元々高いところが好きな習性を持っています。最近では平地で飼われることも多くなってきたので、その習性を意外と知らない方も多いのではないでしょうか。ヤギが高所を登る秘訣は、ひづめの構造になります。ヤギのひづめは、外側が固く、内側が柔らかいという特殊なもの。この特殊な構造が、高所へ上るという行動を実現しています。
そんなヤギの高いところ好きはとどまるところを知りません。どうやって登ったの? と思うような断崖絶壁や木にも軽々と登れてしまうのです。
雑学5 ラッコ編
プカプカと水に浮かぶ姿がなんとも気持ち良さそうなラッコ。そんなラッコが食べているのは、ウニやアワビ、エビなどの高級食材。しかも1日の食事の量は体重の20〜30%と意外にも。大食漢かつ美食家なのですね。
また、大変なキレイ好きでも知られるラッコは、食事の後に海中で体を洗い、歯や前足を使って自分の毛皮のお手入れにも余念がありません。見逃せないのは、海で生活するラッコの可愛い習性です。ワカメなどの海藻に自分の体を巻き付けたり、ラッコ同士が手をつないで潮に流されないようしているのです。寝る姿だけと見ていると、とびきりキュートですが、知恵を使った自衛策でもあるんですね。
雑学6 フラミンゴ編
美しいカラーに、スッとした立ち姿のフラミンゴ。あまり飛んでいるイメージがなく、なぜか片脚で立っていますよね。実は、それにもちゃんとした理由があったのです。
水の中のプランクトンや藻を食べるフラミンゴは、空を飛ぶよりも集団でエサを探しながら歩いている時間の方が長いのです。また、片脚で立っているのは、とっても簡単な理由です。
それは、寒いから。ほかの鳥に比べて脚の長いフラミンゴは、血管がとても細く血の巡りが悪いので、脚が冷えやすいのです。だから、片脚を折りたたみ羽の中に入れ温めているのです。
さらに、片脚立ちは疲れてしまうので、交互に変えて立っているのも意外と知られていない事実なのです。そんなに寒いなら、水から上がればいいのにと言う意見もありますが、敵に襲われにくくするために、集団で水の中に入って身を守っているという理由もあるのです。
身を守るために寒さに耐える。こんな行動も自然の中で生きるために身に付いた知恵なのかもしれません。
意外と知らない動物にまつわる雑学でした。こんな話を披露して、お客さまとの距離を縮めてみるのもひとつの手かもしれません。ぜひお試しください。