美容業界にはどんな職業がある?おもな活躍場所や求められるスキルとあわせて向いている人の特徴も紹介

美容業界とは、お客様の美しさをサポートしたり引き出したりするサービスを提供している業界のこと。美の専門家として、お客様の「キレイになりたい」という要望を叶えたり、悩みに寄り添った提案や施術をしたりする仕事です。

この記事では、美容業界の職業にはどんな職業があるかを紹介するとともに、それぞれの活躍場所や求められるスキル・向いている人の特徴について詳しくお伝えします。美容業界に興味のある方は、ぜひ参考にしてください。

【国家資格】美容業界で活躍できる職業

美容業界には、国家資格が必要な職業とそうでない職業があります。ここでは、美容業界で活躍できる職業のうち、国家資格が必要なものを見ていきましょう。

美容師

お客様の容姿を美しくする美容師は、国家資格が必要です。美容師養成機関で2年以上学んだのち、美容師国家試験に合格することで資格を取得できます。

美容師の仕事は、ヘアカット・カラー・パーマといった施術と、カウンセリングやアフターフォローです。また、美容師資格があれば、ヘアメイク・まつ毛の施術やカット・毛抜きを伴う眉の施術もできます。

美容師について、以下の記事で詳細を紹介していますので、あわせてご覧ください。
美容師の仕事とは? 役職別の仕事内容と一日の流れを紹介

引用元
job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))|美容師 – 職業詳細

理容師

理容師は、国家資格である理容師免許が必須です。理容師養成機関で2年以上学び、理容師国家試験に合格することで資格が得られます。

理容師は、カットやシェービング(顔そり)のほか、パーマ・カラーを行うこともあります。美容師と仕事内容が似ていますが、シェービングができるのは理容師だけです。

美容師はお客様の容姿を「美しくする」のに対し、理容師はお客様の容姿を「整える」ため、メイクやまつ毛の施術は行えません。また、施術後の仕上げに整髪することは可能ですが、ヘアセットはNGです。

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理容師のやりがいとは?理容師になる方法や魅力についても紹介

引用元
job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))|理容師 – 職業詳細

【必須資格なし】美容業界で活躍できる職業

ここからは、必須資格がない美容業界の職業について紹介します。

ただし、どの仕事も専門的な知識や技術が必要です。そのため、一般的には入社後の研修でスキルを習得したり、スクール・通信講座・専門学校などで学んだりしてから、お客様に施術を行うことを念頭に置いておきましょう。

また、民間資格や仕事に関連する資格を取得している人も多いです。

ネイリスト

ネイリストは、ネイルケア・ネイルカラー・ネイルアートなどの施術によって、お客様の爪を美しくするのが仕事です。ほかにも、サロン運営に必要な管理業務や広告業務・ネイル用品の販売なども行います。

民間資格が多い職業でもあり、所有資格の有無で就職や入社後の待遇が変わることもあります。

資格については、以下の記事で詳しく紹介していますので、チェックしてください。
ネイリストになるには?資格の種類や資格をとる4つの方法、ネイリストの働き方や将来性も紹介!

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ネイリストは資格なしでも働ける?資格なしの注意点と資格取得のメリット

エステティシャン

エステティシャンの仕事は、お客様の肌や体型を美しくすること。お客様の悩みを聞き出し、その解決に向けてボディ・フェイシャル・脱毛・痩身などの施術を行います。また、美容商品の販売や衛生管理・広告業務なども仕事の一環です。

無資格・未経験OKの求人が多く、入社後の研修制度が充実している傾向にあります。

民間資格もあるので、あらかじめスキルを身につけておきたい人は以下の記事も参考にしてください。
エステティシャンとは?おすすめの資格や仕事内容、エステティシャンになる方法や給料など徹底解説

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エステティシャンは資格なしでも働けるの? 資格を取得する3つのメリットを紹介

セラピスト

セラピストは心身の疲れを癒したり、健康へ導いたりする施術を行う人の総称です。リラクゼーション系・美容系・医療系・メンタル系の4種類があります。カウンセリング→施術→アフターケアの順に行うのが一般的です。

リラクゼーション系や、エステティシャンを含む美容系のセラピストに必須資格はありませんが、医療系や一部のメンタル系セラピストは国家資格が必要です。

それぞれアプローチの仕方や施術の目的が違うため、専門の民間資格を取得する人も少なくありません。資格については、以下の記事もあわせてご確認ください。
資格なしでもセラピストになれる?未経験からセラピストになる方法や資格について紹介

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セラピストの種類や仕事内容とは?気になる資格・就職先・目指し方・向いている人をまとめて解説!

美容部員

美容部員は、化粧品の販売を行う職業です。販売する商品の知識だけでなく、肌やメイク・スキンケアなどの知識を用いて、お客様に販売します。また、販促の一環としてスキンケアやメイクを直接お客様に施すことも。

ほかにも、商品の陳列や在庫管理、事務作業なども行うのが特徴です。

就職先にもよりますが、基本的には入社後に自社商品やメイク・スキンケアの知識をはじめ、接客マナーなどを一から学ぶことができます。

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資格なしでも美容部員になれる!必要なスキルと就職で有利なおすすめの資格を紹介

美容業界の活躍場所

ここからは、美容業界で働く人の活躍場所について紹介します。さきほど紹介した仕事をしている人たちが、どんなところで働いているのかを確認しましょう。

ヘアサロン(美容室・理容室)

ヘアサロンは、おもに髪の毛への施術を行う場所です。お客様の髪をカットしたり、パーマやカラーリングをしたりして美しく整えます。理容室では、顔やひげのシェービングも行われ、美容室では、まつエクや着付けなどのサービスを提供しているサロンもあります。また、結婚式や成人式などのイベント時には、着付けやメイクを担当することも少なくありません。

ネイルサロン

ネイルサロンは、おもに爪に対する施術を行う場所です。
お客様の手指を傷つけずに慎重に作業しなければならず、ネイルに関するさまざまな道具も扱うため、正しい知識や技術を持っている必要があります。こまかい作業が求められる分野です。

リラクゼーションサロン

リラクゼーションサロンは、美しくすることが目的ではなく、お客様の心身に癒やしを提供するサロンです。アロマオイルによるトリートメントや全身もみほぐし、ツボ押しなど、多種多様なサービスがあります。

エステサロン

エステサロンは、フェイシャル・ボディ・痩身・脱毛などのエステティックを提供するサロンです。

エステティシャンがカウンセリングでお客様の悩みを聞き出し、悩みを解決できるようなメニューを提案して、同意を得られたらサービスを実施します。日々技術や道具なども進化しており、お客様の要望を叶えられることにより、やりがいも得やすいでしょう。

まつ毛(アイラッシュ)サロン・眉(アイブロウ)サロン

まつ毛サロンはまつエクやまつ毛パーマを提供するサロン、眉サロンはお客様の眉毛の形や状態を整えるサロンです。

眉の施術は基本的には美容師免許が必要ですが、眉毛のワックス脱毛だけなら美容師免許はいりません。ただし眉サロンの場合は、ワックス脱毛以外のメニューも取り扱っている場合、美容師免許を必須とした求人も多いです。

撮影スタジオ・結婚式場など

サロンだけでなく、スタジオや結婚式場なども美容に携わる人々が活躍できる場所。メイクアップアーティストやヘアスタイリスト、ネイリストなどがサービスを提供しています。

スタジオではモデルや撮影に訪れた一般客、結婚式場では新郎新婦や親族、出席者などに対して施術を行います。

百貨店やドラッグストアなどの化粧品カウンター

百貨店やドラッグストアなどの化粧品カウンターは、美容部員が活躍する場所です。お客様からスキンケアやメイクの相談を受けることも多く、コスメの選び方や使い方のアドバイスも行います。

美容業界で働く際に求められるスキル

前章でも触れたように、髪の毛やまつ毛などに対して施術を行う場合や、メイクを行う場合は、国家資格である「美容師」(場合によっては「理容師」)の免許が必要です。

その他、ネイルやエステの施術は基本的に無資格でも行えますが、資格を持っていると、美容業界で就職・転職をする際に優遇される可能性もあります。

では、資格のほかに、美容業界で求められるスキルにはどんなものがあるのか、下記でチェックしましょう。

接客スキル・コミュニケーション能力

美容業界では、カウンセリングを通じてお客様の悩みやニーズを聞き出し、適切な提案を行わなければなりません。また、施術中もお客様への気遣いや会話が欠かせないもの。そのため、接客のためのスキル、とくにコミュニケーション能力は重要です。

美容業界への転職の際は、前職が他業界の場合でも、接客経験があると評価されやすいでしょう。

提供するメニューへの専門知識や技術

前述のとおり、無資格でも提供できる美容メニューはあります。しかし、お客様に対して安全にサービスを提供するためには、その施術に関係する知識や技術を深めることは必須。さらに、スキルを認める証明として、関連する資格を取っておいたほうがよいでしょう。

美容業界に向いている人とは

つづいて、美容業界に向いている人の特徴を挙げます。自分に当てはまる項目があるかどうか、チェックしてみてください。

1. 美容が好き・美意識が高い

美容業界はつねに変化し、新しい技術やトレンドがどんどん誕生しています。移り変わりの激しい業界なので、つねにアンテナを張り巡らして興味を持ち続けることが大事であるといえるでしょう。

また、お客様に接するときに、自分が美しくなければそれだけでお客様にマイナスイメージを持たれる可能性もあります。美容業界で輝き続けたいなら、自分自身をキレイに保つことも重要です。

2. コツコツ努力できる

美容の技術はかんたんに習得できるものではなく、日々の努力や練習が大切です。忍耐力や強い意志を持ち、日々の業務以外のところでも、スキルアップのために根気強く練習を重ねなければなりません。

地道に努力を重ねられる人は、美容業界でも活躍し続けられる可能性が高いでしょう。

3. 主体的に行動できる

美容業界で働く人は、みずから能動的に動ける行動力や手際のよさも求められます。慣れてきたら指示を待つだけでなく、状況を見ながら素早くやるべきことを判断して実践するという臨機応変さも必要です。

4. 体力に自信がある

華やかに見える美容業界ですが、立ち仕事が多い・手の力が必要・不規則なスケジュールなど、実は体力も重要なポイントです。腕や足腰に負担がかかったり、長丁場の勤務になったりすることも多いので、体調管理をしっかりと行いましょう。

5. 人と接することが好き

前述したように、美容業界ではお客様とのコミュニケーションも大切。提案・声かけ・アドバイス・会話など、お客様と話す機会は多くあります。楽しく会話できれば、お客様の満足度も高まり、気に入ってもらいやすいでしょう。

また、お客様相手だけでなくスタッフ同士でのコミュニケーションも大事です。横のつながりも大切にしながら、良好な人間関係を築きましょう。

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美容業界には、美容師や理容師といった国家資格を必要とする職業もあれば、必須資格がなく未経験からでもチャレンジできる仕事も豊富にあります。ただし、どの仕事も共通して、専門的なスキルやコミュニケーション能力が必要です。

必須資格がない職業の専門的なスキルは、研修制度を通じて習得できることも多いため、まずは自分に合った職業を見つけましょう。

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