長く活躍できる美容師を育てるPEEK-A-BOOの採用基準とは【PEEK-A-BOO 川島修身さん】#1
美容師を目指す学生、新天地を目指すスタイリストさんにとって、避けては通れない就職活動。採用を勝ち取るためには、どんな準備が必要? 心がまえは? そんな疑問を、実際のサロン採用担当者にインタビュー!
今回は、日本トップクラスの技術力を持つ老舗サロン「PEEK-A-BOO」にフォーカス!PEEK-A-BOOは、特にカット技術に定評があり、多くの有名美容師を輩出しているサロンです。そんなPEEK-A-BOOの採用事情を、4回に分けてお届けします。
第1回目は、採用への考え方やフローについてお聞きします。
お話を伺ったのは…
PEEK-A-BOO 代表取締役社長 川島修身さん
常務取締役就任以降、約15年にわたり採用に携わり、面接官も担当。
現在も週末はスタイリストとして現場に立ち、お客さまやスタッフと向き合い続けている。
.jpg?w=640&h=426)
実技試験を廃止、時代に合わせて変化した採用方法
――いつから採用担当になられましたか?
15年ほど前に常務取締役に就任したときから採用に携わっています。その頃からずっと面接官も担当しています。
――役職に就かれた今も、週末にはスタイリストとして現場に立ち続けていらっしゃいます。その理由や想いを教えてください。
美容室を経営するうえで一番大事なのはお客さまです。現場に立っていると、お客さまの今の感覚や求めているものを肌で感じられますし、スタッフの様子や新入社員の成長もリアルに見ることができます。いつまで続けられるかは分かりませんが、立てる限りは現場に立ち続けたいですね。お客さまから「まだやめないでいてよ」と言ってもらえるのも、すごくうれしいです。
――長く採用に携わる中で、採用方法の変化はありましたか?
以前は集団面接・書類審査に加えて、ワインディング(※)の実技試験を行っていましたが、現在は実技試験をやめてグループディスカッションに変更しました。理由としては、美容師国家試験の課題が年によって変わるようになり、学校によってはワインディングの練習に力を入れていないところも増えたからです。さらに、技術は入社後にも教えられるという考えから試験を変更しました。
※パーマをかけるために、髪をロッドに均一に巻きつける美容技術のこと。
――PEEK-A-BOOは新卒採用をメインにされていますが、応募してくる学生さんにはどのような傾向がありますか?
技術やカットが好きで、コンテストなどにも積極的に挑戦している学生が多いですね。PEEK-A-BOOで技術の基礎を身につけ、将来的に外で活躍したいという意欲を持った学生もいます。また、美容学校の先生や美容師のご両親にすすめられて応募してくれたケースもありました。
長く働き続けられる環境とサポート

――先生やご両親がPEEK-A-BOOをすすめる理由はどこにあると思いますか?
長い歴史の中で、長く活躍しているスタッフが多いことが安心感につながっているのではないかと思います。
私たちは、美容師として長く食べていける人材を育てることを大切にしています。たとえPEEK-A-BOOを離れたとしても、どこでも活躍できる美容師を育てたいと考えており、実際に海外で活躍しているスタッフもいます。
――60代でも現役で活躍しているスタッフさんがいることもPEEK-A-BOOのすごさだと思います。
そうですね。60代でも売り上げを維持しながら活躍している美容師は、業界でも珍しいほうだと思います。他のサロンから声がかかったこともあったと思いますが、その中でもPEEK-A-BOOを選んで残ってくれたありがたい方々です。
――産休取得率が100%と伺いました。復帰後の働き方にはどのように対応されていますか?
復帰したときにもお客さまとの関係を保てるように、休職中は他のスタッフが担当を引き継ぎサポートしています。体調が不安定な時期や急なお休みが必要な場合も、スタッフ同士で予約を分担するなどしてフォローしています。これもスタッフの人数が多いからこそ、実現できていることです。
復帰後は他のスタッフと同じように通常のカリキュラムに取り組む必要がありますが、時短勤務などを活用しながら、ご家族の協力も得て頑張ってくれています。
1日完結の採用試験と対面重視の採用スタイル
.jpg)
――次に、採用試験の流れについて教えてください。
まずは応募期間中にWebでエントリーしていただき、それからエントリーシートを提出。その後、同日に集団面接とグループディスカッションを行います。
結果は約1週間後に郵送でお知らせしています。
――採用への独自の取り組みはありますか?
PEEK-A-BOOはSNSを活用するより、実際に会って話をしたり、現場を見てもらうことを大切にしています。そのため、これまでは就職フェアなどに参加することが中心でしたが、今年から独自の会社説明会を始めました。
説明会は、なるべく学生と年齢の近い若いスタッフに任せ、楽しいことだけでなく仕事の大変さや辛かった経験なども含めリアルに伝えています。表参道のスタジオで説明会をした後は、近くの店舗を見学してもらいます。少人数のグループに分かれて質疑応答の時間も設けていますが、先日の説明会では予定時間を延長するほど質問が盛り上がりました。
――会社説明会の参加は必須ですか?
必須ではありませんが、できれば参加してほしいですね。日本全国から応募してくれているので、できるだけ負担を減らすためにオンライン説明会も実施しています。
――サロン見学についてはいかがでしょうか?
こちらも必須ではありませんが、採用の際にはサロン見学をしているかどうかは確認しています。
おすすめは、見学だけでなくお客さまとして施術を受けることです。そうするとスタッフ同士の雰囲気や技術の違いなどもよく見えてきます。学生のうちにいろいろなサロンを見て、自分に合う場所を見つけることはとても重要なので、足を運んだほうがいいですね。そのうえで、PEEK-A-BOOを選んでもらえたら嬉しいです。
――どのような人材を求めていますか?
明るくて素直な人です。技術は入社してから教えることができますが、教わったことを素直に受け止められる人のほうが成長しやすいと思います。
もちろん、好奇心があることやおしゃれに興味があること、自分を客観的に見られることなど、他にも大切な要素はいろいろと思いつきますが、まずは素直であることが一番だと思っています。
取材・文/原田菜月
.jpg?q=1)
.jpg?q=1)
.jpg?q=1)
.jpg?q=1)
.png?q=1)
.png?q=1)