『晴れの日』『雨の日』『曇りの日』知ったら話したくなる天気の雑学!
お客さまとの天気の話は鉄板ネタと言っても過言ではないほど。しかし「今日はよい天気ですね〜」「そうですね」といった短い会話だけで終わってしまうことも多いのではないでしょうか。今回は、この鉄板の天気ネタでも会話が盛り上がるよう、知っていたら思わず話したくなる雑学をご紹介いたします。会話も弾み、自分でも使える雑学だと思います!ぜひ参考にしてみてくださいね。
雑学1 雨の日の髪は重くなる!?
「折角セットした髪がぺちゃんこに……」「巻いた髪がキープできない……」などなど、雨の日は髪の悩みがつきものです。
これは、湿気によって髪が水分を吸い、重くなることが原因だと言われています。驚くことに、毛髪重量は湿気90%で約1割重くなるというデータもあります。そのため湿度の高い雨の日は髪の毛が重くなっていることから、特に髪が細い人の場合は“ぺちゃんこ髪”に悩むこととなると考えられています。
雑学2 雨女雨男が集まる団体がある!?
自分のことを“雨女・雨男”と感じていらっしゃる方はいませんか。また「私、雨女なんだ……」や「君が来るといつも雨だよ。雨男だろ?」なんて会話よく耳にしますよね。
そんな“雨女・雨男”のための団体があることを皆さまはご存知でしたか?
その名も『日本雨女雨男協会』です。団体に参加できる条件は“「とにかく雨を降らせることなら負けない」という自信のある方”とのこと。
渇水地域への雨乞いツアーや水と緑を大切にするPR活動など、“雨女・雨男”であることを存分に活かせる活動内容のようです。
我こそ“雨女・雨男”という方。また近くに”雨女・雨男”がいるという方はぜひこの『日本雨女雨男協会』をチェックしてみてはいかがでしょうか。
雑学3 降水確率の0%は全く雨が降らないわけではない!?
天気予報を見て、傘がいるかどうか判断するといった方は多いと思います。いつも目にしている“降水確率”ですが、「降水確率がどのような方法で出されているのか」、また「降水確率とは何なのか?」といったことを改めて考えるとうまく説明できなかったりしませんか。
そこで、改めて降水確率について調べてみました。
降水確率とは、【100回同じ予報が出されていた場合、一定時間内に1mm以上の雨が降る確率の平均値】を表した表現です。つまり、降水確率とは【同じ気象条件での過去の雨の実績】と言え、降水確率には雨が降る量は関係ありません。つまり降水確率20%と聞くと、降っても小雨程度というイメージを持ってしまいがちですが、降水確率20%でも大雨が降る可能性は多いにあると言えます。
また「降水確率0%」は、”ゼロパーセント”ではなく”レイパーセント”と呼ばれていることにお気づきでしたか?
実は「ゼロ」と「レイ」には異なる意味があるようです。「ゼロ」と「レイ」はともに“皆無”を意味しますが、「レイ」には、たとえば「零細企業」のように“きわめて小さい”という意味もあります。降水確率は10%刻みで発表され、10%未満の値は四捨五入されているため、確率が4%の時であっても発表される値は「0%」となります。そのため、テレビやラジオの天気予報では“きわめて小さい”との意味もある「レイパーセント」が使われ、また0%でも、四捨五入されているので雨が降る場合もあるようです。降水確率が低くても、油断してはいけませんね。
雑学4 知ってた!?天気に関する言い伝え
皆さまは“観天望気”という言葉をご存知ですか。
“観天望気”とは、自然現象や生物の行動の様子などから天気を予想することであり、天気の変化の元となる条件と結論を述べたことわざのような伝承も含むと言われています。
この“観天望気”を知っていれば、天気予報を確認できない日でも天気の変化を感じ取ることや天気予報では分からない微妙な天気の変化を知ることができるかもしれません。ちなみに気象庁は、天気予報の降水の有無に関する適中率を発表しており、こちらは85%程度になっています。そして残りの20%程度に関しては、この”観天望気”から予知できる場合が多いと言われています。
観天望気1:夕焼けがきれいに見えた次の日は晴れ
とても有名な言い伝えであり、世界中で使われているとも言われています。
日本では偏西風の影響により雲が西から東に流れ、天気も西から変わることが多いとされています。太陽が沈む西に雲があれば太陽の光が届かないため夕焼けになりにくく、雲がなければ太陽の光が届いてきれいな夕焼けになります。よって夕焼けがきれいに見える時は、これから明日にかけてやってくる空に雲がないとも言えます。
また、これとは逆に「朝焼けの日は雨になる」という言い伝えもあります。太陽が昇る東の空にきれいな朝焼けが見えるということは、東の空に雲がない状態と言えます。そのため、西から雨になる可能性が高いとされています。
この2点の観天望気は、高気圧と低気圧が交互に通過する春と秋に、より高い可能性で当たると言われています。
観天望気2:飛行機雲がすぐに消えたら晴れ(飛行機雲が長く残ったら雨)
晴れている時は上空の湿度が低く、雲ができにくい状態と考えられています。よって、飛行機雲がすぐ消える場合は、雲ができにくい状態=湿度が低いと言え、晴れ間が続く可能性が高いと考えられています。
逆に飛行機雲が長く残る場合は、雲ができやすい状態=空の湿度が高い状態と言えますので、その後雨が降る可能性が高いとされています。
観天望気3:早朝暖かい時は雨が降る
早朝は一日のうちで最も気温が低くなる時刻だと言われていますが、それにも関わらずいつもより早朝が暖かく感じる日はありませんか。こうした日には、やがて雨が降ると言われています。
雨が降る原因は前線や低気圧などであり、これらが近づいてくると空に雲が多くなります。この雲が膜のような役割を果たすため、暖かい空気が逃げていきにくいと言われています。
そのため、低気圧が近づいてきた早朝は暖かく、その後雨が降る可能性が高いとされています。
以上天気にまつわる雑学はいかがでしたでしょうか。
天気にまつわる雑学をお話することで、鉄板である“天気の話”に人と差をつけてみませんか?
ぜひお客さまとの会話を盛り上げて、素敵な関係を築いてくださいね。