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コラム・特集 2016-07-20

サロンアピールに役立つ!?文字デザインの『基本』を学んでみよう!

お店のホームページやショップカードの自作に使える! お客さまが見やすい文字、インパクトのある文字、さりげない文字、おしゃれな文字……知っているようで案外知らない“文字デザイン”の知識を学んでみましょう。

PCの技術が発達した昨今は、プロのような特別なソフトがなくとも、デフォルトでそこそこ見栄えのするデザインが可能になりました。ちょっとしたショップカードや挨拶状からホームページまで、自分たちで製作するというお店も多くなってきましたね。

こんなふうに自分でウェブページやカードをデザインすると、ついイラストや素材、配置、カラーの方ばかりに目がいって、文字については「なんとなく」で済ませてしまったりしませんか。しかし、フォントって、素材やカラーが与えるインパクトと同じくらい、見る人の印象を左右するものなんです。かつてのように書体見本帳を見ていた時代とは違い、今はPCのフォント覧を開くだけで、じつにさまざまな種類の文字が並んでいるはず。せっかく自作するなら、少しだけ文字の形にもこだわって、よりオリジナリティのあるデザインを作ってみませんか。ここではフォントについて、知っておくと便利な「基本のき」や、ちょっとだけプロに近づけるポイントをお教えします。

日本語の代表的な書体

まず、基本的に日本語のフォントは、「明朝体」と「ゴシック体」の2つの書体に大別できます。

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このうち明朝体は、筆文字のような“トメ”や“はね”があるものを指します。また、ゴシック体のほうは、トメはねや、はらいがなく、余計な装飾がないのが特徴です。

試しに手近にある新聞や雑誌を手に取ってみてください。ほぼすべてのページの文字が、このどちらかのカテゴリに大別できることでしょう。もちろん、この明朝体・ゴシック体のカテゴリのなかでさらに細分化がなされ、より多様なフォントが存在しているのですが、まずは、「明朝」「ゴシック」2つの書体について、詳しく見ていきたいと思います。

長文に強い“明朝体”

フォント

上の文字をよく見てみましょう。習字の筆で書いたときのように“トメはね”がしっかりとしていて、カーブ部分が太くなったり、縦横の太さが変わったりしていたりしますね。これが一般的な明朝体の特徴です。また、さらに文字をよく見ると「ウロコ」や「ひげ」と呼ばれる装飾(書道でいう筆の入り、トメの部分)が確認できます。動きや躍動感、丁寧なタメのある独特な美しさは、和文フォントならではですね。

そんな明朝体が与える代表的なイメージは、コチラ。

・読みやすい
・落ち着き感
・高級感
・信頼感
・クラシックなおしゃれ感

店舗オープンや移転、多店舗への移動のお知らせ、クラスアップのご挨拶などのあらたまった場面や、大人向けに高級感を出したいときに。また、アンティークやクラシックなテイストを出したいときにおすすめです。

また、長文を書くときはやや細めの明朝体が一番読みやすいとされています。細めゴシックでももちろん対応は可能ですが、やはり万人の目に馴染みやすい書体だからでしょう、たしかに新聞や小説などの長文は、ほとんどがこの明朝体で書かれています。なお、余談ですが、マンガの台詞は、仮名は明朝体、漢字はゴシック体と使い分けられているのだとか! 読者が読みやすいように工夫するのもデザインのうち、ということでしょうか…。 ブログやご案内など、長文を入れたいときは意識してみるといいかもしれませんね。

見出しや単文で使いやすい“ゴシック体”

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つぎに、こちらの文字をご覧ください。

線の幅がほぼ均一で文字の書き出しにも終わりにも装飾がありませんね。こういったシンプルな文字が一般的なゴシック体です。

代表的なイメージは、

・カジュアル
・シンプル、シャープ
・未来的
・元気、明るい
・すっきり、現代的な印象

といったもの。このデザインは、もともとキャプション(雑誌などで写真につく説明文)用に作られた書体であるため、図説や短い説明文などには、もってこい。無印良品や現代建築の世界観のように、シンプルさや洗練さを表に出していきたいときにもおすすめです。また、カジュアルなイメージを与えるので、若いお客さま向けのDMや可愛らしいイメージにもハマります。

お店のメニューリストや、自らの作品を集めたブックの説明、プロジェクターを使った映像作品まで、いろいろな場面で活用できそうですね。

欧文の書体

欧文フォントの世界でセリフといったら、俳優さんたちのそれではありません。文字の書き出し、または書き終わりにつく“ひげ”のような飾りのことを指すのです。また、そのセリフのついた書体を「セリフ体」と言います。

以下の図をご覧ください。

フォント

こちらが、セリフと呼ばれる部分です。この書体は日本でいうところの明朝体にあたるもの。逆にセリフのない書体は「サンセリフ体」と呼ばれ、和文のゴシック体にあたる存在となっています。

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とくに英字表記の名前が多いサロン界隈では、和文表記の中に英字が入ってくる事がよくありますよね。

フォント

このような文章です。

ワードなどで文章を打っていると書体は自動で調整されますが、自分で好きな書体を選んでいくときには、

・明朝体 → セリフ体
・ゴシック体 → サンセリフ体

このように対応させ、混同して使わないようにすると統一感が出てきれいです。

まとめ

以上、フォントの基本について学んできましたが、こちらはまだまだ入門編。

さらに調べていくと、和文フォント、欧文フォントともに、奥深い魅力や歴史がたくさんあります。これを機に文字のデザインに興味をもち、ぜひお店のPRに活かしていただければと思います。

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