書類選考ラインギリギリの人の決め手はサロンスタッフの声を反映【DaB DAIKANYAMA 鯨岡有樹さん】#2
美容師を目指す学生、新天地を目指すスタイリストさんにとって、避けては通れない就職活動。採用を勝ち取るためには、どんな準備が必要? 心がまえは? そんな疑問を、実際のサロン採用担当者にインタビュー!
カラーもカットもデザインも、他にはない唯一無二のスタイルを提案する「DaB」。前回に引き続き、「DaB DAIKANYAMA」ディレクター兼マネージャーを兼務する鯨岡有樹さんにお話を伺います。
第2回目は、「DaB」の書類選考について。書類選考に必要な提出物やサロン見学についてお聞きします。
お話しを伺ったのは…
DaB DAIKANYAMA 鯨岡有樹さん

スタイリスト歴は18年目。教育担当を経て、現在は「DaB DAIKANYAMA」にてディレクター兼マネージャーを務める。ラフウェーブなどのデザインパーマが得意。お客様一人ひとりの髪質と向き合い、それぞれに合わせたスタイル提案が人気。
美容に関係なくても変わった経歴は一目置かれやすい!
――書類選考があるとのことですが、提出物を教えてください。
履歴書と成績証明書、全身とバストアップの写真2枚の提出をお願いしています。写真は、その人の雰囲気や空気感がわかるようなものが良いですね。
――まずは履歴書について伺います。
フォーマットは決まっている?
特に指定のフォーマットはありません。学校指定のものでも、ご自身で用意されたものでもどちらでも大丈夫です。
――履歴書で重視しているのはどんなこと?
最も重視しているのは志望動機です。「DaBが好きで」「美容が好きで」という気持ちはもちろん嬉しいのですが、それに加えて「なぜ他のサロンではなく、DaBでなければいけないのか」、その人なりの揺るぎない理由や情熱が伝わってくるものが理想的です。
――過去に目を引いた履歴書を教えてください。
何か際立った資格やユニークな経歴があると、やはり目に留まります。例えば、スポーツの世界大会に出場したとか、実家が美容室を経営しているとか。それだけで合格が決まるわけではありませんが、そういった「意外性」があると、時間をかけて書類が読まれるきっかけになりやすいです。
履歴書は自分の意思を全面にアピールしてほしい

――好感が持てる履歴書の特徴を教えてください。
まず基本的なことですが、字が丁寧に書かれていて読みやすいもの。履歴書は他の人が読むものなので、最低限、わかりやすく、簡潔に書かれていると好感が持てます。
――過去に、印象が良くなかった履歴書は?
長文すぎて 「何を一番伝えたいのか」が見えないものですね。書き手の熱意は感じるのですが、要点がぼやけてしまうと「本当の魅力は何だろう?」とこちらも迷ってしまいます。
あとは、明らかに学校の先生に修正されたような文章は意外とすぐに気づいてしまいます。やはり一番知りたいのは応募者本人の言葉と考えです。「私はこう考える」「DaBでこれに挑戦したい」と自分の言葉で語ってもらえると、人物像がはっきり伝わります。
先生に見てもらうことはもちろん良いことだと思います。ただ、それはあくまで「アドバイス」として受け止めるくらいがおすすめ。最終的には、自分が本当に伝えたいことを軸に、書いてほしいですね。そんな履歴書をお待ちしています。
――添削に捉われ過ぎず自己主張をすることが大切なのですね。
その通りです。自分の言葉で伝えることが、まず大前提ですね。
証明写真の加工のし過ぎもあまり好ましくないですね。以前、面接でお会いしたら印象が違っていて戸惑ってしまったケースがありました。なるべくありのままの姿で撮影してもらえると嬉しいです。
書類選考ギリギリの分かれ道はサロン来店時の印象を反映
――成績証明書は何を見ている?
出席日数はしっかりとチェックしています。
――欠席や遅刻が多いと選考に影響が?
その理由だけで不合格になることはまずありません。ただ、面接の際に必ずその理由を確認しています。背景がわかれば納得できることもあるので。
――書類選考で見送りになってしまう人のケースを教えてください。
かなり抽象的ですが、「DaBっぽくない」と感じてしまう人でしょうか。
ただ、書類だけで判断してすぐにお見送り、とはしません。お店に来てくれた時に接客したスタッフに意見を聞きます。関わった人が「すごく印象に残っている」とか「面接でぜひ話してみたい」と、誰か1人でも声が挙がれば、次のステップに進んでもらいます。
やっぱり、これから長い時間一緒に働く仲間になるわけですから、今いるスタッフたちの「生の声」はすごく大事にして、選考に反映させています。
書類選考を通過するためのポイント
1.志望動機は「そのサロンじゃなければいけない」理由を明記する
2.マニュアルライクな書類にせず、自分の意思や考え方をアピールする
3.写真は自分を偽るのではなく、ありのままの姿を提出する
取材・文/東 菜々




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