コラム・特集 2017-03-29

収納の前に「ものダイエット」! サロンでも家でも役立つ収納テク#1

4月から新しい季節、新しいライフスタイルのスタート。

サロンも家もスッキリと整えて、気持ちよく過ごしたいものです。とくに、サロンがスッキリしていると、仕事がはかどることはもちろん、お客様が心地よくくつろげる空間にもなります。

そこで、収納のプロに、サロンでも自宅でも実践できそうなアイデアをクローズアップしてもらいました。

先生は、整理収納アドバイザーの大木聖美さん。自宅の収納の工夫はもちろん、整理収納の講座や、個人宅のお片づけサービスなどでも活躍。また、北欧インテリア、無印良品やIKEAの商品の活用術などを綴ったブログ「我が道ライフ」が人気です。

今回は、ご自宅をモデルにして、具体的にアドバイスしてくださいました。ぜひ、参考にしてくださいね!

もともと、ものが多かった!

中学生、小学生の男の子2人がいるとは思えない、スッキリしたお宅。今でこそ、ものが厳選されて整っていますが「もともと、ものは多かったんです」と大木聖美さん。自己流で片づけていたときは、あるもの全てを収納することに一生懸命でした。その後、一戸建てに引っ越してスペースが増え、子どもが生まれこともあり、ものはさらに増える一方でした。

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自宅のキッチンに立つ、大木聖美さん。キッチンはなるべくものは外に出さずに、スッキリしています。

ひたすら、ものを収納していましたが、そのうちに、整理して減らさないと、ものに埋もれてしまうことに気がつきました。その後、整理収納アドバイザーに資格をとろうと決意し本格的に勉強を始めてみたら、「ものを整理してから収納する」ことの大切さを実感しました。

「リビング、キッチン、洗面所など家中の全てのものを、“いる”、“いらない”に分けてみたら、“いらない”ものがたくさん出てきました。同じようなものをたくさん持っていることにも気がつきました」

処分するかどうか迷うものは『とりあえず箱』に、しばらくキープ。例えば、値段が高かったからなかなか捨てられない、思い出があって手放せない…などは、すべて『とりあえず箱』に入れてみました。

ものを減らしたら暮らしがラクに

「今まであったものを処分するのは、大変なことです。スムーズにできなくて当たり前。私も、最初は『とりあえず箱』がいっぱいになりました」

もし、いると思ったら元に戻せばいいやと思ったら、気持ちがラクになる『とりあえず箱』の存在は大きかったそうです。

そして、意外なことが起こりました。余裕ができた場所はものが取り出しやすくなり、探しものが減るなど、いいことがいっぱい。さらに、『とりあえず箱』に入れたものがなくても、不便はなかったのです。結局は、ものは元に戻さず、処分することになりました。

そんな経験をしてから、大木さんは今あるものをすべて収納するのではなく、まずは整理し、不要なものを減らしてから収納することを心がけるようになりました。

これは、自宅だけでなく、サロンでも役に立ちます。スペースが限られているサロンだからこそ、できるだけものは少なくして、スッキリした空間をキープしたいですね。

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ものが厳選され、ホテルのような洗面所。「場所をとるバスタオルはやめ、フェイスタオル6枚と、予備のフェイスタオル6枚にしたら収納に余裕がでました」。自分にとっての要、不要を考えることが大切です。
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キッチンの引き出しは、無印良品を活用。ワイヤーバスケットを2つ重ねたり、高さがあるメイクボックスを使い、奥行きのある引き出しに無駄なく収納します。

少しずつ始める、『ものダイエット』

では、具体的にどのようにしたらいいのか、大木さんに教えてもらいました。

「初心者さんにおすすめなのは、私も実践している『ものダイエット』です。講座でも、収納をダイエットに例えて、『太る=家にものがあふれている』と説明すると、生徒さんも納得してくれます」

『ものダイエット』の手順

1.家の中を6つに分ける
リビング、キッチン、洗面所&トイレ&浴室、クッローゼット、玄関など6つのパートに分けます。

2.1日1カ所から、不要なものを3~5個見つける
例えば、リビングから3~5個不要なものを見つけて、処分します。1日1カ所なので、所用時間は10分。処分するか迷うものは、「とりあえ
ず箱」に入れておきます。

3.週1回はお休みして、3~5サイクル続ける。
家の中を6カ所に分けたので、1日1カ所チェックして週1回はお休み。同じことを、3~5サイクル続けます。

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洗面所で「ものダイエット」をする大木さん。ものは常に増えるので、定期的にチェックするのがおすすめ。
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洗面台の引き出しは、グループ分けして無印良品のメイクボックスで仕切っています。

「最初の1~2サイクルは、不要なものが簡単に見つかりますが、それ以降はだんだん難しくなってきます。そうすると、『本当にこれは必要?』と、ものと真剣に向い合うことになります。ぜひ、たくさんの人に挑戦して欲しいですね」。大木さんは、この『ものダイエット』を、今でも半年に1回くらいは続けていて、ものを増やさないようにしています。

「ものダイエット」なら、サロンでも気軽に始められそうです。仕事をしながらでは、片づけのためにまとまった時間がとれないもの。短時間で終わる「ものダイエット」は最適です。自分なりにアレンジし、やりやすい方法を見つけて下さい。

春になったので、体も、ものも、ダイエットしたいですね! 次回の#2では、片づけることが楽しくなる収納をご紹介します。

取材・文/大橋史子(ペンギン企画室)
撮影/小山志麻

Profile

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大木聖美さん

整理収納アドバイザー。IT企業でSE、絵画講師を経て、出産を機に専業主婦に。その後、整理収納アドバイザーの資格を習得。現在、整理収納アドバイザー2級認定講座、個人宅の整理収納お片づけサービス、自宅セミナー(不定期)、web媒体への記事寄稿など、多方面で活躍中。収納のコンセプトは「シンプルで使いやすく快適、そして美しい収納」。夫、中学生の長男、小学生の二男の4人暮らし。ほぼ毎日更新している、ブログ「我が道ライフ」も好評。
ブログ「我が道ライフ」
http://wagamichilife.jp

Information

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『スッキリ心地よく暮らす プロ5人のおうち収納テク』(¥1,200/オーバーラップ)

https://www.amazon.co.jp/スッキリ心地よく暮らす-プロ5人のおうち収納テク

大木さんをはじめ、収納のプロ5人の自宅を訪ね、実践している収納ワザ見せていただきました。仕事、家事、子育てと忙しい方々ですが、自宅はいつもスッキリ。そのヒミツを紹介します!収納が苦手な人や初心者さんにもわかりやすい、写真で説明する構成になっています。内容は、場所別の具体的な方法、家族に協力してもらうアイデア、ものを増やさない考え方、収納グッズの選び方、クローゼットや押し入れの活用法など。きっと参考になるものがあるはずです。

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