備えあれば憂いなし!最小限でもこれだけは備えておきたい防災グッズ
もはや地震や津波などの自然災害は、万が一の物ではなくなってきました。いざという時のために防災グッズを詰め込んだ防災リュックを備えているという方も多いと思いますが、具体的には何を揃えて入れておけばいいのか疑問に思うことも。
実際に災害を経験した時に、いま防災リュックに入れているグッズは本当に役立つものなのか、他にもっと入れておくべきものがあるのではないかと不安にないますよね。最小限でもこれだけは備えておきたい防犯グッズについて紹介しますので、もう一度自宅にある防災リュックの中身と比べて、必要なものを見直してみましょう。
まず一番大切なのは水
人間が生きていく上で欠かすことができないのが「水」で、災害時に備えて一番優先して確保しておきたい防災グッズとも言えます。
とはいえ、水は重たいし、どれくらいの量を備えておけばいいのか考え始めるとキリがなくなりますが、最低でも500mlのペットボトルを人数分、備えておくといいでしょう。ペットボトルで備えておけば、空になった後も川や地下水などから水を補修する際に役立ちますし、500ml程度のサイズは負担になる重さではないですしもち運びにも便利です。
災害が起こればライフラインは断たれ、いままで当たり前のように蛇口をひねれば出ていた水も出なくなります。こうしたことを想定して、防災グッズとして水を備える場合にも後々に応用しやすい形態のものを選んでおけば少しは安心です。
最小限の非常食の準備も必要
水同様に食べるものがなければ生きていけません。防災用に備えるとなるとそれなりに長期間の常温保存ができる食料が前提となるため、レトルト食品や缶詰、インスタント食品、乾パン、お菓子類、防災用の非常食など限定されていきます。
目安としては、1人当たり3日分くらいの食糧を確保することが理想ですが、人数が多い場合はそれだけ備えなければいけない量が増えてしまい、いざという時に持ち出すのも困難になります。そうした場合は防災リュックをいくつか準備しておき、避難する際にはそれぞれに背負って持ち出すようにすればある程度の食料を確保することも可能となります。
また、防災用の非常食としてチョコレートや飴もカロリーが高いため備えておくにはおすすめ。子どもがいる場合は、精神的に落ち着かせるためにも役立つはずです。
ある程度の小銭の用意と貴重品もまとめておくこと!
災害が起こり水道が断水してしまっても自動販売機が使える場合もありますので、ある程度の小銭も用意しておくといざという時に安心です。今では連絡のやり取りは携帯電話が中心となっていますが、災害時は回線が混雑して安否確認も取りにくくなる可能性もあります。
最近ではあまり見なくなりましたが公衆電話の使用も想定して10円玉をある程度用意しておき、小銭だけでも二千円ほど準備しておけば以外に役立つこともあるかもしれません。
また、通帳や印鑑、カード類、証明書、健康保険証、パスポートなどの貴重品もひとつにまとめ、いざという時にすぐに持ち出せるように防災リュックの中、もしくはそのそばに待機させておくと安心です。貴重品は日々の生活の中でも頻繁に使うことが多いため、防災リュックの中に入れっぱなしにしておくことは難しいかもしれませんが、できるだけひとまとめにして保管することをおすすめします。
生活用品で備えておくと安心の防災グッズ
水や食料、貴重品は、いざという時に欠かすことができないものですが、生活用品でも備えておきたい防災グッズはいくつかあります。あれもこれもと揃えるとキリがないので、必要最低限で防災リュックにまとめることができるグッズを紹介します。
まず備えたいのがトイレットペーパー。携帯用トイレもありますが、やはり利便性や使用頻度を考えるとトイレットペーパーのほうが断然おすすめです。ただ、トイレットペーパーはかさばるので、芯を抜いて圧縮した状態で備えるようにすると、防災リュックの中でも邪魔にならず他のものを入れておくスペースを確保することもできます。他にも女性の場合は生理用品が必要となりますし、下着の替えも準備しておいた方が安心です。
寝る時に使いたいブランケットも圧縮してコンパクトにし、懐中電灯、軍手、メモ用紙やペン、薬を服用している方は常備薬など、備えておきたい防犯グッズは個人個人でも若干の違いがでてきます。以外に忘れてしまいがちなのが歯ブラシ。歯磨きができない状態が続くと感染症にかかりやすくなる場合もありますので、携帯用の歯ブラシや使い捨ての歯ブラシでもかまいませんので、一人一本用意しておくといいでしょう。ブラッシングを必要としない液体の歯磨きなどもありますので、こちらもおすすめです。
文・sapuri