美容業界の雄が、これほど愛される秘訣とは『air-OSAKA』
ヘアサロン業界でその名を不動のものとしているairグループの中でも、グループ随一の最大面積を誇るのが大阪の心斎橋にある大阪店。“ビューティー&ライフ”がコンセプトだけに、広々とした店内にはヘッドスパや歯のセルフホワイトニングブース、キッズルーム、エステやマツエクを行うブース、自社開発製品のショップなども併設。この1店でトータルビューティーが叶うことから、モデルや女優からの信頼も厚いサロンとして有名です。今回は2014年のオープン時に銀座店の副店長から大阪店の副店長として来阪し、現在の大阪店を一から作り上げた遠藤隆弘さんにお話を伺いました。
“美“のエキスパートから圧倒的に支持される理由とは?
――全国各地にあるairのサロンは、女優やモデルといった言わば美のプロフェッショナルが多数通うことでも知られていますが、美に対してシビアな目を持つ方々からここまで愛される理由はどこにあるのでしょう。
「特別女優さんやモデルさんだから、ということはなく、ご来店いただいた全てのお客様にサービス以上の価値を感じてもらうことを非常に大切にしています。店のコンセプトが“ビューティー&ライフ”なのですが、ヘアデザインはもちろん、肌診断やマッサージのサービスなど、体の内外から女性のキレイをサポートするのが我々の使命。そのためお客様のファッションやメイク、お顔のパーツなどを多角的に見て、一番似合うヘアスタイルやカラーを提案します。その上で、僕自身は他と少し違う新しいバランスを取り入れる工夫をしています。定番のスタイルでもその人の個性にあったバランスをプラスすることで、ヘアスタイルがよりその人らしいものになる、そういった技術にプラスαを加えること、さらに再現性の高さや髪にダメージを与えない、という点が幅広いお客様に支持していただいている理由なのだと思っています。」
細部までの徹底したこだわりが快適を生む
――カットをはじめカラーやパーマといった施術のレベルの高さはもちろんですが、技術面以外でも力を注いでいる点があるそうですが?
「ヘアスタイリストである以上技術が確かなことは基本ですが、例えばカット前にお客様にクロスを着ける際の着け方や、カラーの時の刷毛のタッチなど、スタッフ同士で練習し共有することでより快適なものになるよう意見交換をしています。また、アシスタントだけではなくスタイリストも毎月勉強会を行い、シーズンごとのトレンドをチェックする作業も欠かせません。こういった、お客様にとっての心地良さやトレンドをいかに似合うようヘアデザインに落とし込むか、という面も重視しています。そのためスタッフは作品制作も積極的で、これは技術面でプラスになるだけでなく、見え方や見せ方を学ぶ練習にもなっていますね。」
オリジナルプロダクトのファンも多数!
――心地良い空間で美しくなってもらうため、目に見え辛い部分までも完成度を上げる努力を惜しまないという姿勢が伝わってきました。そういった面に加え、オリジナルの商品も人気ですね。
「airオリジナルのシャンプーやコンディショーナーをはじめ、カラーリング剤の新開発に携わる機会も多いですね。僕自身も以前頭皮と髪を同時にケアする『Moe Moe』というシリーズの開発に携わっていましたが、自分たちで開発したプロダクトを使えるというところもairの魅力の一つだと感じています。素材から髪への優しさなどを含め、我々が絶対の自信を持って使える製品ですから、サロンで試して以来愛用してくださっているお客様が多いです。また、商品のみを買いに来られる方もたくさんいらっしゃいますよ。」
多くの女性に愛されるサロンだからこそできるプロダクト開発や、細部に至るまでのおもてなし、技術とセンスを磨くための様々な努力など、airがヘアサロン業界でトップクラスをひた走る理由が垣間見れるお話でした。後編では、巨大サロンのバックステージへご案内します。
Profile
遠藤隆弘さん
air OSAKA 副店長
専門学校卒業後に東京の別のヘアサロンを経てairに入社。銀座店で副店長としてサロンワークを行う傍ら製品開発にも携わり、大阪店のオープニングと同時に大阪店へ。現在はサロンワークやスタッフ教育など幅広く活躍している。