モチベーションがアップする! 女性の体と深い関係の「ツボ」
女性の体はデリケートなもの。少しの変化で体調を崩して気分も落ち込んでしまうことがあります。それは、女性ホルモンが大きく関係しているから。健康面でも美容面でも、ホルモンのバランスを整えることが大切なポイントになります。元気に仕事をするためにも、女性の体と深い関係にあるツボを刺激して、モチベーションアップを実践しましょう!
女性ホルモンに関係するツボを押して美しく
ツボを押して様々な不調を緩和させることができるということはご存じの方も多いと思いますが、ツボ押しで女性ホルモンを増やすことができるということはあまり知られていないかもしれません。ツボは「気・血・水」が体内を循環するための経路を調整するポイントのことで、これらが滞ることなくスムーズに流れることで健康な状態を保つことができます。
ツボを刺激した情報が脳に届くと女性ホルモンも刺激されて分泌が促されるため、女性特有の症状やお悩みを緩和することができ、女性ホルモンが増えてバランスが整うことで、美容面でも嬉しい効果を期待することができます。
■女性の大敵・冷え性には「至陰(しいん)」&「太谿(たいけい)」
冷え性は体が冷たくなってしまい、免疫力が低下して様々な病気や不調の原因になってしまいます。「万病の元」とも言われている冷え性は女性にとっても大敵で、肩こりや頭痛・めまいなどの他に、肌荒れやシワ・タルミなどの美容面でも良くない影響がでてしまいます。
そんな冷え性を改善させるために効果的なのが「至陰(しいん)」と「太谿(たいけい)」のツボ押しで、二つとも足にあるツボなので自分でも簡単に押すことができます。
「至陰」は足の小指の爪の生え際の外の角からかかとに向かって2mmほどの位置にあり、はじめに小指全体をじっくりともみほぐしてから押すとより効果的です。
「太谿」は内くるぶしからアキレス腱に向かったところにある大きなくぼみで、押してみると痛気持ちいのですぐに分かります。
至陰も太谿も「緩圧法」という押し方で5分ほどじっくりと押します。「緩圧法」は、はじめに「1・2・3・4・5」と数えながら徐々に押す力を加えていき、「1・2・3・4・5・6・7」と数える合いは深く押し続け、「1・2・3・4・5」と数えながら徐々に押す力を抜いていきます。最後の押す力を抜く時は指を皮膚から離さないのがポイントで、これをくり返してツボ押しをします。
■美肌を目指すなら「合谷(ごうこく)」
手の親指と人差し指の骨が交わる手前にあるくぼみが「合谷」で、反対の手の親指と人差し指で挟んで指圧します。新陳代謝を活発にしてくれる効果がきたいでき、免疫力アップの他に肌力を上げて美肌を目指すこともできます。指圧をしてることが一見分かりにくい位置にあるツボなので、外出先やちょっとした待ち時間などどこでも手軽に指圧することができます。
■頭皮・髪の悩みには「百会(ひゃくえ)」
頭頂部の中央にある「百会」は、精神的な不調の改善や頭痛・髪の悩みの改善にも効果を期待することができます。両耳から頭のてっぺんに伸ばした線と、眉間の真ん中から頭のてっぺんに伸ばした線とが交わる部分が百会のツボです。百会は全身に通じるツボとも言われているので、なんとなくダルイ、やる気が起きないといった時にも指圧してみるといいでしょう。
■生理痛・生理不順には「血海(けっかい)」&「三陰交(さんいんこう)」
女性にしか分からない生理痛や生理不順は、「血海」と「三陰交」のツボを押して乗り切りましょう!
まず「血海」はひざの内側になるツボで、整理特有の重だるい腹痛や腰痛などの緩和に効果的です。両手で太ももをわしづかみにするように両手の親指を重ねて、「緩圧法」でじっくりと指圧していきます。
「三陰交」は内くるぶしから指四本分上にあるツボで、血行を促進して冷えを取り除く効果が期待できます。両手の親指を重ねて深く押しこむように指圧します。「緩圧法」で朝晩2回行なうと女性ホルモンのバランスが整い。更年期障害などの緩和にも効果的です。
文・sapuri