歴史を重ねながら革新を続ける学校 岩崎学園横浜fカレッジ
横浜駅から徒歩約3分に位置する横浜fカレッジ。洋裁学校として1927年に開校以来、約7万人の卒業生を輩出してきました。時代に合わせて変化し続け、最先端の美容・ファッション・ブライダルを学べる学校として人気です。
そんな横浜fカレッジについて、後編の今回は学校長の岩崎先生にお話をうかがいました。
常に進化し続ける業界で、自分らしく働く技術を身につけてほしい
――横浜fカレッジの教育理念を教えていただけますか。
「本校は、美容・ファッション・ブライダルを学ぶ今年で開校90年を迎える学校です。創立者は私の祖母で、当初から『教育を通した社会貢献』を理念としてきました。技術と知識を持った若い人を世のなかに送り出すことが、社会貢献に繋がると考えていたんです。私も祖母が掲げていたその理念を大事にしています。学生たちには『好き』を仕事にするための技術を存分に学び、個性を活かせる仕事に就き、自分らしい人生を歩んでほしい。そうしてやりがいのある仕事に就いた彼らが、ここで学んだことを世のなかにサービスとして還元してくれれば、社会貢献に繋がると考えています」
――具体的にどのような教育をされているのでしょうか。
「今の若い人たちのニーズや流行をきちんと知り、どうすれば社会に出てより活躍できる人材に成長できるかを意識しながら、時代遅れとならない教育を施すようにしています。蓄積された教育方法だけでは、必ずしも毎年入学する18歳の人たちとマッチするとは限りません。そのため、それまでの教育方法をなんとなく続けるのではなく、時代に合わせて教育内容は改善していくようにしています。もちろん、技術や美容理論など、それほど変わらないものもありますので、そのような基本はきちんと教えつつ、時代に置いていかれないよう、プラスアルファで必要になってくる知識も学べるようにしているんです。たとえば今の美容師ですと、どうSNSを使ってファンを増やしていくかが大事になっています。そこで、携帯電話のカメラで人やものをきれいに撮影するレッスンなども設けています」
人として大切なことを、学校を通して学べるように
――美容師として成長するにあたり、何が大切だと思われますか。
「技術や知識を身につけることはもちろんですが、友達や先生と良好な関係を築きコミュニケーション力を磨くことも大事だと思っています。学生時代もそうですが、社会人になってからは人間関係がより重要になってきます。そのため担任やクラスメイトとだけでなく、学科を超えた人間関係を作れる学校のイベントに積極的に参加してもらうようにしています。たとえば学園祭でのファッションショーや、外部の審査員を招いた大きなコンテストなども行っています。こうしたイベントでは他学科の先生や学生とも接することができるので、普段は関わりが少ない人たちと話す機会を得られます。そういった場を通して、あまりコミュニケーションが得意ではない学生にも人間関係の広げ方を学んでもらえたらと考えています」
――こちらで学ぶにあたっての魅力はなんでしょうか。
「たくさんありすぎて言いきれません(笑)。いくつか挙げるとすれば、ひとつは決まった分野のみでなく、さまざまなことを学んでいる同世代の人が身近にたくさんいるということです。ここでできた繋がりは卒業後も活きてくると思います。たとえば美容師になって『作品を撮りたい』と思ったとき、ファッション系の学科の友人の手を借りることができるかもしれません。また、幅広く教養を得る機会を当校は設けているので、思考にも広がりができると思います。たとえば『おもてなし教育』というカリキュラムがあり、風呂敷の包み方や花の生け方、和食の食べ方などの日本の伝統文化を学ぶんです。一見美容には関係ないように思われるかもしれませんが、こういった経験をすることで感性が磨かれますし、将来、何かのアイデアに繋がる可能性もある。美容の知識や技術をひたすら詰め込むのではなく、ワクワクしながら多くの経験をここで積んでもらえたらと考えています」
90年という長い歴史がありつつも、常に柔軟に進化し続ける岩崎学園横浜fカレッジ。学生たちがワクワクしながら感性や知識、技術を高め、社会でより活躍するための教育環境が用意されています。
School Data
学校法人岩崎学園横浜fカレッジ
http://yfc.iwasaki.ac.jp/index.html
〒220-0004 横浜市西区北幸1-2-7
TEL:045-311-5561