前向きにがんばれる姿勢を評価! 得意分野を活かして自分らしく働く【「LONESS」代表 片山良平さん】#4
美容師を目指す学生、新天地を目指すスタイリストさんにとって、避けては通れない就職活動。採用を勝ち取るためには、どんな準備が必要? 心がまえは? そんな疑問を、実際のサロン採用担当者にインタビュー!
お客様も働くスタッフも「自分らしく」いられるサロン「LONESS」。前回に引き続き、「LONESS」代表の片山良平さんにお話を伺います。
最終回となる今回は、「LONESS」の採用事情の総まとめ! 「LONESS」が本当に求めている人材とは? 学生時代に準備しておくと良いことや考え方のアドバイスなどもいただきました。
お話しを伺ったのは…
「LONESS」代表 片山良平さん
地元・愛知県にある名古屋美容専門学校に進学。卒業後イギリスに留学。ヴィダルサスーンのスクールシップに参加した経験も。卒業後は都内有名サロンにて約10年間勤務し、クリエイティブディレクターとしても活躍。独立後は「LONESS」を立ち上げ、今年で美容師歴は20年目。現在は、代表取締役を務めながらスタイリストとして活躍中。
前向きにがんばれる人とのマッチ度が高い
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――「LONESS」が求める人材の特徴を教えてください。
面接時に好感が持てる人の特徴のときも話しましたが、「明るい・ポジティブ・素直」を持ち合わせている人でしょうか。イメージカラーでいうと、オレンジや黄色などの暖色系に例えられるような。
あとは、スタイリストとしてがんばっていきたい気持ちがしっかりとある人。僕は最初、地元を出るつもりはありませんでした。美容学生として歩んできた道のりを振り返ると、そこにはいつも支え合える仲間や刺激を与えてくれた環境がありました。周囲の環境に恵まれたからこそ、今があると思っています
LONESSには、その環境が整っています。必要なのは、ただ、「成長したい」という気持ち。それさえあれば、うちとのマッチ度は高いと思います。
――ご自身の経験をもとに、「LONESS」の環境を作り続けているのですね。
仕事をゲームに例えるなら、ゲームは簡単にハマれるけれど、仕事となるとそうはいかない。続けていく中でいろんなことを知り、体験、実践することでゲームよりも楽しい深みにたどり着ける。 だからこそ、より深みを目指していける人であってほしいと思います。
学生時代は自分の得意・不得意を把握しておくこと
――求める人材が入社して、サロンにどのような影響を与えましたか?
それぞれ得意不得意がありますが、補い合って良い循環が生まれていると感じています。
採用する際はアシスタントから始まり、次はアシスタントリーダーに、さらにスタイリストになって…と成長していく姿を想像しています。その人の本質がリーダーシップを取るタイプなのか、リーダシップを取りながらサポートする力もあるのか、それとも完全にサポートにまわるタイプなのか。いろいろな役回りがある中で、当てはめて採用を決めています。とはいえ、全てが想像通りなんてありません。ただ、「LONESS」では個々の得意なところを伸ばす教育をしているため、誰かの不得意は誰かが得意であるのでうまく補い合うようにしています。
みんながみんな「同じ」だとおもしろくないですし、新しいものも生まれにくい。「LONESS」は一人一人の個性を尊重し、高められる方針をとっています。
――対策のために学生時代に準備しておくと良いことは?
学生生活は楽しむべきですが、それと同じくらい取り組むべきことはあると思います。例えば、テストに向けて勉強しないといけないのにがんばれない人は、次のステージでもなかなか取り組めない可能性が高い。社会人になってからやろうとするのは難しいんです。学生のうちにそういうメリハリがつけられる人は伸びます。
志望先に合わせて自分を引き上げる努力が必要
――就活中の学生にアドバイスお願いします。
僕はよく「どんな人を採用したいんですか?」と聞かれるのですが、その度に「あなたはどんな人と働きたい?」と逆に質問を返しています。そうすると大抵の人は、「元気で一生懸命な人と働きたい」と答えてくれるので、「僕も同じだよ!」と伝えています。
例えば、毎日寝坊してきたり、接客の声が小さい人とはあまり働きたいとは思いませんよね。いつもきれいで感じの良い飲食店は、何もしなくても自然にきれいな状態になるわけではなくて、スタッフ一人ひとりが「きれいにしよう!」という気持ちで行動するから保たれているんです。
「ここで働きたい!」と思ったら、自分もお店の一員としての意識をしっかり持つことが大切だと思います。学生のうちから「サービスを受ける側」から「提供する側」に気持ちを切り替えておくと、将来必ず役に立つはずです。
「LONESS」が採用したい人まとめ
1.仕事に誇りをもち、時間をかけて成長する努力ができる人
2.自分の得意・不得意を理解して、補い合うことができる人
3.憧れに終わらず、そのサロンの一員である自覚を持つことができる人
取材・文/東 菜々
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