苦手な上司がいなくなる、失敗しないコミュニケーション法

朝と夜では言うことがコロコロ変わる・すぐ怒鳴る・無口なので話しかけづらい……などなど、「上司となかなか上手く付き合えない」とお悩みの人は多いのでは? けれども、一緒の部署にいる以上は、毎日イヤでも顔を付き合わせなければならないし指示も聞かなければいけません。ストレスをためこまないように、できるだけ上司とは上手に付き合いたいものです。そこで、ここでは、上司との上手なコミュニケーション術をご紹介しましょう。

履歴書なしで応募可能!

実際の求人を見てみる

ネガティブな感情を表に出さない

コミュニケーション法

頑張っているのに、指示がコロコロ変わったり、「まだ出来てないのかよ!」などと怒る上司を見ていると「やっていられるか!」と腹が立つこともあるでしょう。毎日、そんな状態が続くと上司に対する悪感情も沸いてきます。しかしながら、あなたの心に芽生えたネガティブな感情は相手にも伝わります。面と向って文句を言わなくても、あなたの態度や目つき、挨拶の仕方などから「いつは自分のことを嫌っているな」と察するのです。

「そんなに敏感な人じゃないよ」と、侮ってはいけません。多くの部下を見てきた上司は、結構ネガティブな気配を見破るのです。あなたが抱いているネガティブな感情が上司に伝わるのは、あなたにとって不利になります。難しいとは思いますが、「嫌いだ」「うっとうしい」などの感情を声や表情、態度に出さないようにしてください。

上司をねぎらう言葉をかけよう

自分の指示が変わったのに「おい!まだ終わらないのか!まったく仕事が遅いな」などと頭ごなしに言われると、こちらも「自分の指示が悪いくせに」とカッとなりますよね。けれども、そこはぐっと感情をおさえ上司をねぎらう言葉をかけてみましょう。「◯◯さんも大変なのに、すみません」「遅くまでお疲れさまです。注意して頂いたのでもうすぐ終わります」など、その上司にあった言葉をかけてみましょう。

ネガティブな言葉にネガティブな言葉を返しても関係がこじれるだけです。ねぎらう言葉をかけてくれる相手には誰でも悪い感情は持たないので、上司も「自分の指示もちょっと悪かったな」と己を反省するようになってくれるのでしょう。

履歴書なしで応募可能!

実際の求人を見てみる

上司の指示は必ずメモに残す

コミュニケーション法

上司から仕事の指示が出たときにはノートに書き留めて、「◯◯は明日まででよろしいですね」と口頭で確認しましょう。もし、指示が変わったなと感じたら、ノートを見せつつ「◯◯は明日までとおっしゃっていましたが、それでは明後日まで延期してもよろしいですね」などとソフトに確認しましょう。「言った言わない」になるとただ口論になるだけです。冷静に対応するようにしてください。

上司が話をしているときは頭から否定しない

コミュニケーション法

上司が話をしているときに、「それは無理ですよ」「それは違いますよね」と頭から否定するのはやめましょう。自分が上司と反する意見を持っているときには、取りあえずすべてを聞いてから、「わかりました。その場合は、自分は◯◯する方法もあるかと思っていましたが……そうではないほうがいいですよね」などと言ってみましょう。最初に上司の意見を肯定しながら、「自分はこういう方法もいいかとは思うのですが、だめですかね」と上司に判断をあおぐような感じで話を持っていくと、結構聞く耳を持ってくれることも多いものです。

親近感を持たせるコミュニケーション・テクニック

コミュニケーション法

1.上司のなにげない会話を覚えておく

人は誰でも、自分に興味を持ってくれたり自分の言ったことを覚えていてくれたりするのはうれしいものです。上司との距離感を縮めるためには、上司の会話に興味を持ったり、上司がさりげなく話をしたことを覚えているところをアピールしましょう。

たとえば、上司が「明日は夕方から緊急会議か。娘の誕生日なんだけどな」などとぼやいたことを覚えておきましょう。「昨日、娘さんのお誕生日だったのですよね。お誕生日会に間に合いましたか?」などと聞いてみましょう。もしかしたら、「娘が怒ってしまってね。何かいいプレゼントはないかな?」などと相談を持ちかけてくれるかもしれません。仕事とは関係のないことですが、「覚えていてくれた」「相談に乗ってくれた」のはうれしく感じ、あなたに対して好感を持ってくれるでしょう。

2.さりげなく気遣う

  • 咳き込んでいる上司に、マスクやのど飴をプレゼントする
  • 残業している上司に差し入れをする
  • 疲れた顔をしている上司に「大変ですね。無理しないでくださいね」などと声をかける
  • 単純なことですが、自分がされたらうれしく思いますよね。自分がうれしいなと感じた気遣いを上司にもしてみましょう。あくまでもやりすぎない程度にサラッとやるのがポイントです。

少しずつ、ゴマすりと感じない程度の気遣いを続けると、上司もあなたの心遣いをうれしく思い好感を持つようになるでしょう。そういう相手には、理不尽な怒りをぶつけたり、こき使ったりはしづらいものです。
思いつきでバンバン指示を出すような上司でも、ちょっと立ち止まって「こんなに指示を1度に出したら大変だな」と部下を思いやる気持ちが芽生えてくるでしょう。

腹の立つ上司にこちらから歩み寄るのは難しいとは思います。しかしながら、自分も腹を立てていては何の解決もしませんし、関係がギスギスすると仕事もスムーズに進みません。自分のためにも、冷静に上手にコミュニケーションをとるようにしてください。

文/sapuri

業界未経験でも企業からスカウトが届く まずは登録
この記事をシェアする

編集部のおすすめ

関連記事