意思の疎通が難しい? ゆとり世代&バブル世代との関わり方

若いスタッフといっしょに、大人のお客様を迎えるビューティサロンの仕事。つまり、今、自分よりも若いゆとり世代と、逆に自分よりも年上のバブル世代に挟まれている環境の中、「何かと気苦労する」「なかなか意思の疎通ができない」と悩んでいる30代世代が少なくありません。ゆとり世代とバブル世代は特徴や考え方が大きく異なります。そこでここでは、ゆとり世代とバブル世代を分析して、上手に付き合う方法をご紹介しましょう。

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ゆとり世代とは?ゆとり世代&バブル世代

2002年~2003年にかけ、小・中学校と高等学校の学習指導要領が大きく改定されました。今までの詰め込み式の教育ではなく、子供たちは時間をかけてゆったりと勉強させたほうがいい……と、余裕のある授業方針や計画に変更になったのです。しかしながら、この方針は全体的な学力低下につながってしまい再び改訂されることになりました。この、ゆったりとした教育を実施した期間が「ゆとり教育」と皮肉まじりに呼ばれるようになってしまったのです。ゆとり教育を体験した世代は、1987年4月2日生まれの人から、1996年4月1日生まれの人になります。

ゆとり世代の特徴とは?

ゆとり世代はどのような特徴があるのでしょうか。

  • ストレスに弱い…競争させない方針の中で育ったために、イヤなことやつらいことからすぐに逃げ出してしまう
  • 失敗を恐れる…失敗した経験が少ないので、失敗を恐れるあまりにチャレンジ精神を持たない
  • 言われたことだけをやる…頼まれたことはきちんとやるけれども、自分で工夫をしたり余裕があればもっと先に進めたりなどが臨機応変にできない
  • 会社の付き合いよりもプライベートを重視…上司や同僚などとお酒を飲むのを好まず、さっさと退社して自分のプラベートの時間を大切にするタイプが多い

よく「まったく、これだからゆとり世代は!」などと批判されることがありますが、実際にゆとり世代は、叱られたりミスをしたりするとすぐに会社を辞めてしまう、仕事に対する根性がないなどともいわれています。

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ゆとり世代との付き合い方

ゆとり世代&バブル世代

消極的でマイペースなゆとり世代ですが、ITや新しいものに強く積極的という一面を持っています。また、昔の人間のようにズカズカと人のプライバシーに踏み込むようなことはせず、適度な距離感を保つことができます。そんなゆとり世代は、学生から社会人へのスイッチをしっかりと入れ替えさせ、厳しく叱責するのではなく、ほめながらのばしていく付き合い方のほうがいいでしょう。

バブル世代とは?

ゆとり世代&バブル世代

日本が好景気に湧いたバブル期を経験した人たちを「バブル世代」と呼びます。1986年~1991年の間に就職した世代なのです。基本的には、1965年4月2日~1970年4月1日生まれの人が、バブル世代になります。

バブル世代の特徴とは?

バブル世代の人には以下のような特徴があります。

  • パワフル…受験や就職活動など競争を勝ち抜いてきた世代なので、基本的にパワフルで元気
  • 金使いが荒い…好景気で給料もいい時代だったので、お金のことは気にせず、好きなことをして好きな物を食べ、好きなものを買うという傾向が強いコミュニケーション能力が高い…SNSやメールがない時代に育ったので、人と人との付き合いは得意とする代わりに、なれなれしい、距離感が近いなどの欠点もある
  • 金銭感覚がずれている…節約が身についている若い世代からみると、「そんなことに、そんなにお金を使うの?」と驚くような大胆なお金の使い方をする欲望に忠実…男女ともにいわゆる「肉食系」が多く、欲しいものは欲しい!と割り切り頑張る人が多い。そのパワーがときとして周囲を巻き込むこともあり、うるさがられたり、うとましがられたりするときがある

バブル世代との付き合い方

ゆとり世代&バブル世代

自分の価値観がはっきりしていて、考えや意見もはっきりと述べる人が多いのがバブル世代の特徴です。そして、距離感が近いので、自分の考えをほかの人に押し付けてしまう傾向にあります。「そういう時代に育ったのだ」とある程度割り切って付き合うことが大切でしょう。
けれども、相談されると親身になってくれる人が多いのもバブル世代の特徴といえます。自分で解決できそうなことでも、少し甘えて手伝ってもらったり意見を求めたりすると喜んで力を貸してくれる人も少なくありません。打たれ弱い「ゆとり世代」の部下を成長させていくためには、根本的に真逆の特徴を持つ「バブル世代」の上司を直接ぶつけず、上手に間に入って調整役をしたほうがまとまることもあります。

ゆとり世代でもバブル世代でもない世代の人は、職場で両極端な特徴を持つ両者の間にはさまれると、どうしていいかわからずにストレスをため込んでしまいがちです。そして、どんどん両者が苦手になってしまうこともあるでしょう。ある程度「世代間の特徴なんだな」と割り切って、両者のいい部分を自分の仕事に生かすつもりで冷静に付き合ったほうがストレスはたまりません。

文/sapuri

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