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コラム・特集 2017-10-20

美容師が向いてない人の特徴・条件のまとめ

美容師に向いていない人の特徴は、精神面と肉体面に分かれます。精神面では、休みがたくさん欲しい、高い給料がほしいなどの人は向いていません。また、人と話すのが嫌いという人も向いていません。もちろん、苦手なだけならまったくOKです。

肉体面でいうと、特に手の肌質が敏感過ぎる人は向いていません。シャンプーの手荒れによって美容師の仕事自体を継続できなくなることも、稀にあるからです。これで美容師を辞職する人は多いので、美容学校に入る前に自分の肌質を確かめた方がいいでしょう。

美容師に向いていない人の特徴・考え方

美容師に向いていない人の考え方では、まず「休日がたくさん欲しい」というものがあります。美容師は基本的に休めない仕事です。月の休日は6~7日が平均的ですし連休もあまり取れません。また、土日・祝日に休むことはほとんどできません。お盆休みは割と取れますが、世間のお盆より後になることがほとんどです。お正月も着物の着付けなどで休めないことはよくあります。さらに有給休暇も法律的にはあるのですが、消化率は極めて低くなっています。会社として全国展開しているような美容院は別ですが、個人経営のお店などは特に有給休暇は取りにくいと思ってください。

次に、高い給料が欲しい人も向いていません。高給を求めること自体は悪くありませんが、美容師はそういう職業ではありません。高給が欲しいのであれば投資銀行で働く、外資系のコンサルティング会社などで働くなどの選択肢の方がいいでしょう。そこまでではなくても普通の会社員になった方がいいでしょう。総合的に仕事に好待遇を期待する人は、美容師には向いていないと言えます。

コミュニケーション面で美容師に向いていない人の特徴

コミュニケーション面では、人と話すのが嫌いな人は美容師に向いていません。苦手というのはOKです。苦手でも誠実に話そうとしている態度はお客様に伝わるので、これは大きな問題ではありません。努力次第で改善できることです。一方、人と話すのが嫌いというのは努力で改善するのが難しいので、こうした人は美容師を含め、接客業には向いていません。

また、自分のことを話し過ぎる人も美容師には向いていません。話すのが好きというのはいいことですが、あくまでお客様との「会話」でなくてはいけません。一方的に自分のことを話すのが好きという人は、話が好きというより自分が好きな人です。こうした人も美容師には向いていません。

性格がネガティブな人も美容師には向いていません。正確に書くと、ネガティブな部分は誰でも多少はあるのですが、それを人前で出してしまう人は、やはり向いていません。特に仕事の愚痴をお客様に話すというのは言語道断です。これはお客様に対して「あなたが今来ている美容院は、悪い美容院です」と言っているようなものです。たとえ本音に不満を抱えていたとしても、それをお客様の前では絶対に出さないようにすべきです。

人間に対して偏見を持つ人も、美容師には向いていません。たとえば、中国人はマナーが悪い、韓国人は全員反日だなどの思い込みです。確かに一定数そういう中国人・韓国人もいるでしょう。しかし、そうでない人も多いのです。このような偏見を持っていると、いざ中国人・韓国人のお客様が来た時に、そういう感情が無意識のうちに出てしまい、自分にとっても楽しい時間にはなりません。

また、職業で人を見下すことも同じです。お客様との会話の中で仕事を聞き出して「何だ、ごみ収集の人か」などと思ってヘアカットを適当にしたりするのは人としてあり得ないことです。このような見方をするなら、美容師だって人からしたら「薄給の労働者」かもしれません。音楽雑誌に登場するアーティストの半分は、アルバイトで生計を立てているとも言われます。職業や給料で人を差別するのは、美容師以前に人として問題があることです。

逆に、見下すのでなく卑屈になるのもよくありません。たとえば富裕層の人などが来た時に、へりくだるのはよくありません。丁寧な接客は当然しますが、それはあくまで他のお客様に対してする接客と、同じでなくてはいけません。中には、お金の力によって人からヘコヘコされたいという富裕層の人もいるかもしれませんが、そうした人は少数派です。多くの人は普通にしてほしいと思うものです。美容師だって普段利用するカフェなどの店員に、あまり卑屈になられると違和感を覚えるでしょう。それと同じです。

まとめると、接客面では人間としての基本ができている人は、美容師に向いています。「人と話すのが嫌い」という部分だけは、必ずしも悪いことではないので、この部分は人間の基本とは言えません。しかし、あとはすべて人間としての基本なので、それができていれば美容師に向いているということです。

肉体・体質面で美容師に向いていない人の条件

肉体・体質の面で美容師に向いていない人の条件に、まず敏感肌が挙げられます。敏感肌にも程度がありますが、特にひどい場合はシャンプーをできなくなることがあります。美容師なら誰でも手荒れしているものですが、手荒れを通り越してドクターストップがかかるくらいの肌質の人がたまにいます。

これは本人が悪いわけではないので残念なことですが、これが理由で美容師の仕事を続けられないという人もいるのです。美容専門学校まで卒業してからそうなると、学費や時間のロスにもなってしまいます。そうならないように、美容師を目指した時点で、自分が毎日何度もシャンプーをして平気かどうか、1カ月ほど軽くテストしてみるのもいいかもしれません。この時点で「うわ、痛そう」と思った人は、肌質でなく精神的に美容師に向いていません。

足腰の関節が極度に弱い人も、美容師の仕事は厳しくなります。立ちっぱなしは誰でも大変なものですが、腰痛などの持病があると、きついのを通り越して物理的に仕事ができなくなってしまいます。ただ、これについては実力や人気、熱意のある美容師であれば、サロンによっては座りながらのカットでもいいと、配慮をしてくれることもあります。実力や人格がしっかりしている美容師であれば、事情を話せばお客様も納得してくれるでしょう。むしろ、そうして欠点を抱えている人を見ると応援したくなるというお客様もいます。

その他、何らかの持病を抱えている人も、内容や程度によっては美容師に向いていません。弱視である、あるいは色覚障害があるなどです。色覚障害だと微妙な髪のカラーリングの違いがわからないので、カットはできるかもしれませんが、少なくともカラーはできません。

このように、体質的に美容師に向いていない人の特徴はいろいろありますが、一番要注意なのは肌質でしょう。他の体質と違ってやってみないとわからないので、美容学校の入学前にある程度テストをしてみることをおすすめします。

転職も視野に入れてキャリアを見直そう

ここまでの「美容師に向いていない条件」に当てはまるようであれば、転職も視野に入れるのがいいかもしれません。美容師に向いていないというのは、別に悪いことではなく、ただの個人の適性に過ぎないからです。

人と話すのが嫌いでなく、ただ休みがもっと欲しいだけという場合には、整体師・柔道整復師などに転職するのもいいかもしれません。これらの職業も特別休みが多いわけではありませんが、美容師よりは休みやすくなっています。また、フィットネスやヨガなどのインストラクターも、フリーランスではなくスポーツジムの会社員として働くなら、やはり休日は取りやすくなります。

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