脱毛サロンの仕事を辞めたい理由とは? 転職先におすすめなのはどこ?
夢や目標を持って就職した脱毛サロン。しかし、さまざまなフラストレーションによって、「もう辞めたい」と思うこともありますよね。
そこで今回は、脱毛サロンの仕事を辞めたいと思う理由と、おすすめの転職先をご紹介します。仕事を辞める前に試してほしい4つの対処法もまとめているので、最後までぜひチェックしてみてください。
脱毛サロンの仕事を辞めたい理由とは?
ここでは、脱毛サロンの仕事を辞めたい理由について解説します。現在辞めたいと考える方は、具体的な理由について洗い出してみましょう。
1. 人間関係の悩み
脱毛サロンは女性スタッフの多い職場です。そのため男女両方がいる職場と比較すると派閥ができやすいなど、人間関係に悩むことがあるようです。
人間関係の悩みは、脱毛サロンに限らず、どんな職場でも起きやすい理由の一つ。一度でも人間関係に悩んでしまうと、その人たちと同じ空間を長く過ごすことになるため、辞めたいと思う人も多いようです。
2. 勤務時間が長い
脱毛サロンはサービス業の一つで、仕事帰りのお客様を担当するときもあり、勤務時間が長引くことがあります。そのため、夕方から夜にかけてたくさんの予約で埋まっていると、十分な休憩が取れないまま長時間働くことにストレスを感じ、辞めたいと思う人も少なくないようです。
3. 体力がもたない
脱毛サロンの仕事は、脱毛器の操作や施術といった脱毛にまつわる業務のほかにも、掃除や施術室の準備、洗濯や受付・会計など、さまざまな雑務もこなさなければなりません。
実際に働いてみて、業務量が多くゆっくり休憩できない重労働が多くなるサロンだと、体力に限界を感じて辞めたいと思う方も少なくないようです。
4. 営業活動が苦手・ノルマがきつい
脱毛サロンでは、さまざまな脱毛コースやサロンおすすめのグッズなどを用意し、お客様に販売することで利益を出しています。
そのため、スタッフひとりひとりにノルマ(または努力目標)を課し、積極的な営業活動を求めるサロンも少なくありません。このような毎日にプレッシャーやストレスを感じると、仕事を辞めたいと考えるようです。
5. クレーム対応がつらい
脱毛サロンでは、接客やクレーム対応も行わなければなりません。自身のミスによってお客様にご迷惑をかけてしまったときは、クレームに発展し、謝罪や改善を求められる場合もあります。激しい言葉でのクレーム対応が続くと、やがて大きなストレスを抱え、辞めたいと考えてしまう人も。
なかにはほかスタッフのミスに対してのクレームを受けることもあり、サービス業だからこその悩みが仕事を辞めたいと思う原因につながることもあるようです。
6. 給料に不満がある
脱毛サロンの給料は、場所によっては高くない場合もあり、長時間勤務や業務量と比較すると「業務に見合った給料をもらえていない」と感じ、辞めたい理由につながることもあるようです。
なかには昇給制度やインセンティブ報酬などを導入していないサロンもあるので、仕事に対するモチベーションが維持できず、転職を考える人も。
モアリジョブでは、脱毛サロンの給料についてまとめた記事も紹介しています。実際のところはどれくらいの給料なのか、さらには勤めるメリットなども解説しているので、この機会にチェックしてみてください。
脱毛サロンの給料はどれくらい? 仕事内容や勤めるメリットを紹介
辞めてしまう前に! 試してほしい4つの対処法
脱毛サロンで働く人の多くは、さまざまな理由から「辞めたい」と考えているようです。しかし、好きで始めた仕事なら、感情のままに辞めるのはもったいないことかもしれません。
ここでは、脱毛サロンを辞めてしまう前に試してほしい対処法を紹介します。できることから取り入れ、辞めたい思いを乗り越えられないか試してみましょう。
1. 人間関係は広く浅く
一つめは、人間関係を広く浅くすることです。職場のスタッフは、毎日接する人であっても、友達や家族ではありません。そのため、必要以上に気を遣ったり、仲良くなるために無理に努力するのはやめましょう。
スタッフが別のスタッフの悪口やウワサ話をしていたら、その場から離れてスルーしましょう。もし自分に悪口を話し始めたときも、やりすごしたらその場から離れ、人間関係よりも業務に集中するよう気持ちを切り替えましょう。
2. 休息をしっかりとる
二つめは、休憩をしっかりとることです。辞めたいと思う理由が激務に対してであれば、仕事とプライベートを明確にして、自分の体をいたわる時間を作りましょう。
どれだけ遅い時間に仕事が終わったとしても、帰宅した後は体を休め、疲労回復に努めます。栄養バランスを考えた食事や十分な睡眠を取ることで、疲れた体を癒すことができます。
休日は、趣味を楽しんだり、友人や恋人との時間にしたりするのも、ストレス解消におすすめです。
3. スタッフ・サロンで勤務時間の改善を
三つめは、スタッフ・サロンで勤務時間の改善をはかることです。勤務時間やシフトに不満がある人は、ほかのスタッフやサロンの上司に相談し、改善をはかりましょう。
勤務時間やシフトに対して相談しないままでいると、周囲からは「現状で満足している」と判断され、スタッフも上司も不満に気付かない可能性があります。
辞めたいと思うときはもちろん、心身ともに「キツい」と思い始めたときは、できるだけ早いうちに相談し、現状の改善をはかりましょう。
4. スキルを身につける|営業・接客
四つめは、スキルを身につけることです。お客様への営業やノルマ、クレームにストレスを抱えるときは、営業・接客スキルを身につけるのがおすすめです。
営業・接客スキルには、コミュニケーション能力・傾聴力・分析能力・課題発見力などがあり、書籍やWeb記事などを使って学ぶことができます。能力を高め、契約という成果につながれば、仕事に楽しさややりがいを感じ、辞めたいという思いを忘れられるでしょう。また、実際に出かけた先でお客様の立場になって学ぶこともおすすめです。
脱毛サロンからの転職先におすすめなのは?
ここでは、対処法を試してみても無理だと感じた人へ、脱毛サロンスタッフ経験者だからこそおすすめしたい転職先を紹介します。
なぜおすすめなのか理由を挙げているので、新たな道でキャリアを積みたい人は、参考にしてみてください。
1. 美容業界
現在の職場にフラストレーションを抱えているものの、「美容業界の仕事が好き」と考える人は、これまでの経験を活かせる脱毛サロン以外の美容業界に転職するのがおすすめです。
とくに美容業界は高い技術を求められる職種なので、以下の方法や転職先を検討するのも有効です。
美容関連のメーカー
脱毛サロンのスタッフとしての経験や知識を活かすなら、美容関連のメーカーへ転職するのも方法の一つ。これまでの経験を活かしながらキャリアアップにつなげられるので、おすすめの転職先です。
美容関連と言ってもさまざまな種類があり、脱毛器を取り扱うサロンや、化粧品・薬剤などを取り扱うメーカーもあるので、気になる方は詳しく調べてみるとよいでしょう。
2. 営業職
脱毛サロンでの営業に対して苦手意識がなかった人は、これまでの営業スキルを活かして、営業職に転職するのもおすすめです。異業種で取り扱う商品が異なっても、求められるスキルや営業の流れは大きく変わらないので、スキルを最大限に活かしながらキャリアを積むことができます。
3. 事務職
脱毛サロンに対して勤務時間や体力に不満や悩みがあった人は、決められた時間に退社しやすいといった事務職がおすすめです。出勤時間と退職時間が決まっていることが多いので、仕事とプライベートのメリハリをつけることもできます。コロナ禍以降は在宅勤務に対応した企業も増えているので、希望の働き方に合わせやすい職種の一つです。
独立開業して自分のサロンを開いても!
養ってきたスキルやこれまでの経験に対して自信がある方は、独立して自分の脱毛サロンを開いてもよいでしょう。ただし、レーザー脱毛やニードル脱毛といった医療脱毛を行う場合は、医師または看護師の資格が必要になるので注意しましょう。
モアリジョブでは、「CLEVY(クレビー)」で働くエステティシャン、千葉美優さんのインタビュー記事を掲載しています。
- 株式会社feileBはウェブメディアやECを中心にしている会社で、その新事業として起案されたのが『CLEVY』です。コロナ禍においても新事業は進めなければならないので、せっかくならコロナ禍に合わせた事業を起こそうというのが、起案のきっかけでした。
なぜ脱毛サロンなのかというと、美容業界のなかでも顧客単価の高いビジネスモデルだからです。しかし一方で、既存の脱毛サロンビジネスは、営業や広告など実際の施術とは関係のない人件費がかかるという面もありました。
その無駄な経費を極力かけないことと、感染対策として人との接触を避けること。これらを実現できる営業形態として、「完全無人型」のセルフ脱毛サロンをスタートすることになったんです。
引用元
コロナ禍で「無人営業セルフ脱毛サロン」をスタートして見えたこと/CLEVY 千葉美優さん #1
どうしても無理なら自分に合った職場を探そう!
脱毛サロンの仕事を辞めたいと思う理由は、人間関係や勤務時間の長さ、業務量と見合わない給料など、人によってさまざまです。自身の行動や周囲への相談で解決できるものであれば、本記事を参考にしながら対処することをおすすめします。
しかし、対処法を取り入れても変わらない・どうしても辞めたいと考えるときは、無理して働くことはやめ、自分に合った職場を探すことに切り替えましょう。
ただし、気持ちを最優先させて辞めてしまうと、収入が途絶えてしまいます。現職を辞めると決めたときは、次の転職先を決める転職活動と仕事を並行して取り組みましょう。