フリーランス美容師に必要な手続きとは? 開業届の書き方をポイント別に解説します!

美容師には、どこかのサロンで働く方法とサロンに所属しないで仕事をするフリーランス美容師があります。「いろんな先輩の下で働きたい。」「たくさん経験を積みたい。」とフリーランスの道に進む人も最近はたくさんいます。

では、フリーランス美容師になるためにはどうすればいいでしょうか?

フリーランスはサロンに所属しないので自分のお店を持っているのと同様に開業届などの手続きをしなければなりません。今回はそんなフリーランス美容師の必要な手続きは何かを解説します!

フリーランス美容師になったら 必要な5つの手続き

フリーランスの美容師は「個人事業主」になります。自分で税金や年金の管理や手続きをしなければなりません。まずフリーランスの美容師になったら手続きしなければならないものはこの5つです。

①国民健康保険に加入する

病院に行って保険証を出すと診察料が安くなりますよね。それは健康保険に加入しているからです。健康保険は、医療費を一部負担してくれます。会社に所属しない場合は国の「国民健康保険」に加入しなければなりません。

加入方法は、自分の住んでいる市役所・区役所で手続きします。手続きには、マイナンバーと身分証明書(免許書やパスポートなど)が必要です。また、就職していた人は前職で加入していた社会保険の「資格喪失証明書」も一緒に提出します。

②国民年金に加入する

日本に住んでいる20歳から60歳までは国民年金を支払わなければなりません。会社に入っていると給料から引かれますが、フリーランス美容師は自分で支払わなければなりません。

年金手帳をもって、市役所・区役所の年金窓口で手続きしましょう。もし、フリーランスになってすぐは収入も安定せず、年金の支払いが難しそうな場合は、年金窓口で相談してみてください。申請が通れば免除されることもあります。

③開業届を出す

フリーランス美容師は個人事業主になります。「会社から給料をもらわずに自分で稼ぎます。」という届けです。

開業届は、基本的に住んでいるところか事務所をおく地域の税務署で提出します。開業届にもマイナンバーを記入しますので忘れないように持って行きましょう。

④確定申告をする青色申告・白色申告

確定申告とは、年度末に1年の収入(所得)がいくらあったかを計算し税務署に提出することです。確定申告をしなければ、後から「加算税」をあとからまとめて請求されてしまいます。

確定申告にも種類があります。「青色申告」と「白色申告」です。青色申告で確定申告する場合は、開業時に「青色申告承認申請」を税務署で一緒に出してください。

⑤保健所に登録する理容所・美容所の開設にあたっての届出

理容・美容の施術をするお店はすべて、美容所登録をする必要があります。

保健所に行って申請書を書き、後日お店を保健所の人に来てもらい、条件を満たしているかをチェックしてもらいます。美容所登録するための条件は各都道府県で少し異なります。待合室の場所・シャンプー台の設置など細かく決まっています。店舗を決める前に保健所で条件一覧をもらうことをおすすめします。

また、フリーランス美容師として自分のお店を持たずに面貸し(他の人のサロンの場所を借りて施術すること)で営業する場合は美容所登録の必要はありません。

しかし、場所を借りるサロンがちゃんと美容所されていないお店だと急に営業停止になってしまうこともよくあります。面貸しで営業する場合もそこが美容所登録されているかはちゃんと聞くようにしましょう。

フリーランス美容師はどちらが得する? 青色申告・白色申告

確定申告には2種類ありますが、フリーランス美容師はどちらで足した方が得になるのでしょうか??
この2つの申告方法ですが、青色申告は細かく売上や経費を提出することで控除を受けることができます。一方で白色申告は、提出書類は簡易のもので大丈夫ですが、青色申告よりも税金が高くなってしまうことが多いです。

青色申告のメリット・デメリット

青色申告のメリットとデメリットはこちらです。

メリット

・一緒に働く家族の給料を必要経費にできる
・最高65万円まで控除が受けられる
・赤字が出た場合3年間は持ち越せる
・家事費用と事業費用が混在している場合事業用割合が50%以下でも必要経費にできる

デメリット

・法律で定められた正確な帳簿で毎日売上を管理したものを確定申告しなければいけない

白色申告のメリット・デメリット

白色申告のメリットとデメリットはこちらです。

メリット

・かんたんな帳簿で所得税を計算するだけで申告できる

デメリット

・一緒に働く家族の給料が控除できるのは86万円まで
・家事費用と事業費用が混在している場合事業用割合が50%以下の場合は必要経費にできない
・特別控除がない

【結論】フリーランス美容師は青色申告がおすすめ!

青色申告の方が白色申告よりいろんなものが経費として認められるため、支払う税金を抑えることができます。また、65万円の控除は大きいです。所得が330万円以下の個人事業主で6万5,000円ほど差がでるといわれています。断然青色申告をした方が得ですよね。

帳簿は、今はパソコンで簡単に作れます。青色申告用の会計ソフト販売されています。

パソコンも、数字も弱くて全くわからないけど青色申告を使いたいというあなたは、税理士さんに相談するのも一つの方法です。最初の相談は無料で聞いてくれるところもたくさんありますよ。

フリーランス美容師になったら開業届を出そう!

フリーランス美容師になると決めたら、まずは開業届を出しに行きましょう。はじめての税務署でドキドキするかもしれませんが書類は意外とシンプルなので心配することはありませんよ。

【はじめに】開業届には提出期限がある!

開業届は、開業日から一ヶ月以内に提出しなければなりません。ついうっかり忘れたら大変。開業したらすぐに提出しに行きましょう。

また、土日祝は税務署がお休みなので注意してくださいね。

書類の記入にハンコも必要です。忘れずに持って行きましょう。

開業届はどこでもらえる? 国税庁HPからダウンロードしよう

開業届は税務署で直接もらうこともできますが、事前に国税庁のHPからダウンロードすることもできます。

時期によって税務署はとても混み合います。家で印刷してわかるところだけでも事前に書いていくと手続きが早く進みます。

申請用紙は、提出用と控用と同じ内容で2枚記入します。カーボン紙を使って複写で書いて大丈夫です。控えは税務署でハンコを押してもらって戻ってくるのですが、ちゃんと記入しなければいけません。めんどくさいからといって書かないのはダメです。

【国税庁】個人事業の開業・廃業等届出書(提出用・控用)(PDF/355KB)

「個人事業の開業・廃業届出書」 https://www.nta.go.jp/taxes/tetsuzuki/shinsei/annai/shinkoku/pdf/h28/05.pdf

フリーランス美容師の開業届書き方のポイント7つ

具体的に開業届に書く内容について解説しましょう。書き方のポイントは7つです!

①納税地店舗や事務所の住所を記入

税金を納める場所を選択します。店舗と自宅どちらの住所で納税してもいいですが、店舗がないフリーランス美容師の場合は自宅が納税地になります。

②上記以外の住所地・事業所等店舗と自宅が別の場合は記入

自宅を納税地にした人はここに店舗の住所を書きますが、店舗がなければ記入しなくて大丈夫です。

③職業美容師

職業欄は美容師でOKです。

④屋号店舗の名前が決まっていれば記入

屋号とはお店の名前のことです。自分のお店の名前を作るのであれば記入してください。個人事業主は、自分の名前のままで屋号は決めなくてもいいです。

⑤開業、廃業等日自分で決めてOK

開業日は自分で決められます。今後1周年記念などを企画するのであれば、わかりやすい日にしてもいいかもしれませんね。

⑥事業の概要美容師としての業務を記入

具体的にどういう仕事をするのかを書きます。美容師の場合は、ヘアセット業、ヘアメイク業、ヘアスタイリスト業など

⑦給与等の支払の状況従業員を雇う場合は記入

従業員を雇って仕事をする場合、従業員の数と予定給料を記入します。1人で仕事する場合は未記入でいいです。

フリーランス美容師になったら手続きは忘れずに!

フリーランス美容師になったら、どんな仕事をしていこうかと楽しいことで頭がいっぱいですよね。仕事がスタートすると思った以上にお客様のこと、仕入、広告などで毎日がやることがいっぱい、忙しくなります。

開業に関わる手続きは仕事が本格的にはじまる前に済ませておきましょう。ついつい手続きが多い気がして後回しにしてしまいがちですが、どの手続きも書く内容はびっくりするくらい簡単です。もし、わからなければ役所の人に聞けばちゃんと書き方も教えてもらえますよ。

忘れないうちに、手続きはさっさと済ませて素敵な美容師デビューしてくださいね!

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