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コラム・特集 2018-11-18

セラピストの勉強は専門学校で学べる? 目指す資格を決めて自分に合った学校を選ぼう!

世間には、アロマセラピストやあん摩マッサージ指圧師に代表されるようなボディ系のセラピスト、メンタル面のセラピーを行うメンタル系のセラピスト、気孔などエネルギーを送るエネルギー系のセラピストなど、数多くのセラピストがいます。

これらのセラピストの仕事は、働きかける方法は違っても、主に「心身のバランスを取り体内の不調を整える」「精神面・心理面への働きかけにより人を癒す」ということでは同じです。

方法は用いる技術によって異なりますが、どのセラピストにも共通するのが、お客さまの話をよく聞き、相手の立場に立った上で問題解決のために最も良い処方を見つけることです。

今回は、セラピストになりたい人へ、体のセラピストと心のセラピストについて、どんな資格があるのか、専門学校でどんなことを学べるのか、どうすれば資格は取れるのかなどを見ていきましょう。

セラピストにはどんな職業がある?① 体を癒す仕事

セラピストと言えばイメージされるのは、「タイ古式マッサージ」や「リンパドレナージュ」「リフレクソロジー」などの施術者、いわゆるボディ系セラピストではないでしょうか。それらは日本では民間の資格なので、資格がないからといって施術ができないというわけではありません。

ただ、それぞれに起源がありますし手技は異なりますから、知識と技術の習得のためにはなんらかの研修を受けるのが一般的です。

また整体師も、体のゆがみや自律神経、ホルモンバランスなどを整えるリラクゼーションを目的としていますが、やはり民間資格になります。

一方「国家資格を有する医療類似行為者および医療従事者」として「柔道整復師」や「針灸マッサージ師(鍼師、灸師、あん摩マッサージ指圧師)」があります。

さらにリハビリテーション専門の医療従事者として「理学療法士(PT)」「作業療法士(OT)」「言語聴覚士(ST)」といった「リハビリテーションセラピスト」が存在します。

つまり「柔道整復師や針灸マッサージ師」および「国家資格を有する医療従事者であるリハビリテーションセラピスト」と、それ以外の「整体師も含めたいわゆるボディ系セラピスト」とでは明確な区別があるのです。

その違いは施す側の国家資格の有無と、受け手側の健康保険適用ができるかどうかということになります。

国家資格 理学療法士・鍼灸師など

国家資格が必要なセラピストには次のようなものがあります。

理学療法士

理学療法士(PT)は、病気や事故などで身体に障害があったり不自由さを感じていたりする人や、身体機能が衰えた高齢者などに対してリハビリテーションを行い、運動能力の回復を手伝う仕事です。

運動療法や物理療法といった理学療法は、必ず医師の指示の下で行われ、お客様ひとりひとりの状態に合わせて適切なプログラムを考えて実施します。日々の治療の経過チェックや、お客様とその家族とのコミュニケーションも大事な業務です。

作業療法士

作業療法士(OT)は、病気や事故などで身体に障害があったり不自由さを感じていたりする人に対して、医師の指導の下でリハビリテーションを行い、日常生活に必要な能力を高める訓練や指導を行う仕事です。

「理学療法士」との違いは「座る」「立つ」など身体の基本的な機能回復をサポートをする理学療法士に対し、作業療法士は手芸や工芸などをメニューとして取り入れており、日常生活に関わる細かな動作のリハビリテーションを行うことです。

言語聴覚士

言語聴覚士(ST)は、生まれつきの障害や脳機能の障害などにより、話すことや聴くことに不自由のある人に対して、言語能力や聴力能力を回復させるためのリハビリテーションを行う仕事です。

コミュニケーションの問題だけではなく、食べ物がうまく飲み込めない嚥下障害(えんかしょうがい)を持った人に対し、口を開けたり飲み込んだりする練習も行います。このようなリハビリテーションを実施することで、お客様自身の自立や社会復帰をサポートしていくのです。

鍼灸師

鍼灸師は、東洋医学をもとに、鍼(はり)と灸(きゅう)を使って身体の治療をする仕事です。
全身に広がるツボの中からお客様の症状にあったツボを刺激することで、血液の流れをよくしたり筋肉のこりを和らげたりして症状を改善します。身体への負担が少ないことや、人間が持つ自然治癒力を高めるという特徴があります。

鍼灸は、神経痛や腰痛、肩こり、花粉症、アトピーなど、さまざまな病気と怪我の治療・予防に利用され、よく効くと評判です。

民間資格 整体師・リフレクソロジストなど

整体師

整体師は、東洋医学の考え方をもとに、指や手を使った手技によって全身の筋肉バランスや骨格を調整する仕事です。身体のバランスを整えることによって、肩こり、腰痛、神経痛などを予防・改善し、人間が本来持っている自然治癒力を高めることを目指します。

中には美容に重点を置いて女性のお客様をターゲットにしていたり、アスリートだけを対象にしている整体院もあります。

アロマセラピスト

アロマセラピストは、天然の植物から抽出したエッセンシャルオイルを使って、アロマテラピーを行う施術者です。香りによるヒーリング効果で心と身体をリラックスさせたり、ストレスを解消させたりして、さまざまな心や身体の不調を改善に導く仕事です。

リフレクソロジスト

リフレクソロジストは、足の裏や手の平のチャート(反射区)というツボのような部分を刺激することにより、連動して内臓の自然治癒力や血行、新陳代謝を活発にさせる仕事です。

日本では、手技の違いから英国式と台湾式という2種類の流派のリフレクソロジーが普及していますが、いずれもサロンや整体院で、まずはカウンセリングを行い、どの反射区への施術が必要かを判断します。

それから体の不調に応じた反射区を主に手の指で刺激し、また指を滑らせてリンパの流れも促進します。老廃物の排泄や心身バランスの改善、ストレスの軽減をすることができます。

セラピストにはどんな職業がある?② 心を癒す仕事

セラピスト 専門学校

心を癒すセラピストと言えば、カウンセラーという言葉が浮かびます。会話や気持ちの変化を促すことで、心や体の不調を改善する仕事です。

国家資格 公認心理師

2018年9月9日に第1回公認心理師試験が日本各地で行われました。初めて心理の資格が国家資格となり、数万人が受験しています。

国家資格ができたことで、心理の仕事がどう変わっていくのかはまだわかりません。今後スクールカウンセラーなどさまざまな心理職の応募条件に公認心理師が加わっていくことが予想されますが、それが大きな変化になるとも今はまだ言えません。

問題なのは、心のケアの受け手となるお客様にとって公認心理師ができたことがどう影響するかということですが、カウンセリングが接骨院のように保険適応となって安く受けられるということは現状では全く決まっていないのです。これからということになるのか注目されるところです。

民間資格 臨床心理士など

学校や病院などで心理カウンセラー、心理セラピストとして働く人たちのことを「臨床心理士」と言います。臨床心理士には、医師の指導のもとでお客様に対して精神療法を行うことが認められています。臨床心理士は精神療法のスペシャリストと言えます。

臨床心理士になるためには心理学を専門的に学び、財団法人日本臨床心理士資格認定協会の資格試験に合格することが必要です。この試験を受験するためには、心理学科のある大学を卒業して大学院まで進むか、医師免許取得者で、必要な心理臨床経験を2年以上を有する者などの資格が必要です。

その他の心理セラピスト

公認心理士、臨床心理士以外の心理セラピストは、基本的には民間団体の講座や提携校で勉強することで技術を学ぶことができます。ただし卒業後のフォローはあまり期待できませんから、技術を習得した後の活動の場は自分で見つけていくことが必要になります。

セラピストになるまでの大まかな流れ

国家資格や民間資格を取得するなら、大学・短大・専門学校など通ってまず受験資格を取得し、卒業して資格を取らなければなりません。決して短い道のりではありませんから、自分がセラピストになりたいという気持ちを確かにしてから進みましょう。

特に資格のいらないセラピストになるのであれば、技術を学ぶためにスクールなどに通う方法と、勤めてから店舗独自の研修で必要スキルを学ぶ方法があります。

どちらでもセラピストになることはできますが、スクールに通うほうが幅広い知識や技術を学べるというメリットがあります。スクールによっては独立開業を目指すコースなど、将来的な展開を見据えたクラスを持つものもありますので、おすすめです。

1. なりたい職業・取得したい資格を決める

具体的に何になりたいかを決めます。体に対するセラピストの資格、心に対するセラピストの資格、いろいろなセラピストがあります。

2. 資格取得に必要な勉強ができる学校やセミナーを探す

なりたいものが決まったら、次はなるための勉強ができる学校やセミナー、講習会を探しましょう。専門学校や大学に行きたいのであれば、受験勉強も必要かも知れません。オープンキャンパスにも参加して、同じ専門の学校でも自分に合ったところを探しましょう。

3. 入校・受講して資格取得に必要な勉強をする

決めた学校へ入学する、行きたいセミナーや講演会に参加するなどして、必要な勉強をします。こちらも専門学校や大学の場合は真剣に勉強しないとついていけなくなりますから、甘く考えてはいけません。

4. 指定の試験に合格する・認定条件を満たす

資格が必要なセラピストになるためにはもちろん資格試験を受験します。また決められた学校の授業を履修して単位を取得しましょう。鍼灸師や柔道整復師なら卒業後に国家試験を受けるための受験資格を取得しなければなりません。

5. 免許を登録

合格したら免許を申請して登録してもらいます。これで晴れてセラピストと名乗ることができます。免許を持つことはすべてのセラピストに共通です。

専門学校ではどんなことを学ぶ? カリキュラムの一例を紹介

さて、専門学校ではどのようなことを教えてもらえるのでしょうか。カリキュラムを少しずつのぞいてみましょう。

国家資格 鍼灸師の専門学校

日本医学柔整鍼灸専門学校では、3年間学ぶと鍼灸師の国家試験の受験資格が得られます。そのカリキュラムを見ると鍼灸基礎理論、灸基礎実技、鍼基礎実技、心理学、人体の仕組み!衛生学、老人医療と鍼灸、漢方、生理学、解剖学と、専門分野をとてもたくさん学べることがわかります。

民間資格 リフレクソロジストの専門学校

日本リフレクソロジスト養成学院では、通学スタイルを週1回から選ぶことができ、全部で30時間ほどで、JHRS認定リフレクソロジープロライセンス実技士資格を取得することができます。

目指す資格が決まったら まずは資料請求してみよう!

セラピストにはさまざまな職業があることがわかりました。自分がどのセラピストになりたいかがきまったら、できるだけ多くの資料を集めましょう。

将来的に確実に就職や独立ができ、信頼を集めて多くのお客様を自分の技術で癒していきたいと思うのであれば、しっかり専門学校に通って学び、国家資格を取得することがおすすめです。経験を積んだら独立しても良いですね。

また比較的短時間で資格を取ってサロンで働きたいのであれば、民間資格を目指すのが良いでしょう。こちらも独立して自分のサロンを持つことができます。

どちらが自分に向いているのか、またやりたいことなのか、考えるために資料集めは大切です。

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