【macaroni coast宮地恵子が指南!】最旬ニュアンスパーマ
作り込んだ感のない動き、自然なニュアンスを出しつつも前髪までリッジを効かせたおしゃれなパーマスタイルが新しい。今回紹介するのは、パーマに定評のあるmacaroni coast宮地恵子さんが提案するレイヤーに飽きた人にこそおすすめしたい個性派パーマ。『洗いざらしでも決まるニュアンスヘア』の作り方をレクチャーしてもらいました。
ポイントは巻き始めとリッジを効かせた前髪
通常毛先は逃して巻くが、毛先を逃がさず平巻きにする。こうすることで毛先までしっかりカールがつき、今っぽいおしゃれな印象に。また、全体にムラ感を作るためパネルごとにウィービングの太さを変えていく。微妙な太さの違いで髪に動きと立体感が生まれ、遊びのある仕上がりが実現する。
How to
プロセス1
毛先は逃がさず15ミリで平巻きし、中間からスパイラル巻きに。カールがだれないようにショートロッドを使う。
プロセス2
2段目は17ミリで同様に平巻きからのスパイラル巻きに。
2段目までの巻き終わり。毛束を取る量は上に向かってスライスを厚くする。
プロセス3
3段目は17ミリのロングロッドを使用して縦長感を出す。中間を少し逃しながら巻くのがポイント。
プロセス4
4段目は17ミリと20ミリのロングロッドを交互に使う。太さの違うロッドをミックスすることでランダムなリッジが出て立体感と動きのあるカールに。
プロセス5
根元の巻き収まりも自然なダウンステムでしっかり巻き込むとくせ毛風に。ボリュームも出過ぎず、ナチュラルな仕上がりになる。トップは20ミリのロングロッドで巻いていく。
プロセス6
前髪は3つに分け、毛先を自然に逃しながら平巻き、中間からスパイラル巻きにする。
巻き上がり
薬剤は、チオシス系のプリズムプラスHを使用。加温は低温で15分、中和後10分でプレーンリンスをする。
AFTER
スタイリング方法
1.
根元をしっかりドライする。
2.
束感を出すためにミルクを、根元から毛先に向かって全体につける。顔まわりにもしっかり塗布する。ミルクで保湿すると、しっとり、自然に仕上がる。
3.
バームを髪の表面につけてウェット感をプラス。前髪は指で毛束をくるくるさせながらつけると動きがキープできる。オイルだと細かい束になってしまうので、粘度のあるバームを使う。
4.
根元以外をスタイラーでドライ。カールはこのままをキープしたいので髪には触れずにスタイラーをあてる。
macaroni coastマネージャー・宮地恵子さんにインタビュー
-宮地さんがヘアスタイルを作るときにこだわりっている部分ってどこですか?
決めすぎない無造作感、ナチュラルに決まるけどかっこいいスタイルを作ること。だからこそパーマが欠かせません。直毛だと出せないニュアンスやコテでは再現できない質感を作り出せるので、お客様にはパーマを含めたスタイルを提案しています。
-では、これから提案していきたいパーマスタイルを教えてください。
今回提案したような短めの前髪に強めのパーマが可愛いのでおすすめです。前髪のみパーマをかけるのもいいかも! 頑張りすぎてないけど実は計算されていて、スタイリングが簡単にできるような。その人の魅力を引き出すスタイルを提案していきたいです。
取材・文:黒川香菜子(レ・キャトル)
撮影:奥村亮介
ヘア&メイク:宮地恵子(macaroni coast)
モデル:藤森真衣奈
Profile
macaroni coastマネージャー・宮地恵子さん
1979年生まれ。広島県出身、東京美容専門学校を卒業後、1店舗を経て2010年に「macaroni coast」の立ち上げから参加。ニュアンスパーマを得意とし、パーマセミナーの講師も多く務める。
Salon Data
macaroni coast(マカロニコースト)
住所:東京都渋谷区渋谷1-22-10 第2東邦ビル2F
JR・東京メトロ・京王線・東急線 渋谷駅より徒歩5分
電話:03-5766-5474
営業時間:月~金/10:30〜20:00、土/10:00~20:00、日・祝/10:00~19:00
定休日:火曜日(祝日の場合は営業)
http://www.macaronicoast.com/