加圧インストラクターの志望動機で書くべきこととは? アピール内容と例文を紹介
志望動機を書くにあたっては、加圧インストラクターを目指すきっかけとなったエピソードを盛り込むなどして、読み手を引き込むようなアピールをすることが大切になってきます。
どのように書けば採用担当者の心に響くのかは、その担当者次第ですが、最低限のポイントを抑えるだけでも、内定率を上げることができます。
加圧インストラクターの志望動機で伝えておきたいこと
どの職業に就くにもそうですが、企業に提出する書類として履歴書は必要になってきます。
大切なのは、「なぜあなたが加圧インストラクターになりたいのか」志望動機を表現することです。
アピールが弱い、もしくは要件とピントがズレていると、採用する側にとっては欲しい人材とならず、不合格になってしまいます。
加圧インストラクターになるために必要な志望動機とは、どのような内容を書けば良いのでしょうか?
加圧トレーニングの経験
加圧インストラクターを目指している人は、なにかしらの形で加圧トレーニングの存在を知ったからこそ、その道を目指すことになったはずです。この、「知ることになったきっかけ」を素直に記入しましょう。
・加圧インストラクターから指導を受けた経験がある
・家族などの身近な人が指導を受け、加圧インストラクターの存在を知った
などが挙げられるかと思いますが、そのときにトレーナーから受けた印象や、トレーニングを通してあなた自身がなにを感じたのかという“体験談”を盛り込んでみましょう。
加圧トレーニングを通じて経験したことは、その職に就きたいと思う最大の志望動機になります。
加圧トレーニング資格の有無
加圧トレーニングに関する資格を持っていることは、大きなアピールポイントになります。有資格者である場合は、積極的に打ち出していきましょう。
反対に資格を持っていない人は、今後の目標として資格の取得を目指すといった内容でまとめるとよいでしょう。
また、資格を取ることで実現したい理想を明記しましょう。
募集のなかには、企業によっては有資格者だけを対象としたものもありますが、そうでなければ、無資格だからといってマイナスになりません。
スポーツ経験
どのようなスポーツの経験があるのかも、志望動機に書いておきたい項目です。
スポーツに励んだ時期があるということは、自身の身体能力を向上させるために努力した経験があるということ。内容次第では高く評価されるでしょう。
トレーナーは、お客様の身体を預かる仕事です。スポーツを通じて得た知識や経験は、指導するにあたって役立つことが多いため、アピールポイントとなります。
加圧インストラクターの志望動機と一緒に伝えておきたいこと
スポーツの経験や資格の有無は、トレーナーになるうえで必要な知識やスキルとなってくるので、審査員がチェックするポイントとなりますが、向上心やお客様への心遣いなどがあるかどうかも、ポイントになってきます。
お客様の要望を満たすことによって賃金を得ている以上、提供するサービスの質を念頭に置く心構えや、改善すべき点をしっかりと学ぶ姿勢が求められます。
能力や知識を身につけているということ以前に、トレーナーとしての素質があるということをアピールしましょう。別の職業での経験を盛り込むことも、あなたの人となりを伝える内容につながるはずです。
人の役に立ちたいという気持ち
トレーナーをするうえで、人の役に立ちたいという気持ちは絶対に欠かせません。
「お客様の役に立ちたい」といったことが伝わるような内容を、志望動機に盛り込むことで採用担当者の目に「欲しい人材」として映るはずです。
接客経験の有無
トレーナーはお客様と密に接する職業なので、コミュニケーション能力も大切になってきます。
接客のノウハウが大いに生きてくる職場ですので、コンビニやファミレスなどの接客業の経験がある人はぜひ、自己PR欄に記入してください。
きっと、採用だけでなく、業務をこなすうえでもプラスの要素となるはずです。
スポーツ関連の資格の有無
加圧トレーニングの資格以外でも、採用につながるスポーツ関連の資格は多数あります。
健康運動実践指導者健康/運動指導士
「健康・体力づくり事業財団」が発行している資格です。
体育関係の学校を卒業した場合は、必要単位を取得していればそのまま試験を受けられますが、別業界から転職してきた場合には、養成講座を受講する必要があります。
CPT/CSCS
NSCA(日本ストレングス&コンディショニング協会)が発行している資格です。CPTは疾患保有者や健康の保持・増進を目的とした一般のお客様向けであるのに対し、CSCSはアスリート向けの資格となっています。
ATI/AATI/SATI
JATI(日本トレーニング指導者協会)が発行している資格です。ATIは初級に当たり、中級のAATI、上級のSATIと段階を踏んでステップアップできる仕組みになっています。
志望動機はどう書けばいい?加圧インストラクターの例文3つ
これまで履歴書を書く際のポイントをお伝えしてきましたが、実際に文字に起こすとなると、どう書けばいいのかわからなくなってしまう人も多いかと思います。
そういった人たちのために、志望動機書の例文を3つ紹介していきます。自分の経験や、持っている資格などと合わせてみていただき、参考にしていただければと思います。
経験者は即戦力になれる
“体育大学を卒業後、フィットネストレーナーとして正社員採用され、5年間勤めました。働くなかで、加圧トレーニングの持つ魅力に気付き、加圧インストラクターの資格を取得しました。
その後、知人の紹介で家電量販店に転職し、現在にいたります。家電量販店では、快適にお買い物をしていただけるよう、接客のマナーを学びました。
やりがいを感じる仕事だったのですが、やはりスポーツに関わりたいという思いから加圧インストラクターになりたいという願望が強く、貴社に応募しました。
ひとりひとりのお客様に最適なトレーニングを施し、ひとりでも多くの方の笑顔をみたいと思っています。よろしくお願い致します。”
資格がなくてもスポーツ好きを打ち出す
“中学からラグビーをはじめて、この競技の魅力に引き込まれました。激しいコンタクトプレーがあることから、身体を鍛え上げなければならず、ジムに通った経験があります。
あるとき加圧インストラクターの方から指導を受け、いつもどおりのトレーニングメニュー行なったのにも関わらず普段よりも大きく筋肉疲労を感じた、ことから加圧トレーニングに興味を持つようになりました。
大学の一部リーグでレギュラーとして活躍できたのは、そのトレーニングの成果だと感じています。
そのような経験から、自分のように身体能力の向上に悩む人のお手伝いをしたいと思い、貴社を志望しました。スポーツ好きの長所を生かして頑張りたいと思います。”
異業種での経験もアピールの材料に
“スポーツ関連の専門学校を卒業後、介護関連の仕事に就きました。お客様とコミュニケーションを重ねるうちに、健康維持のために必要なことを考えるようになり、介護予防指導士の資格を取得しました。
その後、要介護者だけでなく、元気な方も対象とした仕事内容に切り替わったので、幅広い世代の人と関わるようになりました。
多くの人と接するうちに、言葉遣いやマナーなどが自然に身についたと思います。
利用者さんから、身体を動かすことが楽しいと言ってもらえることが嬉しく、より大きな喜びを感じたいと考え、貴社を志望しました。”
“母が祖母の介護で大変な思いをしていたこともあり、「自分もなにか力になりたい。」と思いから介護予防指導士の資格を取得し介護関連の仕事に就いていました。
介護者の方々は激しい運動をすることが難しいのですが、健康維持の為の運動の指導法に悩んでいたときに、加圧インストラクターの方と出会いました。
加圧トレーニングがいかに無理をすることなくトレーニングができるかという、ことを教えて頂き、自身の知識として身につけたいと思い、加圧インストラクターの資格を取得しました。
利用者さんから「体を動かすことが楽しい」と言ってもらえることが嬉しく、より大きな喜びを感じたいと考え貴社を志望しました。”
サンプルで書くべきことを理解して、オリジナルの志望動機を作成してください
加圧インストラクターを目指すうえで、どのような志望動機を書けば良いのか、そのサンプルも交えてお伝えしてきました。
成功も失敗も、すべては自身の経験です。大切なのは、その貴重な経験からなにを学んだかという事です。その経験で「なにを」「どのように」感じたのかを率直に書きましょう。
監修:KAATSU JAPAN(http://www.kaatsu.com/)
出典元:
健康・体力づくり事業財団(http://www.health-net.or.jp/)
NSCA(https://www.nsca-japan.or.jp/11_quali/personal.html)
JATI-日本トレーニング指導者協会(https://jati.jp/)