ニッチなジャンルをコンセプトに掲げて人気店に!自分らしく生き生きと働く出張型サロン『北欧ネイルサロン hokune』

『北欧ネイルサロン hokune』は店舗を構えず好きな場所に移動しながら施術を行う、出張型のネイルサロンです。国内にとどまらず積極的に海外にも進出しており、イベント、セミナー、メディアへの露出を通じて日本の技術を広めています。今年は香港、タイ、サンフランシスコ、ニューヨーク、ドバイを訪れる予定とのこと。そんな、個性的なサロンが活躍している背景には好きな働き方を探すための地道な取り組みや、効果的なコンセプト作りにありました。

今回はオーナーの、ほくねさんに自分らしく働くための極意を伺いました。

自分の好きな働き方を見つけるためには、動いて、動いて、動きまくるしかない

————まず、ほくねさんがネイリストとして成功できている理由は、どのようなポイントにあるとお考えでしょうか?

「自分の好きな働き方ができているからだと思います。私は、ネイリストという職業は魅力的なデザインを作るだけでなく、楽しいひと時を提供することも含めて仕事だと考えているんです。自分が苦しい環境で働いていては、ネガティブな気持ちがどうしても伝わってしまいますから、お客さまを本当にハッピーにすることはできません。自分が生き生きと働くことができる環境を見つけて、ポジティブな感情をお客さまに伝えることはとても大切だと思っています」

————自分の好きな働き方を見つける方法はありますか?

「考えていてもわかりませんから、動いて、動いて、動きまくるしかありません(笑)。実は私がネイリストとして働き始めたのは5年前からで、学生の頃はナースを目指していて看護学校に進学しました。しかし中退してしまい、次にウェブデザイナーに興味を持ち独学で勉強して会社に就職したんです。そこでも『この会社にエネルギーを注ぐことができない』と思ってしまい辞めてしまいました。そこで、次は写真家になろうと思い勉強を始めて、同じタイミングで旅に関心が湧いていたので、思い切って東京を離れて沖縄に引っ越したんです。1年ほど勉強をしながら過ごして、その後東京でブライダルの撮影などの仕事をながら、もともと絵を描くことが好きだったので2014年頃にネイルの学校に通い、現在の道に足を踏み入れました」

北欧スタイルを打ち出した理由とは

————それではネイリストとして働き始めた当初、お客さまを掴むために心掛けたことを教えてください。

「ファンを獲得しやすいと思ったので、コンセプトを明確にすることを心掛けました。ネイル業界を調べたところ、当時北欧デザインに特化しているネイリストがほとんどいなかったので、そのスタイル前面に打ち出すことに決めたんです。私自身が北欧好きだったことも大きな理由なんですけど(笑)。とくにフィンランドで誕生したライフスタイルブランド『マリメッコ』の柄をモチーフにしたネイルを作っていて、その世界観が好きな方がインターネットなどで見つけてくれて集客に繋がりました」

————とくに効果的だった集客法はありましたか?

「私自身は集客目的では使用しておりませんが、予想外に効果的だったのがネット上のウェブサイトにある画像を、自分のページに保存することができる画像収集サービスである『ピンタレスト』でした。使い方は自分で撮った写真をアップするよりも、外部のウェブサイトの写真や他の人が保存した写真を集めることが中心になります。また写真をクリックすると画像元のサイトにリンクするように設計されていることも、集客に繋がるポイントです。私がピンタレスト上に投稿することはありませんが、北欧好きな方が収集した画像一覧に私のネイルが入っているので、同様の趣味を持っている方がその写真をきっかけにインスタグラムやホームページに足を運んでくれます。ちなみに、お越しいただいたお客さまから『北欧・ネイルで検索をかけるとあなたの作品がたくさん出てくるので、ピンタレスト界では有名ですよ』と言われたこともあって、とても驚きましたね(笑)」

どうしても窮屈さを感じてしまったサロン時代

————ちなみに、ほくねさんはサロンで働いたことはないのでしょうか?

「2014年に名古屋で当時のパートナーとともにネイルサロンをオープンしました。かなりの人気店になり順調でしたが、数年経った時に『どうしても自分に合わない』と感じてしまったんです。お店のトップに立つとお客さまだけでなく、スタッフの幸せも考えなければならないので、それが私には荷が重かったんだと思います。またパートナーとの考え方も合わなくなってしまいました。お店全体としては店舗を増やして事業を拡大する計画を進めていましたが、私は技術者として目の前のお客さまにオリジナリティのあるデザインを目いっぱい提供したかったんです。しかし、多店舗化を目指すとなると技術の統一が求められるので、個性的なデザインを作ることが難しくなります。そこで2017年にお店を閉じて、完全にフリーでマンツーマン施術をする現在のスタイルにたどり着きました」

自分らしく働くための極意

日本で活動する時は東京、大阪、名古屋、横浜など都会を中心に足を運んでいるほくねさん。自分らしく働くための極意をまとめると下記の3つでした。

1. 自分の好きな働き方を探すために、動いて、動いて、動きまくる

2. コンセプトを明確に打ち出してファンを獲得する

3. ピンタレストなどのツールを活用して新規のお客さまを掴む

後編では、インスタグラムを使った発信方法や施術のこだわりなどについて伺いました。

▽後編はこちら▽
外国語での発信で海外ファンの獲得にも成功!『北欧ネイルサロン hokune』のインスタグラムを活用した集客術に迫る>>

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Salon Data

北欧ネイルサロン hokune

URL https://hokune.jp/
インスタグラム https://www.instagram.com/nail_hokune

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