歯科助手の面接で聞かれることとは?経験別の質問や印象アップの方法を紹介

歯科助手の面接では、志望動機やスキルだけでなく、人柄や適性も重視されます。自信をもって面接に臨むためには、質問の傾向や回答のポイントをおさえておくことが大切です。

そこでこの記事では、歯科助手の面接で聞かれることと回答のポイントを紹介。あわせて、未経験者や新卒者、経験者向けの質問や、面接でアピールすべきこと・印象をアップさせる方法もお伝えします。

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そもそも面接の目的とは?

面接のおもな目的は、応募者と歯科医院との相性を見極め、ミスマッチを防ぐことです。採用側は、応募書類では分からない人柄や意欲・コミュニケーション能力などを直接確認し、求める人物像に適しているかを判断します。

一方、応募者は、自分の価値観や認識と違いはないか、希望する働き方や条件が合っているかを確認することができます。

歯科助手の面接でよく聞かれること

まずは、未経験者・経験者問わず歯科助手の面接でよく聞かれることと、答えるときのポイントを紹介します。質問の意図を理解したうえで、回答内容を考えることが大切です。回答例は以下の記事を参考にしてください。

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【回答例あり】歯科助手の面接とは?頻出質問やチェックされているポイント

自己紹介

自己紹介は、緊張を和らげる「アイスブレイク」の役割があります。それと同時に、採用側はコミュニケーション能力をチェックしており、自己紹介の内容を踏まえて次の質問を考えることも。

回答する際は、1分程度で以下の内容を簡潔に伝え、「本日はよろしくお願いいたします。」という言葉で締めましょう。
・氏名
・経歴(学校名・学科・学習内容)
・前職があれば職歴(社名と在籍年数・部署・担当した業務など)
・志望動機

志望動機はあとから聞かれることも多いので、その歯科医院でどのように活躍したいかを簡潔に述べてもよいです。

志望動機

採用側が志望動機を聞く際、志望度を確かめるだけでなく、応募者と自院との相性も見極めています。そのため、その歯科医院を選んだ理由や、どのように貢献したいかを具体的に伝えることが大切です。

応募した歯科医院についてよく調べ、理念や特色などに共感している点や関心があることを挙げると、説得力が増します。

以下の記事は、履歴書の例文ですが、伝わりやすい話し方を考えるときに役立つはずです。気になる方は、チェックしてみてください。

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【例文あり】歯科助手の志望動機の書き方は?作成の3つのステップやNGな内容も解説

自己PR

自己PRを通じて、応募者を採用するメリットがあるか・自院に貢献できる人材かをチェックしています。

これまでの経験や自身の強みのうち、志望先にマッチするスキルやアピールポイントをひとつに絞り、具体的なエピソードを交えて述べましょう。

アピールしたいポイント→そのポイントに関するエピソード.→どのように活かせるかの順で、簡潔にまとめると伝わりやすくなります。

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【例文あり】歯科助手の自己PRとは?書くときのポイントと書き方の手順を紹介

長所と短所

長所や短所を聞くのは、応募者の性格や資質・行動パターンなどを知るためです。自己PRと同様に、長所→エピソード→長所がどのように活かせるかの順で述べましょう。

歯科助手の長所としておすすめなのは、コミュニケーション能力の高さ・協調性・気転が利くなどです。

短所の伝え方も基本的には同じで、改善に向けて努力していることも述べると印象がよくなります。

逆質問

面接官から「なにか質問はありますか?」と聞かれる逆質問は、自院に対する関心度をチェックしているほか、応募者の疑問を解決する目的があります。

逆質問は意欲をアピールするチャンスなので、「とくにありません」と答えるのはNGです。

1日の仕事の流れや入社後の研修体制など、ホームページや求人情報を見るだけでは把握しきれないことを質問すると、積極的な姿勢をアピールできます。

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未経験者や新卒者にはこんな質問も

ここからは、未経験者や新卒者に聞かれやすい質問を見ていきましょう。

歯科助手を目指した理由

歯科助手の仕事に対する熱意や本気度を知るための質問です。歯科助手の仕事に感じている魅力や、目指すきっかけとなった出来事を具体的に述べ、自分がどんな歯科助手になりたいかを伝えましょう。

仕事内容に対する理解があるかを問うもの

歯科助手には、治療のサポート・窓口業務・事務業務などがあります。サポート中は立ちっぱなしで、ユニットと受付の行き来・道具を取りに行ったり片づけたりと体力も必要です。

歯科助手の経験がない人には、仕事内容がきちんと理解できているかを確認するための質問がよく出されます。具体的には、以下のような質問です。

・体力はありますか
・口のなかや血を見ることに抵抗はありませんか
・患者とコミュニケーションを取るのは得意ですか など

スポーツの経験や、体力があることを示せるエピソードとあわせてポジティブな回答を心がけましょう。コミュニケーションに関しても、普段意識していることや経験談を伝えることが大切です。

歯科助手経験者がよく聞かれること

ここからは、歯科助手の経験者がよく聞かれる質問について紹介します。

前職を退職した理由

職歴がある人には、早期退職の可能性を確認するため、前職を退職した理由を聞くことがほとんどです。不満や愚痴は、マイナスの印象を与えてしまうため、前向きな理由を述べるようにしましょう。

たとえば、スキルアップやキャリアアップを目指しての転職であることを伝えると、よい印象につながります。

知識やスキルを問うもの

具体的な業務経験や知識・スキルを確認するため、次のような質問がされることもあります。

・どんなソフトウェアを使っていましたか
・治療に後ろ向きな患者にはどんな対応をしますか
・クレーム対応の方法を教えてください
・個人情報の扱い方で注意していることはありますか
・チームプレーで大切にしていることはなんですか など

実際の業務経験をもとに、具体的な行動内容を示すことで、即戦力になる人材として評価してもらえるでしょう。

未経験者や新卒者が歯科助手の面接でアピールすべきポイント

未経験者や新卒者でも、歯科助手としての適性を示すことができれば、十分に評価が得られる可能性があります。以下で、アピールすべきポイントを見ていきましょう。

歯科助手に求められるスキルは、以下の記事を参考にしてください。

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【例文あり】歯科助手の自己PRとは?書くときのポイントと書き方の手順を紹介

接客や事務の経験

前職やアルバイトなどで接客や事務の経験があれば、歯科助手の仕事に活かすことができます。お客様の対応や事務作業など、具体的な経験内容と、その経験を通じて得られたことなどを伝えましょう。

歯科助手資格や医療事務の資格

必須資格がない職業だからこそ、関連する資格を持っていることで、仕事に対する意欲をアピールできます。また、一定の知識やスキルがあることも証明されるので、資格を持っている場合は、積極的にアピールしましょう。

コミュニケーション能力

歯科助手は、患者とのコミュニケーションやスタッフとの連携が欠かせない仕事です。ひとりひとりに適した声かけができることや、臨機応変な対応力・協調性のあるコミュニケーション能力などが備わっていることを伝えると、よい印象を与えられます。

歯科助手経験者が面接でアピールすべきポイント

ここからは、歯科助手経験者がアピールすべきポイントを紹介します。自身のスキルや魅力をしっかりアピールできれば、即戦力を求める歯科医院などで高い評価を得られるでしょう。

担当した業務やスキル

担当した業務や習得したスキルについての質問は、自分の強みをアピールするチャンスです。事前に伝えたいことをピックアップし、新しい職場でどのように活かせるかも示せるようにしておきましょう。

担当した業務や身につけたスキルのほか、評価された点や改善のために取り組んだことなどもアピールポイントになります。

向上心

これまでの経験におごることなく、入社後も成長し続ける意欲を示すと、好印象につながります。たとえば、5年後や10年後にどんな歯科助手になりたいかや、キャリアプランを具体的に伝えるとよいでしょう。

面接で印象をよくするためには?

面接は回答内容だけでなく、第一印象や振る舞い方も重要です。以下で紹介するポイントをおさえて、よい印象を与えましょう。

清潔感を意識して服装や身だしなみを整える

歯科助手は患者が最初に接する相手でもあるため、とくに清潔感が重要視されます。そのため、面接では服装や身だしなみにしっかりと気を配ることが大切です。

先方から指定がなければ、スーツはヨレ・汚れのないようにし、靴やバッグも手入れをしておきましょう。

メイクや髪色が派手では、清潔感に欠く印象を与えるため、ナチュラルなメイクを意識してください。髪色は、黒かそれに近い暗めの茶色がおすすめです。

ネイルやアクセサリーは、ほとんどの医療機関でNGなため、爪を短く整え、結婚指輪以外のアクセサリーはして行かないようにしましょう。

正しい言葉遣いと明るい笑顔で目を見てゆっくり話す

歯科医院は、さまざまな患者が訪れる場所です。不快な思いをさせないよう、正しい言葉遣いや礼儀を身につけておくことが求められます。面接官に対しても、院の顔としてふさわしい言葉遣いで、目を見て話すことを心がけましょう。

緊張すると、無愛想になったり早口になったりしてしまいやすいので、明るい笑顔を忘れずに、時折深呼吸をしながら落ち着いて対応してください。

背筋を伸ばした姿勢を維持する

話すときだけでなく、座っているときも姿勢に注意しましょう。猫背や下を向いた姿勢は、マイナスな印象につながってしまいます。足をきちんとそろえ、背筋を伸ばした姿勢を維持できるよう、事前に練習しておくのがおすすめです。

面接当日の持ち物やマナー

ここからは、面接当日の持ち物やマナーについて紹介します。

持ち物チェックリスト

忘れ物がないよう、以下の持ち物を早めに準備しておきましょう。

・クリアファイルに入れた履歴書や職務経歴書→封筒に入れる
(すでに提出している場合はコピーを持っておくと安心)
・メモ帳
・筆記用具
・スマートフォン (有事の連絡に必要)

遅刻は厳禁

社会人として、遅刻は厳禁です。面接開始の10分前には到着できるように出発しましょう。万が一遅れる場合は、必ず事前に連絡し、謝罪の意を伝えることが大切です。

面接後のお礼メールは採用の後押しになる可能性あり

面接後は、必ずしもお礼の連絡をしなければならないわけではありません。しかし、お礼のメールを送ることでよい印象を与え、採用の後押しになる可能性があります。

メールは、面接当日の営業時間内に送るのがマナーです。内容は、面接のお礼・当日の感想(意欲が高まったなど)・尽力したいという思いを述べ、最後に名前と連絡先を記載しましょう。

言葉遣いや文章の長さに注意し、ていねいに書くことが大切です。

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面接は事前によく聞かれる質問をチェックして自分のスキルをしっかりアピールしよう

面接では、事前に想定される質問やその意図を把握し、志望先が知りたいことを的確に伝えてアピールすることが大切です。

未経験者や新卒者は、接客や事務の経験が活かせるほか、関連する資格やコミュニケーション能力のアピールも有効です。歯科助手経験者は、業務経験から自分が身につけたスキルや評価された点をしっかりアピールできると、よい印象につながります。

面接当日は、服装や振る舞い方にも注意して、自信をもって対応しましょう。

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