【SNSで売り上げUP】 自然光をうまく取り入れて、編集いらずに! みやちのりよしさんの写真撮影テクニックを漫画で解説#4
情報収集を目的に多くの人が活用するInstagramは、美容師にとっても自身のスタイリングを投稿し、自分を売り込める便利なツール。自然光を上手に取り入れ、目で見た通りの写真に仕上げれば、スクロールした人の手が止まること間違いなし! そこで自然光の取り入れ方に強いこだわりをもつみやちのりよしさんに、自然で美しい写真を撮影するためのテクニックを伺いました。
綺麗な写真を撮るために自然光は必須!
―写真を撮影するときのこだわりはありますか?
僕は編集を加えずに、自然光の明るさを利用して綺麗な写真を撮ることにこだわっています。スマートフォンの編集機能で写真のトーンを明るくすると、バックに映っている植物の色味まで変わってしまい、違和感のある仕上がりになってしまいがち。自然光を取り入れて撮影することで、違和感のない目で見た通りの写真に仕上げることができ、お客様にも綺麗な写真という印象を与えることができるんです。それから、僕は美容師以外にセミナーの講演もしているので、少ない時間の中で投稿するにもうってつけです。
―編集する手間を省きつつも、綺麗な写真を撮るために自然光を取り入れているのですね! いつの時間帯の自然光で撮影すると綺麗な写真に仕上がりますか?
季節や時間帯によって自然光の明るさが変わってくるので、その時々の良い明るさだと思った時間に撮影しています。例えば、曇っている日でも9月下旬の日中は自然光が明るいので、撮影するときもあります。ですが、17時を回ってしまうと、撮影しても写真全体のトーンが暗くなってしまうので、日が沈む前には撮影を済ますように心がけています。
―なるほど! なるべく自然光が強い時間帯で撮影する方がいいのですね!
実は、単純に強い自然光の下で撮影すれば綺麗な写真が撮れるというわけでもないので注意が必要です。例えば、晴れた夏の日中は、すごく強い光が射すので屋外でモデルさんを正面から撮影すると、前髪が影になり顔が隠れてしまうんです。それだけでなく、カラーを入れた箇所が白飛びしてしまい、Instagramに載せようと思った写真がだいなしなってしまうことも。撮影する時季や天気にあわせて自然光との向き合い方を変えることがポイントですね。
―そうだったんですね! みやちさんは自然光を使うにあたってなにか工夫はされていらっしゃるのですか?
例えば、晴れた夏の日中は、モデルさんに強い自然光が当たらないよう、なるべく屋根がある場所で撮影するようにしています。サロン内で撮影するときは、ガラス窓をシートで覆って、入ってくる自然光の量を減らしています。くわえて、モデルさんに入り込む光の量が少なくなるよう、ガラス窓からあえて遠ざかって撮影したりして調整することも。逆に、空が曇っていたり、秋冬など自然光が弱い季節や時間帯の撮影のときは、少しでも自然光を取り入れることができるようモデルさんをガラス窓になるべく近づけて、撮影するようにしています。
―撮影位置を変えて、光の強さを調整しているのですね! そういった光に対する感性はどうやって磨いたのですか?
たくさんの撮影経験を積んで磨いていきました。僕が撮影をはじめた時期は6年前で、当時はカメラを使った撮影にも挑戦していました。試行錯誤しながら撮影を続けているうちに、「夜だと綺麗な写真がとれない」、「昼間でも強すぎる自然光ならもう少し時間をおいてみる」という具体的なテクニックが身についていきました。
モデルさんを撮影する角度も重要!
―モデルさんを撮影する時のアングルは気にしますか?
モデルさんがより映えるアングルを探し、撮影しています。例えば、肩がはっているのがコンプレックスなモデルさんの場合は、肩が小さく見えるよう、上からのアングルで撮影するようにしています。なで肩のモデルさんの場合は、目立たないよう横からのアングルで撮影しています。モデルさんがよりきれいに見える撮り方があると思うので、そこは気をつかって撮っています。
みやちさんの撮影テクニック3か条
1.夏場の日中は、屋内や屋根の下で撮影する
2.撮影位置を変更して、自然光の明るさを調整する
3.モデルさんが映えるアングルから撮影する
▽#5はこちら▽
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取材・原文/井上桂佑(レ・キャトル)
撮影/大柳佳緒里
教えてくれたのはこの人!
みやちのりよしさん
SHACHU代表
ユニコーンカラーなどを生み出した人気美容師。自身の人柄がわかるプライベートな内容の投稿をきっかけに、メディアにも注目されテレビやヘアショーの出演も果たすように。インスタグラム:https://www.instagram.com/miyachinoriyoshi/?hl=ja