本当に欲しい人材って？ 採用担当のホンネ【kakimoto arms 人事部長 白石麻利子さん】#1
「こんなスタイリストになりたい！」という理想をかなえるには、技術を磨く努力はもちろん、経験の積み重ねがものを言います。その体験の場となるのがサロン。そこで、人気ヘアサロンの採用担当者に、求めている人物像を直撃しました。さらなる高みを目指している人を応援します！
今回はkakimoto armsで採用を担当している人事部長 白石麻利子さんにホンネをうかがいます。
今回お話しを伺ったのは…
kakimoto armsの人事部長 白石麻利子さん
山野美容芸術短期大学卒業後、kakimoto armsに入社。2007年GINZA2chome店店長を経て、2012年青山店店長を経験。2015年に人事部長に就任し、社内人事と採用を担っている。
「スペシャリスト制の導入で一流の技術者を育てる！」
――まずは、kakimoto armsの特徴を教えてください。
kakimoto armsの特徴は、スペシャリスト制を導入していることです。スペシャリスト制とは、お客さまの魅力を最大限に引き出すために各分野に特化した技術者がコラボレーションするスタイルです。
そのため、kakimoto armsでは提供するサービス別に、部門を細かく分けています。詳細としては、スタイリスト、ヘアカラーリスト、メンズグルーミングスタイリスト、ネイリスト、アイブロー＆アイラッシュスタイリスト、ヘッドスパを担当するセラピスト、ビューティーアドバイザー、レセプショニストの8セクションですね。そのため、一流の技術が合わさったデザインを提供できることが最大の強みです。
――お客さまはどのような方々が多いのでしょうか？
美容への意識を高く持っており一流のおもてなしを求めていらっしゃる方がほとんどなのでスタッフは日頃から勉強することを欠かしていません。ファッション面は『VOGUE』、政治や経済は『日経新聞』を読んで情報を取り入れることを心掛けています。
ちなみに最近、『大切な人に紹介したいサロンであるか』を軸にした顧客満足度調査を実施しました。結果は100点満点中98点を獲得できたので、サロン全体で高いサービスを提供できている自信があります」
――採用の際には、どのようなことを意識しているのでしょうか？
『スペシャリスト制』というサロンの方向性と合っているかをチェックすることです。やはり、性格的にマッチしていないサロンでは、入社後に前向きに働くことができませんからね。
そのため、採用に進む前に、学校説明会、弊社が開催する説明会、サロン見学などを通してkakimoto armsのスタイルをきちんと伝えています。当たり前のことではありますが、とても大切なことだと思いますね。実際に、カットやカラーなどひとつの技術を極めたい学生が応募をしてくれています。
――kakimoto armsが求めている人物像について教えてください。
まずは『協調性がある方』。日頃のサロンワークでは、ひとりですべての施術工程を行うよりもカラーリストやセラピストなどと力を合わせて、チームでサービスを提供することがほとんどです。
意見をしっかり聞く力や自分の要望を丁寧に伝える力が必要なので、採用では学生同士でのグループディスカッションを取り入れており、『周りの話をきちんと聞けるか』『自分の意見を適したタイミングで言えるのか』を見ています。また、リーディングテストのステップもあり、読解力もチェックしています。
また『志が高い方』、『夢に向かって努力し続けられる方』にもぜひ入社してほしいですね。やはり一流の技術者として活躍するためには、強い意思が大切ですからね。ちなみに、kakimoto armsには『有能なアシスタントは必要としない』という言葉があります。2年間のカリキュラムのなかで、先輩の技術を盗み、たくさんのお客さまと接して、早く一人前の技術者に育ってほしいですね。
次回は、白石さんが採用を決めた人材のひとりをご紹介します。
▽後編はこちら▽
本当に欲しい人材って？ 採用担当のホンネ【kakimoto arms 人事部長 白石麻利子さん】#2>>
Salon Data
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住所：東京都新宿区新宿3-24-1 新宿M-SQUARE 2F
TEL：03-3226-3320
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住所：神奈川県川崎市中原区新丸子東3-1302 らら武蔵小杉4F
TEL：044-863-9808
URL：https://kakimoto-arms.com/
公式インスタグラム：@kakimotoarms_official
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