美容室のレセプションはきつい?レセプションの魅力や業務内容、経験を活かせる仕事についても紹介

美容室にお客様が来店した際、1番初めにお出迎えするレセプショニスト。来店時にお客様の受付業務を担当するレセプションというお仕事をしている人たちです。

「お店の顔」とも呼ばれ、きらびやかなイメージのあるレセプション業務ですが、その業務内容は受付だけではありません。

今回はレセプションの仕事がきついと言われる理由や、円満に退職する方法、レセプションスキルを活かせる転職先や転職のポイントなどについて紹介します。興味のある方は参考にしてみてくださいね。

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レセプションがきついと言われる5つの理由


レセプション業務がきついと思う理由は人それぞれですが、具体的にどんな理由できついと感じるのでしょうか。

労働時間の長さによる肉体的な問題や、業務内容、美容師との格差などレセプションがきついと感じる5つの理由をみていきましょう。

長時間の立ちっぱなし

受付での業務は、ほとんどが立ちっぱなしです。そのうえ、サロンによってはシフト制ではないところもあり、1日中立ちっぱなしでいることもあるようです。

また、交代などもなく休憩時間が確保しづらいサロンの場合、体力的につらくなるという悩みが出てくることも。

このような現状から、肉体的に疲れてしまいきついと感じている人もいます。

レセプション業務以外の雑務

レセプションの行う「受付業務」以外の仕事を任されるケースもあります。店内の清掃やタオルを洗濯するなどの雑務を任されたり、本来スタイリストが行う仕事を任されることもあり、疑問に思う人もいるようです。

このようなことにならないためには、募集要項や面接時などに受付業務以外の仕事を任されるケースもあるのかどうか、しっかりと確認しておくことが大切です。

クレームなどの対応

受付業務を担当するレセプショニストは、お店や美容師に対するクレームを代理対応しなければなりません。自分の責任ではないことで責められてしまうため、精神的にきついと感じやめたいと感じる人もいるでしょう。

しかし、レセプショニストが代理でクレーム対応をすることで、美容師は自分の担当業務に専念することができたり、お客様にとっても、すぐに対応してくれる、などの信頼を得たりすることができます。

美容師との格差

全ての美容室がそうというわけではないのですが、美容師との格差により理不尽な思いをする人もいるようです。

直接お客様にカットなどのサービスを提供することができ、お店の経営に影響が大きいという理由などから、レセプショニストに対して高圧的な態度を取る美容師がいた場合、良い環境とは言えず転職を検討する人もいます。

レセプションの仕事があってこそ、美容師も業務に専念することができるので、このような状況になっても気に留めないことが一番ですが、あまりにひどい場合には経営者に相談したり、別の美容室への転職も検討することをおすすめします。

商品の販売

こちらも、あくまでもお店によりますが、店内においてある商品の販売を任される場合もあるようです。

シャンプーやスタイリングの際に、美容師が商品の性能や効果を説明しますが、購入をすすめることは会計時のレセプショニストの仕事になってしまうのです。こうした状況から、「お客様への販促業務をしなければならない」などと負担に感じるようです。

レセプションの魅力


きついと言われているレセプションの仕事ですが、魅力的な部分ももちろんあります。

ここからは、実際にレセプショニストとして働いている人のインタビューも踏まえて、レセプションの魅力について紹介します。

人から感動とパワーをもらえる

受付業務の際、コミュニケーションをとることで、お客様が希望のヘアスタイルになれたことへの嬉しい気持ちや、楽しい気持ちに共感がもてることに魅力を感じる人もいるようです。

モアリジョブでは、レセプショニストとして実際に働いている、RITZ代官山 下島麻子さんのインタビュー記事を掲載しています。

「人とのコミュニケーションが軸になっているところだと思います。技術の進歩で様々な能力を持つロボットが作られたり、いろいろなことが機械化されるなかで、機械には真似することのできない人と人の気持ちの共有ができることが一番の魅力ではないでしょうか。嬉しいとか楽しいを共有して、たくさんの人に感動やパワーをもらえるお仕事です。」

引用元

人からパワーと感動をもらえるお仕事 RITZ代官山 下島麻子さん #1

お客様となかよくなれる

お客様とのやりとりが多い受付業務は、お客様の好みなども聞きやすくなかよくなりやすいとも言えます。

お客様一人ひとりに笑顔で丁寧に接することを心掛けることで、お客様との距離も縮まります。美容室の顔であるレセプショニストがお客様と仲良くなることで、待ち時間などもお客様が楽しく過ごせるようになるのではないでしょうか?

以下はモアリジョブで掲載されている、ビューティードレッセヤマノ 池袋PARCO店でレセプショニストとして働かれている、大河原愛子さんのインタビュー記事です。

「お客様と仲良くなると、すっごく楽しいです!お客様はもちろん、好みのスタイリストや、店の雰囲気でウチを選んでくださるんですけど、その中に一人でも「受付に大河原がいるから、この店に行く」と思っていただけるように、これからも頑張っていきます!」

引用元

レセプションならではのやりがいなどを聞けて大変参考になりました! 東京ベルエポック美容専門学校

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レセプションの業務内容

受付業務といっても、その内容は様々です。ここからは、美容室でのレセプション業務について詳しく説明していきます。

電話対応

美容室にかかってくる電話には、予約に関する連絡やお店の営業時間や施術料金の問い合わせ、各メーカーからの営業や取引の電話などさまざまです。そのほとんどの対応をレセプショニストが担当します。

かかってくる電話のなかで、お客様の要望などを把握したりしなければなりません。電話は相手の顔が見えないため、丁寧な話し方を心がけることはもちろんですが、相手の声や話し方にも注意しておきましょう。

予約管理

予約の管理もレセプションの仕事です。予約の問い合わせを受けたら、担当の美容師のスケジュールの確認をします。施術にかかる時間なども考慮したうえで予約を確定させるなど、お店全体の流れを把握しなけばなりません。

予約の方法は、電話だけではありません。インターネットなどからの予約も考えられるので、予約時間が被ることのないように注意しておきましょう。

接客対応

来店されたお客様のお出迎え、手荷物を預かるなどの対応、カルテへの記入依頼、ドリンクの提供など、接客業務もレセプションの仕事です。

何度も来店されるお客様であれば、前回の施術後の様子を聞いたり趣味の話をしたりするなど、親しくなるきっかけになるでしょう。初めて来店されるお客様は緊張されていることもあるので、緊張をほぐすような関わりを心掛けるとよいでしょう。

その他

店内の商品の在庫の管理や顧客の管理など、事務的な業務もあります。

シャンプーやスタイリング剤はなくてはならないものなので、切らすことのないように注意しましょう。店内の商品の数が多い場合は、他のスタッフと連携を取りながら在庫の管理をするとよいでしょう。

美容室のレセプションを円満退職する方法

レセプションの仕事を辞めると決めたなら、美容室に退職の意思を伝えなければなりません。できるだけ円満に退職するには、以下のポイントを押さえておきましょう。

退職は1~2カ月前に報告しよう

退職は最低でも1~2カ月前までに伝えるようにしましょう。突然退職されると、引継ぎが充分できなかったり、美容室が人手不足になって営業に支障をきたしたりするため、円満に退職できなくなってしまいます。

退職の意思が固まったら、上司や店長にその意向を伝え、具体的なスケジュールを共有することが大切です。退職日や使える場合は有給消化の日程、引継ぎにかかる期間などを明確にし、できるだけ美容室に迷惑がかからないようにしましょう。

ポジティブな退職理由を伝えよう

退職理由は、ポジティブな内容を伝えることも円満退職をするためのポイントです。きついから辞めるのにポジティブな理由なんて思いつかないと思うかもしれませんが、きついから・嫌だから辞めるとストレートに伝えてしまうことはおすすめできません。

人間関係が悪くなってしまい、退職までの期間をお互いに暗い気持ちで過ごさなければならなくなったり、辞めたあとも気まずい思いをしたりしなければならなくなってしまうからです。

辞めたあとどうするのかを考えて、やりたい仕事が見つかったから、新しいことにチャレンジしたいからのように、ポジティブな理由にしてみましょう。

しっかり引き継ぎをしよう

退職のトラブルで多いのは、引継ぎに関することです。有給消化をする場合でも、きちんと引継ぎをする期間を確保するようにしましょう。

信頼して仕事を任されていたのに引継ぎをせずに辞めてしまうと、店舗運営に支障がでる可能性もあります。引継ぎをしないことで結果的に迷惑をかけてしまい、美容室のスタッフに恨まれることにもなりかねません。

後任が決まらず引継ぎができないことも想定して、自分が担当していた業務内容をまとめておくのもおすすめです。

常連のお客様に挨拶し、感謝の気持ちを伝えよう

レセプションはお店の顔でもあり、お客様と接する機会も多いです。なかにはレセプション担当者に会うのを楽しみに来店されていたお客様もいるかもしれません。

それまで美容室に行けば必ずいたスタッフが突然いなくなれば、お客様も戸惑うでしょう。気持ちよく円満に退職するには、筋を通して礼儀をわきまえることも大切です。美容室の上司やスタッフはもちろんですが、お客様にも感謝の気持ちを伝えることで、自分自身の気持ちの切り替えもスムーズにいきます。

退職まで1~2カ月程度では、来店サイクルによっては事情を伝えられないお客様もいるかもしれませんが、円満に退職できればお客様に上司や店長が説明してくれるはずです。どうしても直接伝えたい場合は、メールや手紙を送るのもいいでしょう。

就職・転職先選びのポイント

レセプションの仕事がきついかどうかは、働く美容室によって大きく変わります。
ここでは、どのようなことをポイントにすれば良いのかを紹介します。

レセプションが複数いる

レセプションの業務をする担当者が複数名いる美容室は、とくにおすすめです。複数いることで、一人が担当する業務が減り交代などもしやすいため、休憩や休日も確保しやすくなります。

採用の面接時などに、レセプションの人数や交代時間などを聞いておくとよいでしょう。

業務内容を把握する

業務内容を確認しておくことも、ポイントになります。

受付業務だけでなく雑務もあるのか、店内の商品の販売もするのかなど確認しておくことで、採用後の業務への不満や負担も軽減できます。聞いていなかった、ということのないよう、しっかり把握しておきましょう。また、きちんと業務内容を提示しているお店を選ぶとよいでしょう。

実際にお店へいく

就職を考えているお店へ、お客様として実際に行ってみることもおすすめします。

これは、実際に行くことで受付の対応、働いている美容師の人数や様子、お店の雰囲気などを知ることができるからです。そのお店のレセプションがどのような感じなのか知ることで、自分が働くことへのイメージがしやすくなるでしょう。

美容室のレセプションの経験が役立てられる仕事とは

美容室のレセプションは事務作業のスキルだけでなく、接客のスキルも得られます。さらに美容の知識やトレンドにも詳しくなったり、顧客管理やスケジュール管理の能力も身についたりするマルチな能力が求められる仕事です。

レセプション業務で身につくスキルは、さまざまな業界で活かせます。

たとえば事務の経験を活かして事務職や違う業界の受付業務に就いても、即戦力として重宝されるでしょう。また顧客管理能力やスケジュール管理能力は、秘書として活躍することもできます。

美容室で得た美容やトレンドへの対応力は、アパレルや化粧品販売などの分野でも活かせるでしょう。また美容室のレセプション業務と共通点も多い、ブライダルサロンや式場の受付として転職するのもおすすめです。

転職先を探す方法

退職を決めたなら、できるだけ早く次の働き口を見つけておきたいものです。転職先を探すにはさまざまな方法がありますが、ここでは美容室のレセプション業務経験を活かせる、美容系職種の求人を探すのにおすすめの方法を2つ紹介します。

転職エージェントを利用する

転職エージェントは、キャリアアドバイザーに希望する職種や条件を伝えて、希望条件に近い求人を紹介するサービスです。本人の希望とスキルなどを考慮して、マッチングしそうな求人を紹介してくれ、書類作成や面接対策などのサポートもしてくれます。

エージェントによって得意な分野やサポートの対象は異なるため、自分に合ったエージェントを選ぶことが大切です。

エージェントに登録するために出向かなければならなかったり、求人一覧から自分で選んだりはできず、求人を紹介されるのを待つ必要があるため、自由に就職活動を行ないたい方には向きません。

求人情報サイトで検索する

求人情報サイトは、インターネットで閲覧できるサービスで、求人情報を好きなタイミングでチェックできます。

求人情報サイトにもそれぞれ得意な分野があり、美容系職種を探したい場合は美容系に特化したサイトを利用するのがおすすめです。

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スカウト機能もあるため、プロフィールを登録して気になる仕事をキープしておけば、その企業からスカウトされる可能性も。スマホアプリもあるので、隙間時間にチェックする際も便利です。

レセプションの経験が活かせる職場で活躍しよう

レセプションの仕事の内容は、受付業務だけではなく多岐にわたります。長時間の立ち仕事や雑務などきつい面もありますが、お客様と施術後の喜びや変化に共感し仲良くなることができるなどの魅力が豊富です。また、お客様と美容師、お店をつなぐ重要な役割があります。

お店により業務内容が違いますが、しっかりと自分の仕事を理解して、素敵なレセプトニストを目指しましょう。

美容室のレセプションスキルを活かして転職するなら、美容系職種に特化したリジョブを活用するのがおすすめです。こだわりの条件検索やスカウト機能で、希望条件の仕事が見つかりやすいでしょう。

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