輝き続ける!女性を応援するためのサロン『Killa』
駅から3分と言う好立地。雑誌などでも取り上げられる原宿・表参道エリアの人気サロン『Killa』。今回は代表の小林完さんに、お店の特徴やこだわりについてお話を伺いました。
発信、距離、求人…さまざまな観点から選んだ、こだわりの立地
――お店を立ち上げられた経緯をお聞かせください。
「以前勤めていたお店には8年程いたので、徐々に立場が上がっていったのですが、会社の規模が大きかったため、なかなか意見が取り入れられにくい状況でした。意見を通すためにも、自分でお店をやったほうがいいなと思ったのがきっかけです」
――この立地を選んだ理由は何ですか。
「青山よりも原宿の方が流行を発信しやすい反面、若すぎるイメージもあります。そこで裏原宿側ではなくキャットストリート側(渋谷方面)のエリアを選びました。明治通りとキャットストリートの間にあるこのエリアは、サロンを立ち上げた2012年当時、原宿から近いわりに、あまりお店がない場所だったんですよ。裏原宿エリアに比べて“少し落ち着いた原宿”といった印象が気に入りました。
また一般的には郊外になるほど、求人しても応募が少ないと言われています。このエリアにしたことで、多くの方からご応募をいただけるので助かっています」
――いくつもの観点から、この場所を選ばれたのですね。
「はい。最近、青山通りと表参道をつなぐ裏通りを“青参道”と呼ぶのですが、このエリアも原宿と表参道をつなぐ“原参道”みたいな名称を付けて、おしゃれなエリアに育ってほしいと思っています」
いくつになっても輝く女性をイメージ
――お店のコンセプトについてお聞かせください。
「店名は“キラキラさせたい”という言葉から取りました。わかりやすく、そして2〜3文字の店名にしたいと考えていました。“キラキラ”という言葉はテレビであるモデルさんが口にした“ダイヤモンドみたいな女性になりたい”というフレーズから考えました。20代、30、40代、と年代に問われず自分自身を輝き続けられる女性は素敵だなと思ったので、ダイヤのイメージからキラ(Killa)になりました」
――素敵なネーミングですね。テイストとしては、どのような路線ですか。
「Killaはずばり王道カジュアル路線で大人可愛いイメージ。今後は店舗によってジャンルを変えていければと思っています。たとえば昨年立ち上げたRODGE(ロッジ)は大人カッコいいイメージです」
――内装のコンセプトについても教えてください。
「北欧テイストのアットホームな環境を目指しています。受付のところが家のなかのようになっていて、髪を切るフロアは庭のイメージです。フロアから見ると受付部分がちゃんと屋根のように、壁のところが斜めになっているでしょ? 以前はフロア内に木も立てて、“家の庭で髪を切ってます”という雰囲気にしていましたが、人が増えて邪魔になってしまったので、木は撤去しました(笑)」
――あの窓のある壁が家の外壁というイメージなんですね。確かにサロン内に、家があるように見えますね!
「自分にとっても、ここは家みたいな場所です。お客さまを緊張させないような雰囲気を目指しています」
サロン内でも切磋琢磨を
――主な客層について教えてください。
「10代後半から30代前半です。ガーリーフェミニンな雰囲気の方が多いですね。RODGEだともう少し強めのストリートカジュアルなイメージになります」
――雑誌などにも取り上げられているようですが集客のメインはどこからですか。
「今はSNSですね。インスタグラムをみて、美容系予約サイトから予約するという流れがほとんどです。発信はやった人だけが結果をだせるもの。しかし、どうしても継続するのは難しいし、弱いところがあります。私からもスタッフに意識して発信を継続するように言い続けて、結果につながるようにしたいと考えています」
――サロンとして統一したものを出すように、といった指示はされているのですか?
「いいえ。個々がいろいろな色を出せればいい、それぞれがスペシャリストになればいいと考えています。言われたことを行うのではなく、このサロンのなかで自分が、どう売れるか、どういう売り方をしていくか、考え行動し、結果を出していってほしいですね」