ホッとくつろげる、都会の一軒家サロン『depart 南青山』
表参道駅から徒歩3分という都会の真んなかに、そっと佇むくつろぎの一軒家サロン『depart 南青山』。今回は店長の山田晶悟さんに、コンセプトや立ち上げたきっかけについてお話を伺いました。
表参道の一軒家サロン
――表参道駅の近くに一軒家のサロンがあるとは驚きました。
「表参道駅から近いというのが、代表が物件探しをしていたときの第一条件でした。ビルの物件も並行してみていましたが、できれば一軒家がいいと思っていたようです」
――一軒家にこだわった理由はなんですか。
「サロンを立ち上げた2012年ころは、ちょうどネットでの集客がさかんになってきた時期だったこともあり、他と違った色を出すことを意識していました。一軒家を改装したカフェやレストランをみて、美容院も同じように一軒家でできたらいいなと思っていたと聞いています」
――お店のコンセプトについて教えてください。
「お客さま向けのコンセプトは、“さりげなく、かっこよく”です。ナチュラルだけど、カットの技術をレベル高く維持し、スタイルの持ちやバランスを大切にしています。シンブルだけど、こだわりを詰めているんです」
――どんなお客さまが多く訪れますか。
「20代後半~30代の方が中心です。若いスタイリストには、若いお客さまがついています。うちのサロンは、30代のスタイリストが8~9割で、まだ若いスタイリストがあまり誕生していないんです。でもリターン率や客単価もいいので、安定しています」
時代に合わせてホームページなどの写真も変化
――最近はインスタグラムでの集客も多いですが、こちらのサロンではいかがですか。
「インスタグラムは好きじゃないと続けられないですよね。好きならすればいいと思いますが、お店として強制はしていません。まず、雑誌に比べて容易に作品を見てもらえる反面、数多くのサロンが出しているのでなかなか見てもらえない。それに、私たちの狙っている層とインスタグラムでヘアスタイルを探す層は違うので、リターンについてもそこまで期待できないと考えています。インスタグラムなど流行に乗って爆発的に流行ってしまうよりも、地味でもコツコツと利益が出せるようにしていきたいですね」
――お店として、宣伝のためにこだわっていることはありますか。
「時代に合わせて、ホームページや予約サイトのモデル写真を変えるようにしていますね。最初のころは甘い雰囲気でしたが、最近はパキッとクールな感じにしています。お客さまが写真を見て判断するのは、髪型そのものよりも、自分が好きな女性像に近いかどうかだと思うんです。時代の雰囲気に合わせた写真が撮れるかどうかが、ポイントなってくると思います」
――統一した雰囲気の写真にするために、行っていることはありますか。
「作品として統一感が出るように、バックや余白、構図など合わせて撮るようにしています。また衣装に関してはシーズンごとにお店で用意しているので、そのなかから選んでもらうようにしていますね。ヘアを撮るというよりも、写真としてファッション誌のように雰囲気があるかを気にしています」
――写真でやはりお客さまの反応は大きく変わりますか。
「オープン当時、写真の印象が強かったのか、多くのお客さまにご来店いただけました。技術にもこだわっているからか、リピート率もよかったです」
タイミングよく2店舗目もオープン
――2店舗目はいつ出されたのですか。
「表参道のお店ができて、2年目にはオープンしました。予約いただいているのに、お店が狭すぎて行列ができてしまって。そんなとき、タイミングよく物件が見つかり、オープンに至りました」
――一軒家の向かいにある、離れはどういったタイミングで加わったのでしょうか。
「もともと、この離れはメンズ向けの洋服屋さんだったんですね。そこが空くことになったので、土日にお店として使うためと、平日のスタッフルームとして借りることにしました。打ち合わせや取材のスペースとしても活用しています」
SALON DATA
depart 南青山
〒107-0062 東京都港区南青山3-15-20
03-6459-2414 03-6427-5413
http://www.depart-hair.com/
独自の産休制度も用意。働き続ける環境をつくる『depart 南青山』>>