働き始めて半年で独立。予約殺到の人気まつエクサロンに『nina』
恵比寿駅から徒歩2分。予約が殺到する人気まつ毛エクステサロン、『nina』のオーナー山中麻里江さんにインタビューしました。独立を決意したのは、まつげエクステを始めてからなんと半年だというから驚き。前編では独立のきっかけや、まつ毛エクステの魅力について伺いました。
仲間の声に背中を押され、半年で独立を決意
—-こちらのサロンがオープンしたきっかけを教えてください。
「恵比寿にお店を出したのが8年半前で、最初は駅前の小さなスペースで個人サロンをオープンしたんですけど、お客さまが段々と増えてきたので、こちらに拡大移転したんです。それが5年前ですね」
—-山中さんはずっと、まつ毛エクステのお仕事をされていたんですか?
「もともとは美容師を3年やっていたのですが、辞めてから2年くらいはまったく違う仕事をしていました。企業の事務とか、受付とかですね。やりたいことがなかなか見つからなくて。でも販売の仕事をしていたときに、改めて自分は接客が好きなんだってことに気がついたんです。人に接して、よろこんでもらえる仕事っていいなって。でも販売の仕事は、自分の手で何かするわけじゃないので私としてはそこが物足りなくて、美容業界に戻ることを決意しました。そのときにたまたま、まつ毛エクステの仕事が目に入って。半年勤めたあとに、独立することになりました」
—-たったの半年で、独立ですか!?
「そうです(笑)。最初に入ったお店を半年でやめて、次の就職先が決まっていたんですけど、同じ店舗で働いていた人たちに、このタイミングで独立したら?ってすごくすすめられて。独立は自分では考えてもいなかったんですけど、想像してみたら『あ、いいかも』ってその気になってきたんです(笑)。美容師時代はカットが苦手だったけど、まつ毛エクステの細かい作業は自分に向いていたみたいで、周りからはうまいって言ってもらえて。実は、美容師を途中でやめてしまったことがずっと心に引っかかっていたんです。今まではがんばったら超えられてきたことがたくさんあったのに…って。だからこそ、この仕事は極めたいという思いがありました」
誰にとってもホームのような場所でありたい
—-このサロンをつくるときに、こんな場所にしたいという思いはありましたか?
「お客さまにとっても、スタッフにとってもホームのような存在になりたいと思っていて。普段生活していたら、仕事で嫌なことがあったり、人間関係で落ち込むこととかみんな絶対あると思うんですけど、そんなときに『nina』にきたら、いつもと変わらない私たちが待っている、そんな場所。ここに来たらほっとしたり、またがんばろうと思えるような背中を押せるサロンをつくりたいと思いました」
—-内装のコンセプトは?
「10年経ってもかっこいいサロンでいたいという思いがあり、いまのデザインにしました。可愛いより、かっこいい。繊細だけど強さがあるサロンをつくりたかったんです。あとは施術をする場所は、絶対個室にしようと思っていました。上の部分が空いているので、完全に個室とは言えないんですけど、お客さまが人の目を気にせずほっとできる空間がいいなと思ったんです」
自分の手で施術できるよろこび
—-山中さんにとって、まつ毛エクステの魅力はどんなところでしょうか?
「自分の手でお客さまに何かを施して、よろこんでいただけることが魅力ですね。お客さまのオーダー通りに仕上げるというよりは、その方がどうしたら一番輝くかを、こちらからも提案して、一番いい形に仕上がるように施術しているので、お客さまが期待していた以上の仕上がりが提供できて、満足してくださったときはうれしいですね」
まつ毛エクステという天職に出会い、躍進を続ける山中さん。後編では技術面や施術のときに気をつけていることなどを中心に、『nina』の人気の秘密に迫ります。