10年で25店舗を展開!理由は高品質と通いやすい価格の実現にあり『Celeste三軒茶屋店』
創業10年目で25店舗を展開している『Celeste』。5年前には関西、2年前には九州と、全国に店舗を拡大しています。コンセプトはお客さまが通いやすい価格で高品質。相反する2つの要素をどのように実現しているのでしょうか。エリアマネージャーの本間慎吾さんに伺いました。
店長クラスの育成に力を入れ急展開
――『Celeste』はY’s & partnersグループが経営されているとのことですが、まずはグループの歴史を教えていただけますか。
「創業は2008年なので今年で10年目になります。最初は中野、江古田の2店舗からスタートし、今では全国に25店舗を構えるまでになりました。5年前には関西に初出店し、今では5店舗になりましたし、九州にも2年前に出店をしました。全国展開をしかけているところです。グループでは他にも飲食など14業態を展開しており、経営基盤はしっかりとした会社です」
――急激な展開をできている理由はどんなところにあるのでしょうか。
「一番の理由としてはスタッフ教育にあると思っています。お店は店長がいないと成り立たないので店長になれる人材を育てていき、育ち次第店舗を任せていくという流れで店舗展開をしています。一時期は、1年間に10店舗を出したこともありましたね。そういった力をつけた美容師が増えることは会社としてももちろん有益ですが、スタッフ自信が長期的に働いていくことを考えたときにも意味があると思っています。店長としてマネジメントの能力を高め、経験を積んでいくことで、その後のキャリアにも大きく差がでてくるはずです。今はまだ体制が整っていないのですが将来的にはフランチャイズを作っていこうという流れもあるので、マネジメントや経営の知識と経験を持った人材を育てることに力をいれています」
――本間さんはどのようなきっかけで入社されたのですか。
「以前働いていたサロンも社員の形態で8年ほど働いたのですが、給料もあまり上がりませんでしたし、天井が見えてしまったという感じがあったんです。たまたま知り合いがここで働いていたので、いろいろ話しを聞いたんです。この会社なら自分ががんばった分だけ給料を稼げるし、その先で店長やマネージャーになって活躍することもできます。さらに独立支援の制度もあると聞いて、道がどんどん開けていく感じがしていいなと思ったんですね」
通いやすい価格で高級商材を使い、お客さまの満足度を上げる
――Celesteの企業理念を教えてください。
「サービス面では完全マンツーマン接客と高級商材を使いながら、通いやすい価格というところを前面に打ち出しており、お客さまに満足していただくということを大切にしています。スタッフに対しては、がんばる人、成長をしようとする意欲のある人を正当に評価し、平等にチャンスを与えることを理念としています。他には出店を沿線エリア中心にするということですね。渋谷や新宿などの主要都市のエリアではなく、ローカルなエリアに出店しその地域に住んでいる人が通いやすいサロン、一番近いサロンとなり、地域で一番愛されるお店となることを目指しています。まずは自分のファン、指名を増やすということにあまりこだわらなくても、新規のお客さまにたくさん入ってもらうことができるんです。そのなかでスピードと質の両方を重視した施術が身につけることができるようになり、結果的に美容師の成長につながり、指名が増えるといういい循環ができています」
――通いやすい価格で高級商材を使うというのはどのように実現しているのでしょうか?
「お客さまの支持を得ることで自然と単価を上がっていくということがありますね。満足度が高いので、お店を信頼して何度も通ってくれるようになり、特定の美容師のファンになってくれます。結果、指名料などで単価も上がっていきます。なので低価格で安い商材を使うというのは絶対にしないようにしていますね」
――新規のお客さまの集客力が高いと伺ったのですが、その理由は?
「お客さまの満足度が高いことで、口コミが多いことがその理由だと思います。口コミというのはお客さまの生の声ですので、それを見て安心してお越しになるお客さまが多いですね」
業務委託の形態をとっている『Celeste』。「稼ぐには数をこなさないといけない」「スタッフ同士のつながりが希薄で殺伐とした空気」というような、業務委託のイメージとはまったく違う環境なのだそうです。後編で詳しく聞いてみたいと思います。