【December 北田ゆうすけが指南!】 春夏への気持ちが高まるパーマスタイル #2
春夏に向けて、パーマスタイルの人気が高まっている。そこで前回は、カジュアルなスタイルが人気のDecember北田ゆうすけさんにご登場いただき、今おすすめのパーマスタイルを提案していただきました。今回は、さらに詳しくスタイルの作り方をレクチャー。ストレートに飽きて変化をつけたい人におすすめの、パーマスタイルの作り方を教えていただきました。
北田さんが提案する おすすめパーマスタイル
ストレートスタイルに飽きた人にぴったりの、ラフな動きのあるパーマスタイル。軽さと束感のあるパーマで、カジュアルで今っぽい雰囲気に。前髪パーマからサイドにつながる、柔らかなリバースカールが、顔周りに変化を生み出す。
ポイントは、顔周りに作るラフな動きと毛束感
トレンドの透け感ある前髪と、サイドの顔にかかる髪に、パーマ感のあるカールをしっかりと。顔周りに動きが出ることで、簡単に印象チェンジが叶う。また、通常より高い位置でスライスをとることで、ウエイトポイントが高めに。ハチ周りを膨らませずに、丸みのあるシルエットが作れる。髪表面の動きを作るトップの髪は、すべてリバース巻きにすることで中間~毛先の動きが強調され、空気を含んだような軽さが生まれる。
HOW TO
ベースカット
全体に、中間から間引いて、束感が出るようにカットする。少しレイヤーを入れておくことで、パーマがかかりやすく、動きが出やすくなる。
1
軽く洗った状態でスタート。耳ラインでブロッキングし、バックから巻いていく。
1段目は耳の高さでブロッキング。襟足が外ハネになるように、16㎜のロッドで1.5回転の毛先ワンカールで巻く。
2
2段目は、こめかみの高さでブロッキング。16mmのロッドで、ややバイアスにして1.5回転の毛先巻きに。頭のかたちや毛流れにあわせて、斜めにスライスをとることで、仕上がりでパーマがなじみやすくなる。
3
3段目は、ハチより上のラインでブロッキング。20㎜のロッドで、ややバイアスにして1.5回転のミックス巻きに。両端がリバース巻きになるようにして。
4
サイドはこめかみの高さで2段にブロッキング。下段を20㎜のロッドで、前に引き出しながら斜めにスライスをとり、外ハネになるように毛先を1回転のリバース巻きに。
サイド上段は、バックの3段目とつながるように意識。23mmのロッドで、1.5回転のフォワード巻きにする。フォワードに巻くことで、頬にかかる毛束が生まれる。
5
トップの髪は、3段目の分け目が隠れるようにブロッキング。
23mmの円錐ロッドを使い、2.5回転のリバース巻きに。円錐の太い方に毛先、細い方に中間がくるように巻くことで、動きが出にくい中間にカールがつく。
6
前髪は2段に分ける。内側の髪を黒目幅でとり、16mmのロッドで1.5回転の平巻きに。取り切れなかったサイドバングも、コットンを使って毛先にワンカールつくようにする。
前髪の上段は、20㎜のロッドを使い、1.5回転の平巻きに。
7
全体を巻いた状態。
コスメパーマ剤を全体に塗布後、スティックをさして10分ほど放置してから洗髪。
巻き上がり
AFTER
スタイリングムースを中間~毛先にしっかりなじませ、束感を作るようにスタイリング。
取材・文/山本二季
撮影/奥村亮介(スタジオ・バンバン)
ヘア・メイク/北田ゆうすけ(December)
モデル/河野れいら
▽前編はこちら▽
【December 北田ゆうすけが指南!】 春夏への気持ちが高まるパーマスタイル #1>>
教えてくれたのはこの人!
北田ゆうすけさん
December 代表
1984年生まれ。神奈川県出身。山野美容専門学校を卒業後、「NEUTRAL」(現在のGARDEN前身)に入社。12年のサロンワークを経て、2018年に独立、「December」を立ち上げる。ふんわりと柔らかく、再現性の高いカジュアルなスタイルが得意。前髪カットとボブスタイルに定評あり。女性誌、セミナー、ヘアショーなど、多岐に渡り活躍中。
Salon Data
December(ディッセンバー)
住所:東京都渋谷区神宮前6-18-14 JS神宮前プロパティ3階
東京メトロ「明治神宮前駅」7番出口より徒歩5分、「渋谷駅」13番出口より徒歩5分
電話:03-6427-2855
営業時間:月~金/11:00~21:00、土/10:00~20:00、日・祝/10:00~18:00
定休日:月曜日(月曜日が祝日の場合は営業、翌火曜日が休日)
http://december-hair.com/
インスタグラム:https://www.instagram.com/yusuke.kitada/