ネイリストは需要のあるお仕事? 将来性が気になる!

これからネイリストを目指す人も、この業界である程度の経験を積んで転職を考えている人も、『ネイリストの需要』が気になるのではないでしょうか。

せっかく身につけたスキルも、それを生かすための場がなければ、働くうえでモチベーションがなくなってしまいますよね。

しかし、「ネイリストとして活躍できるだろうか」といった疑問は、ネイル業界を理解することによって解決できます。

今回はネイリストの需要や将来性について考え、どのような未来が待っているのかについてお話します。

履歴書なしで応募可能!

「ネイリスト×経験者歓迎」で探す

ネイリストは需要のあるお仕事? まずは現状をチェック!


ネイルでオシャレを楽しむ女性が多い今、気になってくるのが“ネイリストの需要”ではないでしょうか。

「日本ネイリスト協会」が発行している「ネイル白書」には、ネイリストとして活躍する人やネイルサロンの店舗数の移り変わりなどがわかります。

ここではその情報を元に、ネイリストの置かれている状況について考えてみましょう。

市場の規模とネイルサロン数の推移は?

ネイリスト_モアリジョブ出典元:ネイル白書(https://www.nail.or.jp/publish/nail_report.html

統計によると、ネイルサロンなどのネイルサービス市場は2005年から2008年にわたって急激な成長をしています。そして現在でも、市場は増加傾向にあるといえます。

店舗数も、都市部を中心に競争が激しくなっていて、閉店する店よりも新しく設立される店のほうが多いため、施設数は増えるという見込みが立てられています。

2015年の時点でネイルサービスを行う店舗は約24,450店舗になっています。また、同年のネイルサービスの市場価格は1,655億円となっており、規模はかなりの大きさになっているといえます。

また、ネイルサービスに加えて『消費者向けネイル製品市場』と『ネイル教育市場』を加えたネイル産業全体の市場規模は2,223億円と推測されています。

売上の伸びは低め

消費者に注目してみると、ネイルへの関心はこれまでと変わらず高い状態にあるといえるでしょう。また、自身でネイルを行う“セルフネイル”も関心が高まっています。

その一方で、ネイルサロンでのサービス価格の引き下げ競争が起こっていて、手ごろな価格を理由に、顧客が新たなネイルサロンを開拓するケースもあるようです。

統計からも、利用率は増加の傾向にあるのですが、売り上げの伸び率は決して高いとはいえません。

しかし、利用率は低い伸び率ながらも、まだネイルサロン業界はにぎわっている、という点が重要です。

これからどうなる? ネイリストの将来性が気になる!

ネイル市場が成長を続けていることと、店舗数も増えていることがわかってもらえたと思います。

また競争が激しくなり、低価格化が進むことで売り上げの伸び率が低くなっている状況がある一方、雇用のニーズがあることもお話しました。

そこでネイリストとして仕事をする人にとって気になるのが、その将来性ではないでしょうか? 誰だって今後の成長が見込めない業界では働きたくないですよね。

ここでは美容業界の現状や消費者の移り変わりからみえてくる、ネイリストの未来について考えてみましょう。

イベントやブライダル・ネイルサロン以外でも活躍!

ネイリストが活躍できる場は、ネイルサロンに限りません。たとえば、トータルに美容全般を取り扱うサロンで、ネイルのメニューを取り入れる店舗がとても増えてきています。

そのようなサロンに勤務する以外にも、イベントやブライダルなどでの、ネイルアート専門の仕事をする方もいるでしょう。

これは女性が美を追求するうえで、爪に手を加えることが当たり前になっているということ。それだけネイルアートが普及している証拠です。

つまり美容という大きなジャンルのなかで、ネイルへの施術はかかせない状況になっているため、ネイルサロン以外でも活躍できる場がどんどん広がっているのです。

高齢化でもオシャレを楽しむ女性は多い!

日本は少子高齢化社会を迎えていますが、高齢化が進んだからといって、ネイルサービスの需要が下がるというわけではありません。

むしろネイルをすることが当たり前の世代が高齢化していく一方で、若者もネイルアートを楽しんでいるので、より幅広い世代がネイルに関心を持っているといえます。

そこで大切にしたいのは、それぞれに異なる『ネイルの好み』です。特に高齢者はナチュラルでベーシックなネイルを求める方が多いでしょう。

そういったお客様の声に応えたサービスを提供できることが、大切になってきます。細かくわかれていくニーズを満たすために、ネイリストは常に流行に敏感になる必要があります。

履歴書なしで応募可能!

実際の求人を見てみる

これからますます活躍するためにできる3つのこと

ネイリスト_モアリジョブ
ネイルアートがより身近な存在として、幅広い世代に求められていることがわかってもらえたと思います。

以前より一般的になったネイルですが、これからネイリストとして活躍するために必要なことは、どのようなことなのでしょうか。

ここでは「スキルアップ」「プラスアルファの技術」「ネットの活用」という3つの視点から、今後のネイリストに求められるものを挙げていきたいと思います。

①とにかくスキルアップ

ネイリストの仕事はどれだけのお客様を満足させられるか、さらには人気によって収入などが大きく変わってきます。技術などの実力で勝負する厳しい世界だといえるでしょう。

とはいえ、日本のネイルアートのレベルの高さは世界でも知られており、ネイルアート展が開かれるほどの人気を集めています。それだけ、日本のネイリストの技術は優れているのです。

そのような環境のなかで生き残っていくためには、とにかくスキルを磨くことが大切でしょう。

「この業界でやっていける」という自信を持つためにも、常にレベルアップをする必要があります。

そのため、ともに働く仲間をよきライバルとして、お互いを高めあっていけるような環境で働くといいでしょう。ネイリストとして、いい刺激をもらえる職場は自身の成長につながります。

②+αの技術を身につける

ネイリストとしての技術をある程度身につけたならば、ほかの美容ジャンルにも目を向けてみてもいいかもしれません。これはネイルサロン以外で働く場合に、大きな武器となります。

たとえば、美容師免許の取得が挙げられます。この資格があれば、ヘアメイクやマツエクも扱えるようになり、職場によってはさらに活躍することができるでしょう。

ひとりで複数の美容メニューを提供できる人は、貴重な存在です。また人手が足りない時に、さまざまなことを補ったりできるので、雇用する側であるサロンも助かるのです。

何かひとつのスキルを突き詰めることは大切ですが、多種多様な業態が存在する美容業界では、バランスよくさまざまなメニューをこなせると、柔軟な対応ができるでしょう。

③SNSやブログでPR

ネイリストである自身を積極的に売り込むことも、大切になってきます。自身がどんなスキルを持っているかをアピールすることは、お客様を呼び込むきっかけになることもあります。

そのためSNSやブログなどを用いて、情報を発信することもひとつの手段になってきます。情報を発信するときはSNSとブログ、それぞれの長所を生かせると良いでしょう。

たとえばSNSでは、自身の施術したネイルを写真で撮り、それをアップするだけでもPRになります。ネイルの場合文章で読むよりも、写真などで見たほうがデザインやセンスもわかりやすいです。

一方、ブログでは、もう少し踏み込んで自身が考える美容のことなどを書いてみることをおすすめします。お客様に限らずあらゆる人が情報にアクセスできるので、思わぬ仕事の依頼につながることもあるかもしれません。

ネイリストはこれからも需要あり!

以上、ネイリストの需要とその将来性について考えてきました。ネイルサロンやネイル市場というものは、ある程度の成長をとげたことがわかります。

そのためネイル単体で見ると売り上げの伸び率はゆるやかなものの、美容業界は今後ますます活発化していくことが予想できるため、ネイルの需要も落ちることがないといえるでしょう。

なによりも大切なことは、実力が重視される世界なので、常にスキルの向上を心がけるとともに、流行に対して敏感になることです。

また、ネイリストとしてのキャリアを積み上げた人は、違う美容ジャンルのスキルを身につけるなどの努力によって、さらに活躍できることでしょう。

日々の業務をこなしつつ、そこに少しの工夫を加えてみましょう。そうすれば、人気者のネイリストになれることも夢ではありません。

出典元:
日本ネイリスト協会
ネイル白書

履歴書なしで応募可能!

実際の求人を見てみる

この記事をシェアする

編集部のおすすめ

関連記事

近くのネイリスト求人をリジョブで探す

株式会社リジョブでは、美容・リラクゼーション・治療業界に特化した「リジョブ」も運営しております。
転職をご検討中の場合は、以下の地域からぜひ求人をお探しください。

関東
関西
東海
北海道
東北
甲信越・北陸
中国・四国
九州・沖縄