NYX Professional Makeup ビューティアドバイザーが教える!最新カラーメイクアップのポイントは?カラーメイク編#2
美容部員として活躍したい方たちに「今、知りたい情報」をお届けする連載企画。ここでは、お客さまにいちばん近い距離でブランドの魅力を伝えるBAさんにフォーカス!ブランドが提案する最新メイクアップのハウツーはもちろん、BAを目指した経緯やお仕事のポリシーを教えていただきます。
LA発のメイクアップブランド・NYX Professional Makeupより、ビューティアドバイザー・呉屋真里奈さんをお迎えし「2019 AWにオススメのカラーメイク」をうかがいます。
HOW TO カラーメイク編
ベースメイクまでを仕上げた状態です。
1.アイシャドウベースをONします
アイホールに、アイシャドウベースを塗布します。クリーミーなテクスチャーで、肌なじみも◎次にのせるカラーの発色を良くさせる効果が期待できます。
2.ブレンディング ブラシで、アイシャドウを塗布します
アイホールに、UT シャドウ パレットの04のオレンジを塗布します。
使ったのは、ブランドでも人気の高いブレンディング ブラシ(1,300円)。アイシャドウをぼかすのに最適な毛足の長いタイプ。ソフトな筆先でどんな色も、美しくなじませます。
目頭は少し薄めに、キワは濃いめに塗ることで自然なグラデーションに。
3.アイシェーディングブラシを使って、二重幅に色を入れる
ポイント!ここでブラシをチェンジします。
次に使うのは、毛の密度が高く、アイシャドウをのせたり、伸ばしたり、ぼかすのにピッタリのアイ シェーディング ブラシ(1200円)。
レッドカラーを二重幅に入れていきます。
よりハッキリとカラーを強調させたい場合は、2〜3度重ね塗りして。
4.下まぶたにカラーを入れる
デュアル ファイバー スマッジャー ブラシ(1,400円)で下まぶたの目頭から目尻まで、カラーを入れていきます。極細筆を選ぶことで、安定した色を入れることができます。
左側も同様に、2mmほどのカラーを入れて。
また、お客さまの目に筆を近づける前に、「視線を上にあげてください」と伝えると◎目が大きく開くことでカラーを入れやすくなります。
反対側の下まぶたも同様に。アイホールの色と同系色でも、あえて反対色を入れてプレイフルなミックスを楽しむのもオススメ◎。
パーティ、友だちとのお出かけ、夜遊びなどシーンに合わせて、自由にカラーミックスを楽しんで。
ベースメイクの後は、いきなりアイシャドウを塗るのではなく、アイシャドウベースで土台を作ってから進めるのが鍵に。発色もモチもアップします。
5.チークを入れる
ほお骨の高い位置にチークを入れます。内側から外側にぼかして。使ったのは、9/19発売のスウィートチークス クリーミー パウダー ブラッシュ イン マット。チークをのせる際は、ライトウェイト パウダー ブラシ (2800円)がオススメ。ムラなく均一に肌にのせ、ふんわり仕上げてくれます。
6.ハイライトを入れる
ホロ ハロー マイクロハイライト ブラシ(2,000円)でハイライトを入れます。
入れる位置は、チークの少し上のエリア。内側から外側に向かって入れることでさりげないツヤ感と立体感が出ます。
7.リップを仕上げる
ソフト マット リップ クリームを、塗布していきます。
ベルベットのように滑らかな着け心地が魅力のクリーム状のマットリキッドリップ。あえてリップラインは引かず、ラフに1本で仕上げるのが今の気分。
完成
日本人に多い「イエローベース」の人に映えるカラーメイク。下まぶたに入れた彩度の高いイエローカラーがフレッシュで明るい印象を与えてくれます。また、リップには肌なじみのいいヌーディカラーをのせることで、全体がまとまり落ち着いた雰囲気に。
カラーメイクのポイントは?
1.アイシャドウベースを塗ってからカラーをのせることで、発色もモチもアップ。
2.アイメイクに主張のある色味を使うときは、リップをヌーディカラーを選ぶと、バランスが◎
3.あえてリップラインは引かず、ラフに仕上げるのが今っぽい!
使ったアイテムはコチラ!
(左から順に)ボーン トゥー グロー ハイライティング パレット 01 3,200円、UT シャドウ パレット04 2900円、アイシャドウ ベース 02 1,300円、スィートチークス クリーミー パウダー ブラッシュ イン マット 10 1,200円、ソフト マット リップ クリーム 36 1,200円
BAの仕事について呉屋さんに伺いました
—-BAさんの仕事の喜びは?
「いちばん嬉しいのは、お客様が来店時よりもさらに綺麗になって、自信に満ちた表情でお店を後にする瞬間です。自分がさせていただいたアドバイスやメイクアップで、お客様の顔が生き生きとされるのが目に見えるので、喜びがダイレクトに伝わってきます。
また、そうした瞬間だけでなく、長くお付き合いさせていただいているお客さまの長年の肌悩みやメイクのお悩みを一緒に解決できることも、とてもやりがいを感じられます」
—-また、大変な点は?
「美容部員職はとても華やかな職業ではありますが、タッチアップや接客の他にも納品業務や店舗清掃などもあり、体力は必要です。もうひとつ、お客様にメイクをして綺麗にしてさしあげることはもちろんですが、単にタッチアップを行うだけではありません。満足していただいて、さらに『販売する』という目的も同時に担っています。一言で『販売する』といっても、さまざまなお客様がいらっしゃるので、お客様全員に同じサービスを行っても購入にはつながりません。ご満足いただいて購入に繋げるということは決して簡単なことではありません。技術も求められるし、頭を使う業務だなと日々感じています」
—-特に印象に残っているお客さまはいらっしゃいますか?
「まだこの業界に入りたての頃です。分厚いレンズのメガネをかけていらっしゃるお客様に接客しました。ファンデーションとアイシャドウをお探しということで、お客様のご要望も多く、うまくくみ取ることができていないと感じていました。お客様が『私の肌のカラーにちゃんと馴染んでいますかね?心配で。』と不安そうに笑いながら悩まれている姿を見て、私は思うようにニーズをくみとることができないもどかしさから、正直なところ、その場を離れたい気持ちになってしまいました。すると、お客様が『実は、私は病気で年々視力が低下しているんです。アイテムの色がよく見えず、自分の肌にカラーが合っているのかもよく分からないんです。時間がかかってしまって、ごめんなさいね』と打ち明けてくださいました。
その一言で、お客様に100%の気持ちで対応することができていなかった自分に気づき大変申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。最終的には、再度しっかりとお話しさせていただき、お客様のニーズを理解してお試しいただき、とても気に入ってくださりご購入に至りました。この事があってから、お客さまのニーズを把握することの大切さや、お客さま自身の気持ちになって物事を考えることの重要性を痛感しました。このときに感じた気持ちを忘れずに、一人ひとりのお客様と接していこうと考えています」
▽#3はこちら▽
NYX Professional Makeup ビューティアドバイザーが教える!最新カラーメイクアップのポイントは?パーティメイク編#3>>
協力ブランド/NYX Professional Makeup(https://www.nyxcosmetics.jp/home)、メイク/呉屋真里奈、モデル/Saya(AIMS PRODUCTION)、撮影/平柳智子、ヘア/川口浩太朗、ディレクション・取材・文/小竹美沙(http://misakotake.com/)
教えてくれたのはこの人!
呉屋真里奈さん
2017年入社
自社ブランドでお気に入りのアイテムは、UTシャドウ パレット。
「16色入ったアイシャドウパレットです。色の組み合わせも自由にできるので、見ているだけでもワクワクします。これひとつ買い足すだけで、メイクの可能性が広がります」