ナチュラグラッセ トレーナーさんが直伝! ブランドが提案するカラーメイクアップとは? ベースメイク編#1
美容部員として活躍したい方たちに「今、知りたい情報」をお届けする連載企画。ここでは、お客さまにいちばん近い距離でブランドの魅力を発信する「BA(ビューティアドバイザー)」さんにフォーカス!ブランドが提案する最新メイクアップのハウツーはもちろん、ビューティアドバイザーやトレーナーを目指したキッカケについても教えていただきます。
6回目は大人気オーガニックブランド「ナチュラグラッセ」より、トレーナー髙野碧さんをお迎えしました。
ナチュラグラッセって?
日本発のスキンケアメイクブランド。ナチュララグッセのブランド名は「natural」と「glacé」を組み合わせた造語です。「natural」には、100%天然由来の原料だけをつかった処方、「glacé」は毎日にひとツヤを加えるという意味が込められています。
製品には、石油系界面活性剤、鉱物油、タール系色素、合成香料、パラベン、シリコン、紫外線吸収剤を使っていないのもブランドのポリシー。「植物の力で日々を健やかに彩る」というコンセプトのもと、単に肌にやさしいだけではなくつけ心地や発色にもこだわったスキンケア仕立てのメイクを提案しています。
また、ナチュラグラッセを手がける株式会社ネイチャーズウェイは1974年の創業以来、環境問題にいち早く取り組んできました。「ネイチャーズウェイ環境基金」を設立し、売上の一部は環境保護活動や社会貢献活動に役立てられています。
HOW TO ベースメイク編
まず、ベースメイクの作り方をワンステップごとにご紹介していきます。こちらは、すっぴんの状態です。
髙野さん「ベースメイクのアイテムの多くは、石けんでオフできる処方なんですよ。肌にやさしいので、ファンデーション特有の『重たさ』や『付けている感』が苦手という人でも使いやすいと思います!また、肌に影響を与えるといわれているパソコンやスマートフォンから発せられるブルーライトをカットしてくれるアイテムを使っているのもポイントです!」
1.ベース「スキンバランシング ベース」を塗る
使うのは、スキンバランシング ベース。
「1プッシュだと量がしっかり出るので、1.5プッシュを推奨しています」と髙野さん。
くすり指で、おでこ、鼻、右頬、左頬、あごに5点置きします。
放射状にのばしていきます。
「放射状」を意識することで、ムラなくのばすことができるそう。
指でのばしたあと、パフでなじませて。
スキンバランシング ベースにはマリーゴールドから抽出した「ルテイン(成分名:キサントフィル/保湿)」を配合。この成分など、パソコンやスマートフォンから発せられるブルーライトからも肌を守ってくれるそう!
2.ファンデーション「スキントリートメント ファンデーション」を塗布する
使うのは、スキントリートメント ファンデーション。肌を構成するセラミドのもととなる必須脂肪酸を含んでいて肌を保護する効果が高い「カシス」と、肌の潤いを守る「ゼニアオイ」を配合しています。
「こちらは1プッシュ押すと小顔の方には多い場合があるので、0.7プッシュくらいがオススメです」と髙野さん。
おでこ、鼻、右頬、左頬、あごに5点置きします。肌にのせたらすぐにのばしていきます。
のばすときは放射線状に。
お客さまに仕上げるときはパフで全行程を行いますが、ご自身で仕上げるときは指だけでも、パフでも、どちらでもOK。よりキレイにムラなく仕上げたい方は、仕上げにパフを使うことで、ムラなくキレイに仕上がります。
それ以外にも、カバーを足したい所など気になるときは、目の下の三角形ゾーンに重ね付けして。
指の腹を使ってトントンとたたきこむイメージで行って。
3.Cゾーンに、ハイライト「コレクティング スティック01」を入れる
Cゾーンにハイライトを入れます。スティックタイプなので、肌に直接塗り込むことができて◎
ハイライトを入れることで立体感とツヤ感がアップ!
薬指で軽くたたきこむようになじませて。
4.ルースパウダーをのせる
「磨きあげ」をしていきます。
磨きあげとは、お肌の表面を優しくなでるようなイメージで小さな円を描いて仕上げること。
おでこ→頬→アゴと順にルースパウダーを肌になじませていきます。
このひと手間で、まるで肌が薄い「ヴェール」をまとったかのような透明感のある仕上がりに。
髙野さん「ルースパウダーはTゾーンの皮脂によるくずれやテカリを抑え、透明感のある仕上がりをキープしてくれます。こちらのアイテムも、ブルーライトの98.7%(※第三者機関実施試験結果より)をカットしてくれる優秀アイテムです」
5.ハイライトパウダーをのせる
パレットのいちばん下の色は、目まわりのCゾーンのハイライトに塗布します。
次に、上の3色をブラシで混ぜて目の下に入れます。
さらにTゾーンに塗布していきます。
鼻筋に入れるときは専用ブラシを縦持ちにして。
白浮きしない、縦長のハイライトを自然と入れることができます。
ブラシに残ったお粉を使って、アゴにも塗布します。
これで、ベースメイクはできあがり!
ベースメイクのポイントをおさらい!
1.ベースとファンデーションはおでこ、鼻、右頬、左頬、あごに5点置き。その後「放射状」に指の腹で広げるとムラなく綺麗な仕上がりに。
2.スキントリートメント ファンデーションは、「指で塗ってからパフで」仕上げるのがオススメ。トントンと優しくなじませれば、ほどよいツヤ感がうまれます。
3.ルースパウダーは、小さな円を描きながら肌になじませて。お肌の表面を優しくなでていく「磨きあげ」でつややかな美肌に。
使ったのはコレ!
(左から順に)「スキンバランシング ベース」SPF31/PA++/25mL/3,520円(税込)、「スキントリートメントファンデーション」全4色 / SPF25 PA+++ /20mL/4,400円(税込)、「コレクティング スティック」01/3,960円(税込)、「ルースパウダー」全2色 / SPF40 PA+++ / 内容量7g/4,620円(税込)、「ハイライトパウダー」全1色/4,180円(税込)
なぜトレーナーさんを目指したの? 髙野さんにインタビューしました!
——— 美容業界で、どのようにキャリアを築かれてきたのかを教えていただけますか?
「大学卒業後は、化粧品メーカーに就職しました。新卒から3年間、美容師さんや専門学校生の方々に自社製品の使い方を教える『インストラクター』をしていました。とはいえ、私自身が美容の専門学校で学んだ訳ではなかったので、技術の足りなさや、もっと上手に教えられないだろうか? という葛藤を抱えていました。そこで、技術力をつけるためバンタンデザイン研究所WSヘアメイクコースに入学しました」
——— 在学中に、Nagisaさんのアシスタントにスカウトされるんですよね?
「そうなんです。仕事を辞めてヘアメイクを学んでいたのですが、在学中に Nagisaさんというヘアメイクさんから声をかけていただきアシスタントにつかせていただきました。Nagisaさんは雑誌『UNION』などにも携わられていて、広告や雑誌などで活躍されているヘアメイクさんです」
——— ヘアメイクアシスタントのお仕事について教えてください。
「現場に入って、メイク品の準備をしたり、撮影中にタイミングを見ながら師匠にブラシを渡したり、次のメイクに使うのをピックアップしたり。あとはアイテムを補充しておくこともあります。在学中から数えて約1年間、ヘアメイクアシスタントをさせていただきました。プロの技術を間近で見られたことがとても勉強になりました」
——— その後のキャリアについては?
「その後ブライダルの企業にメイクアップアーティストとして入社しました。仕事内容が、全然違いましたね。雑誌や広告の撮影ではカメラを通していかにその方をキレイにみせるかが問われましたが、ブライダルの現場は360℃間近で見て美しくて、かつ長時間もつヘアメイクが求められます。また、いかにドレスに映える質感を出すかなど……『ヘアメイク』という言葉こそ同じですが現場で求められることが変わりよい経験になったと思います」
次回は、いよいよナチュラグラッセに入社するキッカケ、気になる現在のお仕事について教えていただきます!
▽#2はこちら▽
ナチュラグラッセ トレーナーさんが直伝! ブランドが提案するカラーメイクアップとは?#2>>
<スタッフクレジット>
協力ブランド/ナチュラグラッセ(https://www.naturaglace.jp/)メイク/髙野碧、モデル/松田のどか(AIMS PRODUCTION)、撮影/平柳智子、ディレクション・取材・文/小竹美沙(http://misakotake.com/)
教えてくれたのはこの人!
髙野碧さん
2016年 バンタンデザイン研究所WSヘアメイクコース卒。
2019年4月ネイチャーズウェイ入社。29歳
お気に入りアイテムは……?
「スキントリートメント ファンデーション ナチュラルオークル02です。ツヤが欲しい方、もっちりとした肌になりたい方におすすめ。時間がたっても崩れにくいですし、ナチュラルなツヤが出ますよ!」