【先輩Answers!! ～美容師の技術力アップ編～】Laf from GARDEN 津田恵さんに聞く！ 若手時代の技術の磨き方
アシスタント、若手スタイリストのお悩みに、人気サロンのトップスタイリストがアンサー！ 今回は、トップサロン「GARDEN」のクリエイティブディレクター・津田 恵さんに、技術力アップ法についてのお悩みを相談しました。
教えてくれたのは…
Laf from GARDEN
クリエイティブディレクター 津田恵さん
関西で2店舗を経験後、GARDENに入社。トレンドを取り入れつつフィットするスタイルを得意とし、幅広い世代から支持を得ている。ファッション誌やヘア撮影、ヘアショーなどで、トレンドのスタイルを多く提案する。
インスタグラム：@megutsuda
お悩み１
「自主練で効率的に技術力を高めるためには、どんなところに気をつけたらいいですか？」（スタイリスト1年目）
自分の中で満足せず、他者の意見も取り入れて！
おすすめの練習法は、短時間で集中して練習すること。1時間で何回など、自分で課題を決めて続けることが、一番身につくと思います。自主練で一番大切なのは「実践」。セミナーに行ったり、業界誌を読むだけで満足せずに、必ずやってみること。どんな小さなことにも疑問を持ち、それに納得できるまで実践することが第一歩です。
そして、自分で実践してみて終わりではなく、先輩や他者の意見ややり方をたくさん聞くことで、さらにスキルアップできると思います。そうして引き出しを増やすことで、自分らしさも見つけ出せるようになるはず。
解決法
1.短時間で集中して練習する
2.疑問を持ち、必ず納得するまで実践する
3.他者の意見を聞いて引き出しを増やす
お悩み２
「スタイリストにできるだけ早く昇格するには、どうすればいいですか？」（アシスタント1年目）
「どんなスタイリストになりたいか」を見つけることが近道
スタイリスト昇格のためには、とにかく練習することだと思います。私は不器用なタイプなので、「人より時間がかかって仕方ない」と自分に言い聞かせ、誰よりも練習していました。スタイリストになって気づくことでもありますが、早くスタイリストになることが良いわけではありません。技術がちゃんと自分のものになっていなければ、スタイリストになってからが大変です。
「早くスタイリストになる」というより、「どんなスタイリストになりたいか」を早く見つけること。そして、そのためにアシスタント時代に何をできたかが一番大事。それが昇格への近道になると思います。
解決法
1.とにかく練習して技術を自分のものにする
2.どんなスタイリストになりたいかを見つける
3.目指すスタイリスト像のためにできることを考え実践する
お悩み３
「これって必要？ と感じるレッスンがあります。どうやって乗り越えたらいいですか？」（アシスタント2年目）
いつかは役に立つもの。モチベーションを保つ方法を見つけて
私の場合は、必要性を感じないレッスンはありませんでしたし、どんなレッスンにも必ず意味はあると思います。「いつかは役に立つ」と思って立ち向かうしかありませんよね。
レッスンの必要性に悩んでしまうのは、モチベーションが下がっているからかも。
モチベーションが下がったとき、私は先輩に話を聞いてもらっていました。ポジティブな先輩、あこがれの先輩に話を聞いてもらうと、「こんな風になりたい」と思って、また頑張れたんです。自分に合ったモチベーションアップ法を見つけてみてください。
解決法
1.いつかは役に立つと思って立ち向かう！
2.モチベーションアップ法を見つける
3.目指していた目標を思い出す
美容師には欠かせない技術力の、基礎を学ぶ若手時代。技術は奥が深いからこそ、先が見えなくて辛くなる時期でもあります。努力を重ねることで今を築き上げた津田さんの回答を参考に、トップスタイリストに必要な技術力を高めましょう！
取材・文：山本二季
イラスト：えのきのこ
Salon Data
Laf from GARDEN（ラフ フロム ガーデン）
住所：東京都中央区銀座5-5-14 JPR銀座並木通りビル9F
TEL：03-3569-1171
URL：https://garden-hair.jp/laf-from-garden/
