知っておきたい「Weddingシニヨン」の作り方をレクチャー!【ブライダルヘアアレンジ術 MY DRESSER BRIDAL 竹本実加さん #2】

前編に続き、トレンド感と特別感あるアレンジで多くの花嫁さんから支持を集める「MY DRESSER BRIDAL」竹本実加さんにインタビュー。前編では、ブライダルヘアメイクのお仕事の魅力や竹本さん流アレンジのこだわり、今押さえておきたいブライダルヘアについてお聞きしました。

後編ではそんな竹本さんに、知っておくとウェディングで絶対に役立つ『低めシニヨン』の作り方を教えていただきます。たくさんの花嫁さんからオファーが絶えない竹本さんのアレンジ術、ぜひチェックしてください。

お話を伺ったのは…

「MY DRESSER BRIDAL」
ブライダルヘアメイク 竹本実加さん

MY DRESSER 代表/エグゼクティブヘアメイク・講師。広告ヘアメイクからブライダルヘアメイクへ。海外花嫁のようなエレガントさ、シンプルなリラックススタイルまで、人と差をつける幅広いテイストを提案。また艶感や立体感のあるスタイリングが得意。花嫁様に寄り添ったサポートで支持を集める。
Instagram:@mika.mydresser

MY DRESSER BRIDAL 竹本実加さん流『Weddingシニヨン』

花嫁さんからのオーダーで一番多いという、低い位置のシニヨン。ベールをつけるクラシカルな挙式はもちろん、リラックス感あるドレス、カジュアルな和装までカバーできる王道アレンジです。竹本さんは、このシンプルかつリラックス感あるトレンドアレンジを、ツヤとシルエットにこだわることで格上げしています。

そんな知って損はない『Weddingシニヨン』の作り方を、竹本さんがレクチャー! まずはアレンジのポイントをチェックしましょう。

『Weddingシニヨン』の施術ポイント

1. 髪にツヤが出るようにまとめる

髪のツヤは花嫁さんを華やか&幸せに見せてくれる一番のアクセサリー。ツヤ感が出るスタイリング剤を使いつつ、髪を扱う時は指の腹ではなく指先を使うこと。

2. アウトラインをしっかり見る

最後に髪を引き出して整える時は、どこかが飛び出たり凹んだりしないように、アウトラインを均一につなげる意識で。自分が移動したりお客様に頭を下げてもらったりしながら、髪全体のアウトラインを360度チェック。

3. 正面からのシルエットは菱形を意識

髪の毛が作るフレーム効果で、顔型はいくらでも変えて見せられます。顎先を含めた髪のシルエットをキレイな菱形に見せてあげると、小顔&リフトアップが狙えて仕上がりもキレイに見えるように。

「全体は巻いて動きを出しますが、シルエットはボコボコしないように意識して。アウトラインが美しく、さらに髪にツヤがあると、カジュアルなデザインでも上品な印象に仕上がります」(竹本さん)

ポイントを押さえたら、アレンジHOW TOスタート!

BEFORE
鎖骨下まで長さのあるロングヘア。ヘアアイロンで巻いても取れやすい髪質。

HOW TO

1. 中間~毛先を巻く
今回は32mmのヘアアイロンを使用。顔周りからリバース、フォワードの順に後頭部に向かって全体をMIX巻きに。中間から入れて毛先まで巻き込む。アレンジのベースとして巻くだけなので、あまりキッチリ巻かなくてもOK。クリームバーム系のスタイリング剤を毛先から揉み込み、全体になじませて巻いた毛束をほぐす。セット力の強いワックスは髪が絡まりやすくなるので、まとまりと潤いを両立したクリーム系がおすすめ。

2. ブロッキング
ゴールデンポイントからイヤートゥでブロッキング。3パートにブロッキング。

3. バックを4つ編みにする
バックの毛束を4本に分け、毛先まで4つ編みにしてゴムで結ぶ。ゴムはきつく結びすぎない。太さが出るようにランダムに毛束を引き出す。シニヨンにするので全部引き出さなくてOK。

4. シニヨンの下半分を作る
根元のゴムに巻きつけるように、ネープギリギリにお団子を作る。土台と毛束が浮かないように、巻きつけながら根元に向かってピンで留めていく。ピンで土台と毛束を縫うイメージで。完成時のシニヨン全体の、下半分を作るイメージ。

5. トップを作る
トップの毛束の根元にワックススプレーを吹き付け、コームで逆毛を立てる。ワックススプレーを表面にもかけてコーミングして被せを作る。4のお団子の付け根少し上でキュッとつまんで、毛流れが丸くなるように集める。丸みの中心あたりを引き出してピンで固定。

6. サイドをデザイン
サイド表面の毛束を細かく取り、根元近くからリバースに巻く。巻いた毛束を、完成時のシニヨンにつながるように後頭部に集めてピンで固定。反対側も同様に。サイドの毛束をねじって、5で作ったトップの上に重ねてピンで固定。逆サイドも同様に。

7. シニヨンの上半分を作る
下りている毛束を細かく分けてツイスト。ツイストした毛束から髪を引き出してボリュームを出しながら、左右交互にピンで留めていく。キレイな円になるようにバランスを見て。ピンは表から見えない位置に留める。バランスを見ながら崩して形を整え、スプレーでセット。シルエットにつながりが生まれるように均一な丸みを作り、凹凸ができないように意識して。

8. 顔周りを整えて完成
前髪を中間から根元1cmまでリバースに巻き込む。サイドにつながるように、スプレーしながら整える。

AFTER
サイドのリバースの動きと、シニヨンの重なりが華やか。動きはあるのにシルエットがまとまって見えるから、清潔感&上品さも感じられます。

「花嫁さんの好みによってはベースを根元まで巻いてカジュアル感をプラスしたり、シニヨン部分を違うまとめ方にすることも。お色直しならシニヨン部分を外してダウンスタイルにするだけでも、ガラッと印象が変わります。どんなスタイルでも共通で大切にしたいのが、アウトラインの均一感と髪のツヤ。それだけでワンランク上の仕上がりになるので、ぜひ意識してみてください」(竹本さん)

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一生に一度の晴れの日を彩るブライダルヘアメイクのお仕事。フォトウェディングが増えている昨今は、美容師の仕事の幅を広げる一手段としてもチェックしておきたいところです。竹本さんは美容師向けセミナー講師としても活動しています。その手技をより詳しく知りたい方はぜひチェックしてみてください。

取材・文:山本二季
撮影:高嶋佳代

Information

MY DRESSER BRIDAL
(マイドレッサーブライダル)

住所:東京都港区芝浦4-5-9 THE HARBOUR SHIBAURA 404
※お問い合わせはHP内CONTACT

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