理容師のためのハサミの選び方って?人気のブランドとメンテナンス方法についてまとめて解説

理容師の仕事において欠かせない道具のひとつであるハサミ。その種類は多岐に渡り、特定のブランドのものなど、自身の好みに合うものを使用しつづけている理容師も少なくありません。

そこでここでは、そんなハサミの選び方と人気のブランド、メンテナンス方法についてくわしく解説します。

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理容師のためのハサミの選び方


理容師として働く際には、自身の手に合ったハサミを見つけることが大切です。そのためには、まずはハサミ選びを慎重におこなうとよいでしょう。理容師のハサミ選びでは、以下のポイントを押さえておくのがおすすめです。

ハサミ選びで大切なのは刃の長さとハンドルの種類

理容師が施術時に使用するハサミは、「刃」と「ハンドル」のふたつの部品で構成されています。使いやすさを重視してハサミを選ぶ場合、これらふたつの部品に関しては「刃の長さ」と「ハンドルの種類」にこだわることが大切です。

これは刃の長さとハンドルの種類によって髪をカットする際の感触が大きく変化するためで、ハサミの購入時には刃の長さとハンドルの種類が異なる複数の商品を実際に手に取って比較してみるとよいでしょう。

理容師はハサミの刃は長いほうがおすすめ

理容師が施術で使用するハサミを購入する際には、刃が長いものを選ぶとよいでしょう。理容師は髪をカットする際に「コーム」を使用しますが、このコームに沿ってハサミを動かす際には刃の長いものほど作業が滑らかになるため、仕上がりがよりきれいになるからです。

ただし、刃の長すぎるハサミは逆に使いにくいことから、自身の手のサイズに合うことも重視する必要があります。

理容師はオフセットハンドルを使っている人が多い

理容師が使用するハサミのおもな種類は、「メガネハンドル」と「オフセットハンドル」のふたつです。これらのうちオフセットハンドルにはハサミが安定しやすいというメリットがあることから、多くの理容師に使用されています。

ちなみにメガネハンドルはいろいろなカット方法に適していることから、理容師よりも美容師からの人気のほうが高いという傾向があります。

理容師に人気のハサミブランド5選


理容師として働く際に使用するハサミ選びで悩んだら、人気の高いブランドのものをいくつか選び、実際に手に取って比較してみるのもよいでしょう。つづいては、理容師に人気の高いハサミブランド5選と各々の特長をご紹介します。

ナルトシザー

ナルトシザーは1963年創業の老舗ブランドのひとつです。非常に人気の高いブランドでもあり、職人の手によってひとつずつていねいに作られたハサミは多くの理容師・美容師に使用されています。

ナルトシザーの代表的な商品には「ギルビーZ唐草」や「フォルテ・グレイバーDB」「三梳きトラントS26」などがあり、機能性だけでなくデザイン性にもこだわった商品も少なくありません。また、ハサミのメンテナンスに力を入れている点も大きな特長です。

OKAWA PRO-SCISSORS

OKAWA PRO-SCISSORSではプロの美容師・理容師向けのハサミを数多く販売しており、こちらも業界内で高い人気を誇るブランドのひとつとなっています。素材からこだわって作られたハサミは滑らかな使用感が好評を博しており、さまざまなカット方法に対応できる点が魅力です。

また、OKAWA PRO-SCISSORSではオリジナルシザーの製作にも対応。サロンオリジナルのハサミを使用することで、他店との差別化を図りたいといったユーザーの願望にも応えられるようになっています。

トラックスシザーズ

トラックスシザーズは、「切りやすさ」と「質感の違い」を実感できる点で好評を博しているブランドです。素材や刃の長さ、刃先の形状などの細部にまでこだわったハサミは有名スタイリストからも多くの支持を得ており、多様なカット方法に対応できるという魅力があります。

また、トラックスシザーズでもメンテナンスに力を入れており、可動部分の微調整や刃の研磨などのサービスを定期的に利用できる点も人気の理由です。

飛燕シザー

飛燕シザーは、バラエティに富んだ商品ラインナップと価格帯の幅広さが魅力的なブランドです。商品ラインナップには熟練の理容師だけでなく、駆け出しの理容師にもぴったりな機能性のすぐれたリーズナブルなハサミも含まれており、必要最低限の道具をまとめて揃えたい方にもおすすめ。

また、飛燕シザーではカスタムサービスや最長5年の商品保証サービスも提供。長期的に利用できるブランドである点も、魅力のひとつです。

bmac scissors 株式会社マック

bmac scissors 株式会社マックは、オリジナリティあふれる商品を多数販売していることで好評を博しているブランドです。製品の製造工程のほとんどを自社工場で完結させていることから、製品の管理が徹底している点が魅力。

可動部のメカニズムにこだわったハサミは滑らかな使用感が心地よく、駆け出しの理容師が施術に慣れるための道具としても適します。また、カスタマイズサービスやアフターサービスが充実していることも人気の秘密です。

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理容師がハサミメンテナンスをする5つのステップ

理容師として働きつづけるうえでは、自身の道具を大切にすることも不可欠です。そこで重要となるのが毎日の施術で使用するハサミのメンテナンス。つづいては、このハサミメンテナンスで基本となる5つのステップを確認しておきましょう。

ステップ①汚れを落とす

理容師が施術で使用するハサミには髪や皮脂などの汚れがつきやすく、これらは毎日しっかりと落とす必要があります。これらの汚れは水で洗い流せますが、皮脂に関してはお湯を使用することでより確実に洗い流すことが可能です。

ちなみに皮脂などの油分を含んだ汚れは放置しておくと刃の劣化につながり、施術の精度やハサミの使い心地にも影響を与えてしまいます。そのため、これらの作業は毎日の施術終わりに必ずおこなうよう習慣づけておくことが大切です。

ステップ②水気を取る

ハサミに付着した皮脂などの汚れを洗い流したら、清潔なタオルやティッシュなどで水気をふき取りましょう。ハサミに付着した水分をそのままにしておくとサビの原因となることから、このステップも必ずおこなうよう習慣づけておく必要があります。

ハサミの刃はわずかなサビが生じるだけでも切れ味に大きな悪影響がおよぶため、水分のふき取りはていねいにおこない、メンテナンス後はできるだけ湿度の低い場所で保管しておくことも大切です。

ステップ③オイルを使う

汚れを洗い流して水気をふき取ったら、ハサミの切れ味や使い心地を左右するオイルを垂らしましょう。オイルはハサミの接点部分に数滴垂らすようにし、必要以上に垂らしすぎないことも重要です。

オイルを垂らしたら清潔な布やティッシュなどを使用し、全体になじませます。この際にはハサミの使い心地を確認しながら、必要に応じて追加でオイルを垂らすのもよいでしょう。ただし、指が直接触れる部分にオイルが付着すると使い心地が悪くなってしまうこともあるため、注意が必要です。

ステップ④皮で刃のバリを取る

オイルを使用してハサミ全体を手入れしたら、つづいては皮を使用して刃のバリを取っていきましょう。バリとは施術をつづけることで生じてしまう「返り刃」のことで、これを放置しておくと切れ味が落ちてしまいます。

刃のバリは、「セーム革」などの皮で除去することが可能です。この除去時には皮で刃全体を優しく包み込むようにし、表刃の部分を指先でつまむようにしながらゆっくりと押すように拭っていくと、きれいな仕上がりになります。

ステップ⑤ネジのゆるみをチェック

ハサミの接点部分にあるネジは、使用しつづけることで徐々にゆるんでいってしまいます。この部分のネジがゆるんでしまうと使い心地に違和感が生じ、施術の精度にも影響が出てしまうことがあるため、定期的にチェックする習慣をつけておきましょう。

また、ゆるんでしまったネジは専用のドライバーでしか締め直せないこともあるため、こちらもつねに携帯しておくことが大切です。

理容師としてメンテナンスされたハサミを使って一流のサービスを提供しよう


理容師が使用するハサミにはさまざまな種類があり、ブランドごとにデザインや使い心地も異なります。理容師として一流のサービスを提供するためには自分の手に合うハサミを見つけ、それを使い込むことが重要でしょう。

同じハサミを使いつづけるためには、メンテナンスをしっかりとおこなうことも大切です。そのためには、メンテナンスの基本となる5つのステップを押さえておくことも忘れてはいけません。きちんとメンテナンスされたハサミを使って、一流のサービスを提供するよう心がけましょう。

引用元サイト
ナルトシザー
OKAWA PRO-SCISSORS
トラックスシザーズ
飛燕シザー
bmac scissors 株式会社マック

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