ジェルネイル技能検定中級の筆記試験とは? 試験内容や対策方法を紹介

ネイリストとして活躍している人のなかには、ジェルネイル技能検定の中級資格を持っている人も多いです。では、どのような内容でどんなスキルが求められるのでしょうか。今回は特に筆記試験について、試験内容や対策方法を解説します。

資格取得後の進路の選択肢もお伝えするので、今後に役立ててみてください。

「ジェルネイル技能検定」って何?

ジェルネイル技能検定とは、JNA(NPO法人日本ネイリスト協会)が実施している「JNAジェルネイル技能検定試験」のことです。

ネイルケアやジェルネイルの施術に必要な知識や技術を身につけていることを認める資格で、レベルに応じて初級・中級・上級があります。

なお、中級を受けるためには初級、上級を受けるためには中級に合格していなければなりません。

引用元
NPO法人 日本ネイリスト協会:JNAジェルネイル技能検定試験
NPO法人 日本ネイリスト協会:第31回JNAジェルネイル技能検定試験 試験要項

ジェルネイル技能検定中級の試験の内容

中級の検定では実技試験と筆記試験が同日に行われ、資格を得るには両方に合格しなければなりません。

実技は第1課題と第2課題に分かれており、第1課題ではネイルケアとカラーリング、第2課題ではジェルフレンチカラーリングやジェルグラデーションなどを施します。

なお、第31回(2024年12月実施)以降の変更点として、施術はモデルの手もしくはJNEC認定モデルハンドに行い、あらかじめ指定された状態で臨まなければなりません。

筆記試験の内容は、次の章で詳しく解説します。

中級についてもっと詳しく知りたい人は、下記のページでチェックしてください。

ジェルネイル技能検定中級の資格を取りたい!試験の内容や合格のポイントを知ろう

ジェルネイル技能検定中級の筆記試験では何が出題される?

ジェルネイル技能検定の中級の筆記問題の試験時間は30分で、マークシート方式で全60問出題されます。

衛生と消毒・爪の構造・ネイルケアやジェルネイルの手順などの基礎知識と、ジェルネイルの基本的な理論が問われる試験です。鉛筆またはシャープペンシルで回答する必要があり、ボールペンなどは使えません。

引用元
NPO法人 日本ネイリスト協会:第31回JNAジェルネイル技能検定試験 試験要項

筆記試験の合格基準

中級の筆記試験は、100点満点のうち80点以上が合格ラインです。

免除制度もある

ジェルネイル技能検定中級の過去2回の試験で筆記試験のみ合格していた場合、免除を受けられます(※実技のみ受験)。試験の申し込みのときに、合格した回の受験番号を入力するのを忘れないようにしましょう。

ジェルネイル技能検定中級の筆記試験対策法

ジェルネイル技能検定の試験対策として、JNA公式の問題集や過去問テキストはありません。では、筆記試験合格のためにはどうやって勉強すればいいか、2つの方法を紹介します。

JNA公式のテキストやDVDを活用する

まず、JNA公式の教材を使う方法です。問題集ではありませんが、JNAからネイルに関する幅広い知識や技術を学べるテキスト・DVDが発売されています。

筆記試験には、サロンワークにも役立つ内容かつ検定対策ができるテキスト「JNAテクニカルシステム 〜ジェルネイル〜」がおすすめです。オールカラーで見やすく、理論や技術について解説されています。

また、実技試験には、DVD「JNAジェルネイル技能検定試験 中級テクニック講座」を活用するとよいでしょう。検定に沿った内容なので、万全な対策ができます。

公式教材でしっかりと理解を深めて試験に備えましょう。

引用元
NPO法人 日本ネイリスト協会:JNAオフィシャル教材

ネイリスト技能検定の問題集に取り組む

もう1つは、JNEC(公益財団法人日本ネイリスト技能検定試験センター)が主催する「ネイリスト技能検定試験」の公式問題集で勉強する方法です。

ジェルネイル技能検定とあわせてネイリスト技能検定の資格を目指す人も多いので、持っておいて損はありません。

ジェルネイル技能検定中級はネイリスト技能検定の2級と同等程度とされているので、2級の問題集を解いて特訓しましょう。

引用元
公益財団法人日本ネイリスト検定試験センター:ネイリスト技能検定試験とは

ジェルネイル技能検定中級に合格したあとの進路とは?

ジェルネイル技能検定中級に合格したあとにはどんな進路があるのでしょうか。例を見てみましょう。

ネイルサロンへ就職

まずは、ネイルサロンの求人に応募して就職する道です。中級の資格を持っていると、一定レベル以上のネイルの知識や技術があることが証明できます。そのため、企業からの即戦力としての期待が高まり、採用の可能性もグッと上がるでしょう。

さらなる資格取得を目指す

次に、さらなる資格取得に向けて勉強する方法です。ネイリストとしてよりスキルに磨きをかけ、レベルアップするために、ほかの資格の取得を目指すのもよいでしょう。以下でおすすめの資格を紹介します。

JNAジェルネイル技能検定 上級

同じ「ジェルネイル技能検定」の「上級」は、ジェルネイルのスペシャリストとして認められる資格です。実技試験のみで行われ、75分という制限時間のなかで、指定された5本の指それぞれに難易度の高いイクステンションを施します。

それまでに取得した初級・中級の知識や技術も活用しながら、しっかり対策を行って試験に挑まなければなりません。

引用元
NPO法人 日本ネイリスト協会:JNAジェルネイル技能検定試験
NPO法人 日本ネイリスト協会:第31回JNAジェルネイル技能検定試験 試験要項

JNECネイリスト技能検定

公益財団法人日本ネイリスト検定試験センター(JNEC)が実施する「JNECネイリスト技能検定」も、ジェルネイル技能検定とともにメジャーなネイルの資格です。1~3級があり、3級から順番に取得する必要があります。

まずは基本スキルの証明になる3級に合格し、プロとして通用するレベルの2級も取得すると、就職でさらに有利になりやすいでしょう。

引用元
公益財団法人日本ネイリスト検定試験センター:ネイリスト技能検定試験とは

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ジェルネイル技能検定中級は筆記も実技も対策が必要!念入りに備えよう

ジェルネイル技能検定中級の筆記試験はテキストや問題集での学習、実技試験は規定を頭に入れつつの練習が重要です。知識だけでも、技術だけでも、資格を取得することはできません。

満遍なく力をつけられるように、スクールや通信で学んだり、自主学習を行ったりして、本番での一発合格を目指しましょう。

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