ネイリストはいきなり独立・開業できる?独立に向いている人の特徴

ネイリストは、美容業界の中でも比較的参入障壁が低い職業です。しかし、未経験者でもいきなり独立・開業をすることはできるのか、疑問に思っている方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、ネイリストとして未経験からいきなり独立することの可能性と、課題について詳しく解説します。独立に必要な条件や、サロンでの実務経験の重要性・独立に向けて準備すべきポイントなどを整理しながら、成功するための具体的なアプローチを把握しましょう。

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ネイリストは未経験でもいきなり独立可能!

ネイリストという職業は、美容師のような国家資格が必要ありません。法的には、未経験者でもいきなり独立することは可能です。開業においても特別な条件は設けられていないため、誰でもネイルサロンを始めることができます。

しかし、実際にはサロン業務を経験しておくことをおすすめします。なぜなら、サロンでの実務経験を通じて、技術力の向上はもちろん、顧客対応・衛生管理・経営ノウハウなど、独立に必要な多くのスキルを習得できるからです。

ネイリストのいきなり独立がおすすめできない理由

ネイリストとしていきなり独立することは、一見魅力的に思えるかもしれません。しかし、実際にはいくつかの理由から、経験を積んでから独立することが望ましいです。なぜいきなり独立がおすすめできないのか、詳しく見ていきましょう。

1. 競合サロンが多い

ネイルサロンは、無資格・未経験でも開業できるため参入障壁が低く、全国的にも店舗数が緩やかに増加しています。とくに都市部や人口密集地域では、競合店舗が複数存在する立地も少なくありません。

このような環境で、経験の浅いネイリストが独立した場合、既存の競合サロンと差別化を図りながら生き残ることは困難でしょう。

競合の多さは、価格競争や顧客獲得競争の激化につながり、新規参入者にとっては厳しい経営環境となります。

2. お客様からの信頼を得づらい

お客様の立場から見てみると、複数の競合店舗がある場合、経験の長いネイリストのサロンや複数の資格を持っているネイリストのサロンを選ぶ傾向があります。これは、技術力や安全性・サービスの質に対する信頼感が、経験や資格と結びついているためです。

未経験でいきなり独立したネイリストは、こういった信頼を得るのに時間がかかってしまうでしょう。お客様が、自分の爪を預ける以上安心して施術を受けられるサロンを選びたい、と考えるのは当然と言えます。

3. 集客が難しい

いきなり独立した場合、集客も困難になってしまう可能性が高いです。サロンで勤務経験がある場合、担当していたお客様が来店してくれる可能性があります。しかし、未経験で独立すると、そのような顔なじみの顧客基盤がありません。

初期の集客は、家族や友人などの限られた人脈に頼るしかなく、安定した顧客獲得には相当な時間と労力が必要となるでしょう。また、口コミやSNSでの評判も重要ですが、実績のない新規サロンでは、評判を築くのにも時間がかかってしまいます。

4. 技術・知識がかたよりがち

ネイルサロンの経営は、ネイル施術の技術だけでなく、集客・経理・設備や備品管理など、多岐にわたる業務を担当しなければなりません。サロンでの勤務経験がない場合、業務に関する知識や経験が不足しがちです。

また、サロンの現場を知らないことで、予期せぬトラブルや顧客の要望に適切に対応できないことも考えられます。技術面でも、独学や限られた練習では、実際のサロン業務で求められる多様なデザインや技法に対応できないかもしれません。

5. トラブルや悩みを一人で解決しなければならない

ネイリストの知り合いや元仕事仲間がいない状態で事業をスタートすることになると、問題に直面したときに大きな障壁となる可能性もあります。

お客様とのトラブル・売上の伸び悩み・技術的な壁など、サロン経営では多くの困難に直面するでしょう。しかし、相談できる同業者がいない場合、こういった問題を一人で解決しなければなりません。

経験豊富な先輩ネイリストやサロンオーナーからのアドバイスは、問題解決や成長に不可欠です。しかし、いきなり独立した場合、そのような支援を得ることが難しくなります。

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独立前にやっておきたいこと

ネイリストとして独立を成功させるためには、事前にさまざまな準備をしておきましょう。技術の習得はもちろん、サロン経営に関する知識や経験・資金の準備など、入念な準備が大切です。

ここからは、独立前にやっておきたいことを紹介します。

1. ネイルの技術・資格を取得する

独立するためには、お客様に満足していただける高い技術力が必須です。ネイルスクールに通うなどして、基礎から応用までしっかりと技術を磨きましょう。

また、技術力を証明するためにも、JNECネイリスト技能検定などの資格取得を目指すことをおすすめします。資格取得は、お客様からの信頼を得るだけでなく、就職にも有利に働くことがあります。

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2. 実際にサロンで働いてみる

サロンワークを経験することは、独立への一番の近道です。施術や接客などの現場対応はもちろん、集客対策やサロンの運営に必要な知識を実地で経験できます。

サロンでの勤務を通じて、お客様とのコミュニケーションスキルや、サロン運営のノウハウを学ぶことは、独立後の成功に繋がります。

3. 複数のネイルサロンに通う

お客様の立場で、複数のネイルサロンに通ってみましょう。ただ通うだけでなく、価格帯や技術・デザイン・接客など、なぜそのサロンが人気を集めているのかを分析することが大切です。

人気の秘密を探ることで、自身のサロンに取り入れるべき要素や、差別化戦略を見出すヒントが得られます。

4. 独立のための資金を準備する

ネイルサロンの開業には、テナント費用・設備費・材料費など、まとまった資金が必要です。少しずつでも開業資金を準備しておきましょう。自己資金だけでなく、融資制度の活用も検討してみてください。

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ネイルサロンを開業するには?必要資金や開業の手順・成功させるためのポイントを紹介

ネイリストの働き方

ネイリストには、正社員だけでなく、パート・アルバイトや業務委託などの働き方があります。それぞれの働き方にはメリット・デメリットがあるので、自身のライフスタイルやキャリアプランに合わせて選択することが重要です。

ここからは、ネイリストの働き方について見ていきましょう。

1. 正社員

正社員は、サロンと雇用契約を結ぶ働き方で、安定した雇用環境で働くことができます。給与面では比較的安定しており、定期的な昇給や賞与の可能性もあるでしょう。

また、社会保険や福利厚生が充実しているのも特徴です。長期的なキャリア形成や生活設計がしやすくなります。

しかし、正社員としての働き方にはいくつかの課題もあります。とくに、キャリアの初期段階では、時給換算すると低賃金になってしまう可能性も。また、拘束時間が長く、残業が多いサロンもあるため、ワークライフバランスを保つのが難しい場合があります。

2. パート・アルバイト

パート・アルバイトとして働く場合、正社員と同じくサロンに雇用されます。ただし、正社員とは異なり、非正規雇用です。

この働き方の利点は、時間の融通が利きやすいことです。時間単位の勤務になることが多いため、正社員と比較すると、自分のライフスタイルに合わせて働く時間を調整しやすいです。

また、複数のサロンを掛け持ちできることも多いため、さまざまな環境で経験を積むことができます。これは、技術の向上や人脈の拡大につながる可能性があります。

一方で、昇給のペースが遅かったり、昇給額が少なかったりすることがあります。また、勤務時間が変動するため、収入が不安定になりやすいという面も。

さらに、正社員と比べて福利厚生が充実していないことが多い点にも注意しましょう。

3. 業務委託

業務委託は、サロンと業務委託契約を交わし、施術を請け負う働き方です。集客や経理・備品管理などの裏方業務はサロン側がおこなうため、施術に集中できるのがメリットです。担当件数が増えれば、比例して収入も増えるでしょう。

ただし、個人事業主扱いとなるため、保険や税金などは自分で支払わなければなりません。また、固定給ではないため、収入が不安定になる可能性が高くなります。

ネイリストの求人を探す方法

ネイリストの求人を探すには、いくつかの方法があります。代表的な3つの方法を紹介しますので、自分に合った方法で求人を探してみましょう。

サロンのサイトやSNSをチェックする

働きたいネイルサロンがある場合、まずはそのサロンの自社サイトやSNSアカウントをチェックすることをおすすめします。自社サイトやSNS上で求人情報を掲載していることがあり、最新の募集状況を直接確認できるからです。

サロンの理念や特徴・提供しているサービスなどの詳細情報も得られるため、自分の希望と合致しているかを判断するのにも有効です。

就職・転職エージェントを利用する

就職・転職エージェントは、求職者と企業をマッチングさせるサービスです。ネイリスト向けのエージェントも存在し、個人のスキルや希望に合った求人を紹介してくれます。

非公開求人へのアクセスや履歴書作成のアドバイス・面接対策など、就職活動全般をサポートしてくれるのが特徴です。

求人サイトを利用する

求人サイトは、多数のネイルサロンの求人情報がまとめて掲載されているWebサイトです。勤務エリア・給与・雇用形態などの条件で絞り込み検索ができるため、幅広い選択肢の中から自分に合った求人を探しやすいです。

多くの求人サイトでは、応募や問い合わせもサイト上からおこなえるため、効率的に就職活動を進められるでしょう。また、求人情報以外にも、業界のトレンドや転職に役立つ情報なども掲載されていることが多いです。

ネイリストの求人を探すなら求人サイト「リジョブ」がおすすめ!

ネイリストの求人を探すなら、求人サイト「リジョブ」がおすすめ。リジョブは美容業界に特化した求人サイトで、ネイリストの求人情報も豊富に掲載されています。

エリアや雇用形態だけでなく、サロンの立地や客層・仕事内容など、詳細な条件で検索することも可能です。未経験歓迎や独立・開業支援といった検索項目もあるため、自分の希望に合った求人がきっと見つかるでしょう。

理想の職場を見つけて、ネイリストとしての第一歩を踏み出しましょう。
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ネイリストはいきなり独立可能だが、サロンワークを経験しておくのがおすすめ

ネイリストは、いきなり独立することが可能です。一方で、サロンワークを経験しておくことも重要です。

独立・開業は夢のある選択肢ですが、技術力や経営ノウハウ・顧客獲得など、乗り越えるべきハードルは少なくありません。まずはサロン勤務や業務委託などで経験を積み、スキルアップを目指すことをおすすめします。

リジョブでは、未経験者歓迎の求人や独立・開業支援制度のあるサロンの求人も多数掲載されています。リジョブで自分に合った求人を見つけて、ネイリストとしてのキャリアをスタートさせてください。理想のサロンで経験を積んで、将来の独立を目指してみてはいかがでしょうか。


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