長野と東京両方のメリットを上手に生かして自由に働く ヨガインストラクター・Asamiさん

長野県に住みながら定期的に東京でも仕事を行うフリーランスのヨガインストラクターAsamiさん。自分の心にしたがって楽しい仕事を選び、心地のよい生活を続けています。

前編では東京から長野に移住したというAsamiさんにそれぞれのメリットや場所を変えても働き続けるために立ち上げたオンラインサロンについて伺いました。

今回、お話を伺ったのは…

Asamiさん

ヨガインストラクター

東京都出身。10年前にアパレルの仕事を辞め、ヨガインストラクターとして独立。5年前に長野に移住し、現在はオンラインレッスンや講師のほか東京でのヨガインストラクター養成講座を担当。コロナ禍で中止していた対面のレッスンも徐々に再開している。学生時代には100日間かけて世界22カ国をめぐるピースボートに参加するほどの旅好き。最近は長野近辺の魅力的なスポットを旅することが多い。

インスタグラム:@tariru_yoga

長野に住みながら東京での仕事も引き受ける

プライベートでの対面レッスンの様子

――東京を離れて長野で働かれているとのことですが、どのような働き方をしているのか教えてください。

子どもの学校の関係で長野に引っ越してきて5年目になります。現在はヨガのレッスンとインストラクターの養成講座をオンラインで開催。コロナの影響で対面レッスンは中止していたのですが、最近少しずつ再開するようになりました。また定期的に東京でのインストラクター養成講座の講師のご依頼をいただくことがあるので、その仕事が入ったときは毎週1回、半年間東京に通うこともあります。

――東京まで足を運ぶ理由は?

シンプルに楽しいので続けています。交通の便がよく、家から依頼先まで2時間くらいで着くんですよ。もともと東京に住んでいたのですが、乗り換えの多い都内の通勤より楽なんじゃないかと思うくらいで。その企業さんとは長く一緒にお仕事をしいていて、毎回お声を掛けてくださるのがうれしいですし、対面でのレッスンを自粛していたので、生徒さんと直接会って働ける機会が貴重で、依頼があれば喜んで引き受けています

レッスンが集中する東京と、地域を巻き込める長野それぞれのメリット

1 時間で自然豊かな場所に行くことができるのが長野の魅力だそう

――もともと東京に住んでいたとのことですが、長野に移住して仕事のやり方は変わりましたか?

大きく変わりました。フリーランスになって10年目なのですが、東京にいた頃はヨガスタジオと業務委託契約を結んで働くことが多かったです。長野に移住する際にほとんどの委託を解約して、先に話した東京の養成講座以外は基本的に自分で運営を行なっている形になります。

養成講座もヨガのレッスンも東京に集中していて、とくに長野にはレッスンできる場所がたくさんないんですよ。東京にいるときのようにスクールと業務委託を提携して働いていくことは難しいと思います。

そのため、自分で主催するオンラインサロンをメインに仕事を行なっています。

――では長野で働くメリットはどのような点だと思いますか?

住みやすさと、暮らし方の選択肢が増えたことだと思います。私の住んでいる佐久市は移住している方もたくさんいて、車社会ですが駅前にはお店がたくさんあるので都会と変わらない便利な生活が可能です。

その一方で、地元のコミュニティに浸ることもできます。ヨガを通じて地域の方と一緒にイベントを行うなど、いろんな方を巻き込んで仕事ができるようになったのはうれしかったですね。少し足を伸ばせば自然が豊かな場所があって、旅好きとしても魅力が満載です。今はオンラインでも仕事ができるので、仕事も暮らしも充実しています。

――移住の際にほとんどの業務委託契約を手放したとのことですが、長野に来てからはどのように集客をされたのですか?

先に話したように、直接働くことができる箱が少ないので、オンラインサロンを運営することで収入を得ていていました。当時はコロナ禍の前でまだ珍しかったようで、東京で働いていた時の生徒さんやSNSでつながった方がおもしろそうだと集まってきてくれたんです。そのため集客にすごく力を入れることはありませんでした。すべてひとりで運営をしているのでたくさん事業を広げようとは思っていないんです。

今まで私が学んできたことや経験を生かして良質なサービスを提供することを意識しています。それを楽しんだり価値を感じてくれたりする方が集まってくれたらうれしいです。

働き方を調整して自由に旅できるのがフリーランスの魅力

仕事の時間を調整して旅に出るのが楽しみとのこと

――旅がお好きということですが、仕事とのバランスはどのようにして取られているのですか?

すべてのスケジュールを自分で決められるので時間に関しては調整ができます。とはいえ資金が必要なこともあるので、仕事を増やしてお金を稼ぐ時期と思いっきり休んで旅をする時期と、メリハリをつけて調整できるのが今の働き方のいいところですね。最近はコロナ禍だったり子育てだったりであまり遠くへ行けていないのですが、そろそろ規制も緩和されてきたので、また遠方に行きたいなと思っています。

そもそも旅ってなんだろうって考えることがあるのですが、距離や時間だけではないと思っていて。1日羽を伸ばしてどこかに行くだけでも旅だと思うし、今住んでいるところは30分くらい離れたところにキャンプ場などリフレッシュできる場所がいっぱいあるんですよ。そういう点でも移住してよかったなと思います。


Asamiさんが場所を選ばず仕事を続ける3つのポイント

1.場所が遠くても楽しいと思う仕事を続ける

2.地域の人を巻き込んでイベントを開催

3.働く時間を調整して趣味の旅行に出掛けることができる

後編では大好きなヨガを仕事にしているAsamiさんに、楽しみながら仕事を続ける秘訣を伺います。売上の戦略や集客が苦手というAsamiさんですが、自分を高めることで周りに恵まれ10年間ヨガインストラクターを続けているとのこと。周りを巻き込むための力を教えていただきます。

1
2
求人数3万件!リジョブで求人を探してみる
この記事をシェアする

編集部のおすすめ

関連記事