地元でも目新しい「ネトラバスティ」を展開! 地域に根付くサロンを目指す【HOLICオーナー 角田たまきさん】#2

最初は医療の道に進もうと勉強に励んでいた角田さん。しかし、医大の受験を区切りとし、興味があった美容業界に進むことを決意します。医療で得た知識を活かしながら、地元では目新しい、ネトラバスティのメニューを取り入れたトータルビューティーサロン「HOLIC」をオープンさせます。一体、ネトラバスティとはどんなメニューなのでしょうか?

前編では、美容業界へ進み、サロンを開業した経緯、工夫した集客方法について伺いました。後編では、サロンのコンセプトや馴染みのないネトラバスティを取り入れた経緯、サロンの体制などをお聞きしました。

お話を伺ったのは…
HOLICオーナー 角田たまきさん

高校卒業後、東京の大学に進学するも中退し、山野美容芸術短期大学に進学。卒業後は、美容室で勤務していたが、一度地元・山形県に戻り、県庁勤務を経験。医療に興味を持ち、母親の実家がある兵庫県に移り、再生医療の国立研究所にて医療秘書を勤める。その後は美容業界へ再び舵をとり、大阪でネイルやアイラッシュ技術を学んだのち、地元にてサロンを開業。地域の人たちから愛されるサロンに成長している。

「ネトラバスティ」とは? 新たなメニューが浸透するまで大事なことは「無理強いしない」

ネトラバスティの施術の様子。眼精疲労や目のアンチエイジングに効果が期待できるんだそう

――サロンのウリでもある、ネトラバスティとはどんなメニューなのでしょう?

インドで5千年以上も前から伝わる、伝統医学のアーユルヴェーダの一種で「目」周りのセラピー。ギーと呼ばれるバターオイルを目に浸し、奥に詰まっている汚れを浮き出させ、血流や循環を良くしながら、目に栄養を与えるトリートメント方法を言います。

――サロンのコンセプトは?

なくてはならない場所かつ、地域に根付くことを意識して「HOLIC=中毒」とつけました。

サロンとしては、ただの美容に収まるのではなく、笑顔が連鎖する地域のコミュニティを目指しています。

――現在展開しているメニューについて教えてください。

オープン時からずっとあるメニューはネトラバスティ、ネイル、まつげパーマ・エクステンション、最近は、ウェットヘッドスパ、体のストレッチなども追加しました。

――ネトラバスティを取り入れた理由は?

地元では馴染みがなく、他のサロンとの差別化にもなると考えてメニューに取り入れました。ことば自体浸透していないのと、体験した人も少ないので、「なんだろう」と人目を引くんじゃないかと思って。

ネトラバスティは大阪のネイルサロンで働いていたとき、まつげパーマ・エクステンションを学ぶ傍らで習得しました。

――地元では目新しいネトラバスティの施術に対して、反応はいかがでしたか?

地方ではどうしても「新しいもの=怖い」イメージがあります。最初は、様子を見てこちらから無理に勧めることはしませんでした。

――どのように受け入れられたのですか?

お客様側が興味を持ったタイミングでお応えするようにしていたら、自然とリピートをいただくようになり、今では根強い人気メニューに。さらに地元にとどまらず、県外からもお問合せをいただいています。

――どういった方が利用されているのでしょう?

目が健康な方から病気を患っている方まで、幅広くご利用いただいています

実際に黄斑変性(おうはんへんせい)を患っているお客様に、ネトラバスティを何回かご利用いただいているのですが、施術を受けてから進行がおさまっているらしく、眼科医からも「ぜひそのまま続けてください」と言われたことを聞いたケースもありました。

未来の健康に繋がる美容サロンとして地域に根付かせたい

左から「ヘッドスパ」、「ストレッチ」

――ネトラバスティの他に、ヘッドスパやストレッチメニューを追加した理由は?

一番は自分が健康でいるために必要になってきたと感じたから。この先、若い人よりも高齢の方が増えていく中、必要とされるのは健康です。5年後10年後のことを考えると、ネイルや目周りの施術などの一時的な美容だけでは、健康にはつながりにくいと考えました。目先の楽しい美容だけではなく、未来の健康を維持できるようなケアもできるサロンにしたかったんです。

実際にお客様にフェイスマッサージの施術をしたとき、顔だけほぐしても疲れが取れないのでは?というくらい、疲労が溜まっている方が多くて。ストレスを溜めることが一番健康に良くない。健康を意識したメニューが必要だと思い、ストレッチメニューの導入から始めました。

お客様と一緒に元気でいる未来を見据えて進んでいくためには、必要なメニューだと思ったのです。

――美容を楽しむためには、まず健康でいることが一番ですものね。

現在はより健康に着目していて、予防医学の勉強もしています。病気になる最大の理由は、ストレスからくるものだと思うんです。日常生活で感じるストレスを少しでもやわらげることができれば…と思っています。

たった一回の施術で変えるのは難しいですが、これからもスタッフ一同ブレずに、同じ方向を見てお客様のケアをさせていただきます。

共同経営にした理由「同じ志を持った人たちと一緒に歩んでいきたい」

1階にはカフェが併設。「お客様はもちろん、スタッフも仕事の合間の憩いの場になっています」角田さん

――角田さんお一人で、全てのメニューを行っているのでしょうか?

いえ、ネトラバスティ、ネイル、まつげパーマ・眉毛スタイリング、フェイシャルトリートメントを私と他のスタッフが、あとから追加したヘッドスパマッサージ・体のストレッチのサロンは専門のスタッフに任せています。

最初はスタッフを雇うなんて考えてもいませんでした。今働いているスタッフは、もともとはHOLICのお客様。しかもほとんどが未経験から挑戦してくれたスタッフや異業種から飛び込んできた方々です。私が目指しているサロンづくりに向き合ってくれる姿勢を見て、私もその気持ちに応えたい!と思い、仲間入りしてもらうことになったんです。

――それぞれの得意分野を分担しているのですね。スタッフと働いてみて、いかがですか?

現代の疲れはひとつの癒しだけではとれません。そのためうちでは、ネイルして眉毛を整えて、顔のマッサージやヘッドスパ、それからストレッチで汗を流して…と、セットで受けられるので、多くの癒しを提供できていると感じますし、良い連携がとれいていると感じます。

――共に働くうえでどんなことを大切にしていますか?

今まで私はいろいろな経験をして大変な思いもしてきました。だからこそ、うちで働くスタッフ全員にはしなくても良い苦労はさせたくないです。

特に配慮しているのは金銭面。私が働いていた時代の美容業界は、多忙の割に薄給で仕事を掛け持ちしなければ生活はとてもできない状態でした。そういう思いを経験したからこそ、仕事以外の不安点は全てかからないように手配したいと思うんです。

――ご自身の経験からスタッフの働きやすい環境を整えているのですね。

店内はコーヒースタンドのような作りに。コーヒーはもちろん、ケーキやランチなども楽しめる

仕事に100%集中するために、心配事を少しでも潰してあげられたらと。

あとは「HOLIC」で働いていることを誇りに思ってもらえるサロンを目指しています。そうしたサロンを目指せれば、働いているスタッフのモチベーションも上がると思いますし、日々、ブラッシュアップしていけると思います。

風通しが良く、心地よい雰囲気でゆっくり気持ちよく過ごせる空間を提供できるように、今後も精進していくつもりです。

地元で愛されるサロンになるためのポイント3つ

1.地域性を考慮した接客を意識する

2.お客様の要望は何なのかこちらから引き出す

3.目先の楽しさ・美しさだけでなく、未来の健康も考えたメニューを展開


取材・文/東 菜々(レ・キャトル)

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Salon Data

トータルビューティーサロン「HOLIC」
住所:山形県山形市七日町4-3-19-1
TEL:023-674-0336
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