美容師になったその先の未来も学べる!先生と学生の“本気”がコラボ! たかの友梨美容専門学校 #1
おしゃれな人たちで賑わう原宿のメインストリームから、少し離れた閑静な場所にあるたかの友梨美容専門学校。美容師科とエステティックセラピスト科からなり、就職率は100%。業界のみならず一般にも有名な講師陣がズラリと揃い、授業体制はバッチリだ! しかも少人数クラスだから細かいところまでしっかりと教えてもらうことができる。
そんなたかの友梨美容専門学校を全6回に分けて徹底リポート。第1回目は美容師科にフィーチャリングして、主任教員の阿部和彦先生から学習カリキュラムや進路指導などの話をお聞きしました!
――さっそくですが、美容師科のカリキュラムについて教えてください。
「1年生のときから、カット、ワインディング、ピンカール、シャンプー、ヘアアレンジなど、ヘアスタイルに必要なすべてを行っていきます。とはいえ1年生なので、実践的な技術というよりは基本的なことに重きを置いております。たとえば、ワインディングやピンカールを巻く際に、巻き方にクセがつかないようにするとか、ハサミの持ち方をきちんとマスターするなど、そういうのを1年かけて学習していきます。2年生になると、基本的なこともやるのですが、目の前には美容師国家試験がありますので、授業内容はそちらへとシフトしていく形です。これが大まかなカリキュラムとなります」
――たかの友梨美容専門学校はスペシャリスト育成を掲げておりますが、そのためにどのような授業をしているのでしょうか?
「美容専門学校ですので、美容師国家試験に合格するというのが最も大切なことではあります。しかしながら、その先のことも伝えなくてはなりません。1年生のうちは美容の楽しさを伝えつつ、現実も少しずつ見せていくようにしています。働くうえで厳しい面も分かっていないと、就職しても長続きしないので、避けては通れない道だと思っています。就活もはやいところだと1年生の2月くらいから始まりますので、そういう意味でも1年生のうちから働く意味、責任、自覚などを教えることは重要なのではないかと考えています。2年生になると、なるべく現場を知るということで、ヘアサロンでの実習があります。実際に美容師の仕事を体験してもらい、夏までには就職を決めていくという形でやっております」
――実技を教えるうえで、上達のはやい学生と遅い学生がいると思うのですが、それを埋めるためのサポート体制はあるんでしょうか?
「授業自体は中間レベルに合わせて、さらに伸びるようにと展開しています。ですが、不慣れだったり不器用で、なかなかうまくいかない学生がいるのも事実です。逆に、上手なんだけどもっと上達したいという学生もいます。従って、そういう人たちの要望を受け止め、それぞれがきちんと満足できるように、放課後練習を毎日必ず行っています。そこでは必ず教員がひとりつく体制を取っています。教員がつくことで技術習得の効率化を図るだけでなく、独学で陥りがちな、間違って覚えること、おかしなクセがつくことなど、そういうことを防止する狙いもあります」
――どのくらいの人たちが放課後練習をしているのでしょうか?
「1、2年生とも全体の4割くらいは残ってやっています。最近は人数が増えており、たまに教室がいっぱいになることもあります。なぜ増えるかというと、モチベーションの高い学生が残ってやっていて、その姿を他の学生が見て、どんどん巻き込まれて人数が増えているようです。入りきれない場合は、教員がひとりなので、間隔をつめて練習するなどして、なんとかひとつの教室に入れるようにしています」
――学生たちをやる気にさせたり、集中させるコツなどはあるのでしょうか?
「ほんのささいな成果や進歩でも見逃さず、褒めてあげることは重要だと思います。しかし、褒めてばかりだと、満足してやらなくなってしまうので、ダメなときでもしっかり伝えます。もちろん、それができることによってさらなるレベルアップになるという説明もちゃんと話します。そうすると本人たちも納得して、“もっともっと”と向上心が湧いてきて、取り組んでくれるようになります。ただし、例えば、直したい点が10あったとして、いきなり全部を伝えても本人たちは消化できません。1つ、2つとポイントを絞りながら課題をクリアさせていき、最終的に10個すべてが直ったというふうに持っていくように心がけています」
――美容師科はどのような資格を取ることができますか?
「まずは美容師国家資格を取得することが最大の目標です。そのほか、ネイリスト技能検定試験、介護職員初任者研修終了者、上級救命技能認定証など、最大で9つの資格取得が可能です。介護の資格は訪問美容などの業務をする際につながる部分があり、上級救命技能認定は美容室での勤務中にお客さまに何かあったときに必要になるかもしれないというところで、取得を奨励しています」
――就活指導、進路指導についてはどのように取り組んでいるのでしょうか?
「学期ごとに担任が個別に面談しています。入学当初はネイリストになりたい、アイリストになりたいと言っていても、授業を受けているうちにやっぱり美容師もいいなと気持ちが変化することが多いので、随時、学生の気持ちを確認しないといけません。また、我が校は少人数制なので、担任以外もいろいろな先生方と情報を共有することで、学校全体で就職をサポートする体制を作っています。そのときに学校全体でその学生の情報を共有していれば、その場で進路相談に乗ってあげることやアドバイスができると思います」
美容師国家資格に合格するだけではダメ。その先にあるものまでしっかり見せることで、学生の憧れを膨らませ、不安を払拭させる。この現場主義がたかの友梨美容専門学校の美容師科なのだ。第2回目はエステティックセラピスト科について、担当の先生にお話を伺います。
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