大人気のスキレットでらくちんレシピ・注目キッチングッズ #1
忙しい毎日ですが、“元気とキレイ”のために、ご飯はおいしく楽しく食べたいものですね。そこで、いつものご飯がよりおいしくなる調理器具や器を紹介します。
毎日のご飯に活用するのはもちろん、サロンでのちょっとしたおもてなしにもピッタリなキッチングッズです。
まず#1では、今、大人気のスキレットを使ったレシピを、料理研究家の石川みゆき先生に教えていただきました。
スキレットなら、いつもの料理がおいしくなる!
スキレットとは、鉄鋳物のフライパン。鉄ならでは畜熱性によって、食材にムラなく火が通り、料理がよりおいしく仕上がります。見かけもかわいいので、そのまま食卓に出しても大丈夫。毎日のご飯にも使えるし、おもてなしのもピッタリ。バーベキューやキャンプのときも使えそうですね。
さらに、サロンでのおもてなしやスタッフとの打ち上げなどでも活用すれば、いつもの会が楽しくなること、間違いなし!です。
「スキレットは材質が鉄なので、一度、温まったら冷めにくく、食材にやさしく火が伝わります。手持ちの鍋で作ったときに比べて、よりおいしい!と感じるはずです。今回、紹介するレシピはどれも簡単なものなので、ぜひ手軽に、作って欲しいですね」と石川みゆき先生。
テーブルが華やかになる、色とりどりの野菜を使ったアヒージョ。アヒージョとは、たっぷりのオイルとにんにくで煮込んだスペインのタパス(小皿料理)の代表的なもの。これが、スキレットで簡単にできちゃうんです!
れんこんのアヒージョ
材料(15㎝のスキレット1個分)
- れんこん 2㎝角切り 80g
- ごま油 大さじ4~5
- にんにくのみじん切り 大さじ1
- しょうがのみじん切り 大さじ1
- 赤唐辛子輪切り 1本分
- しょうゆ 小さじ1
作り方
スキレットにごま油、にんにく、しょうがを入れて熱し、いちょう切りにしたれんこん、赤唐辛子を入れる。10分ほど煮込んだら、仕上げにしょうゆをかける。
プチトマトとアサリのアヒージョ
材料(15㎝のスキレット1個分)
- プチトマト 7個
- アサリ 12個ぐらい
- にんにくのみじん切り 1かけ分
- オリーブオイル 大さじ4~5
- 白ワイン 大さじ1
- 塩 少々
作り方
スキレットにオリーブオイル、にんにくを入れて熱し、香りがたってきたら、ひと口大に切ったパプリカ2種類、塩を入れる。10分ほど煮込む。
じゃがいものアヒージョ
材料(15㎝のスキレット1個分)
- じゃがいも 中2~3個
- ローズマリー 1枝
- オリーブオイル 大さじ5~6
- にんにくの薄切り 1かけ分
- 塩・黒こしょう 少々
作り方
スキレットにオリーブオイル、にんにくを入れて熱し、プチトマト、アサリ、白ワイン、塩を入れる。ふたをして5分ほど煮込む。
パプリカのアヒージョ
材料(15㎝のスキレット1個分)
- パプリカ黄色 2㎝角切り 1/2個
- パプリカ赤 2㎝角切り 1/2個
- にんにく薄切り 半かけ
- オリーブオイル 大さじ4~5
- 塩 少々
作り方
スキレットにオリーブオイル、にんにくを入れて熱し、香りがたってきたら、ひと口大に切ったパプリカ2種類、塩を入れる。10分ほど煮込む。
スキレットはそのままオーブンでも使えてラクチン
スキレットはオーブンにも入れられるので、グラタンやドリア、パエリアなどのオーブン料理も得意です。具材をコンロで炒めてから、そのままオーブンで焼きます。今回は、中まで火が通りにくい厚めのオムレツを作ります。
「スキレットで周りを焼いてから、オーブンで中まで火を通せば、周りはカリッと、中はふんわりと仕上がります。手軽な卵料理が、おもてなしにもピッタリの華やかでボリュームある一品に。炒めてから焼くという調理がスキレット一つでできる上に、そのままテーブルで出せるので、洗い物が少なくてうれしいですね」とのこと。
フリッタータ(イタリアンオムレツ)
材料(18㎝のスキレット1個分)
- 卵 4個
- ズッキーニ 1/3本
- じゃがいも 1個
- 玉ねぎ 半分
- プチトマト 4個
- 塩・こしょう 各適量
- 牛乳 大さじ2
- オリーブオイル 大さじ2
- パルメザンチーズ 大さじ2
- バター 15g
作り方
- ズッキーニは薄い輪切り、じゃがいも、玉ねぎは薄切り、トマトは半分に切る。
- スキレットにオリーブオイル大さじ1を入れ、玉ねぎを炒め、ズッキーニ、じゃがいもも加えて炒め、最後にトマトも加えて軽く塩、こしょうをして火を止め、取り出して冷ましておく。
- ボウルに卵を割り入れ、しっかりと混ぜたら②の炒めた野菜を加え混ぜ、パルメザンチーズ、牛乳、塩、こしょうも加えて混ぜる。
- スキレットにオリーブオイル大さじ1、バターを加えて火にかけ、バターが溶けたら③の卵液を加え、弱火でふたをし、約10分ほど焼く。
- オーブンを170度に予熱する。
- スキレットの中の卵の中心部分だけがまだ焼けていない状態ぐらいになったら、⑤のオーブンに入れ、約7分ほどふたをせずに焼く。真ん中が焼けたら出来上がり。
スキレットはご飯ものも得意です!
スキレットでご飯を炊くと、少量のお米でもおいしく仕上がります。
「スキレットは洋風のイメージがありますが、もちろん和食や中華料理にも使えます。普通に白いご飯を炊いても、ふっくらおいしいですよ。
今回は、具沢山の炊き込みご飯を紹介します。米を洗う、材料を切るという下ごしらえを朝のうちにやっておけば、仕事から帰宅後、材料を炒めるとことから始められるので30分ほどで完成。アツアツの出来立て炊き込みご飯が、食べられますよ」と石川みゆき先生。
中華ちまき風炊き込みご飯
材料(18㎝のスキレット1個分)
- 米 200g
- 干しエビ 大さじ1
- 水煮たけのこ 50g
- 豚角煮 80g
- しいたけ 2枚
- にんじん 30g
- ごぼう 20g
- スープ200cc(鶏ガラスープ顆粒大さじ1を湯180ccで溶かす)
- しょうゆ 大さじ1
- みりん 大さじ1.5
- 酒 小さじ1
- 砂糖 小さじ1
- 塩 小さじ1/2
- ごま油 小さじ1
- 細ねぎ(飾り用)みじん切り 少々
作り方
- 米は洗ってざるにあげておく。干しエビは大さじ2の湯につけておく。たけのこ、角煮、しいたけは1㎝の角切り、にんじんとごぼうは5㎜の角切りにする。ごぼうは水にさらす。
- 鶏がらスープに、しょうゆ、みりん、砂糖、酒、塩、干しエビの戻し汁を混ぜる。
- スキレットにごま油を入れ、たけのこ、しいたけ、ごぼうを炒める。干しえび、豚角煮を加え混ぜて、火を止める。
- 米を加え混ぜ、②のスープも加え、再び火をつけ、沸騰してきたらふたをして弱火にし、15分炊く。火を止めてそのまま10分蒸らす。
- 仕上げにねぎのみじん切りを添える。
撮影/難波雄史
スタイリング/江里柚希
取材・文/大橋史子(ペンギン企画室)
Information
スキレット15(木製台付き・写真右) 内径約150×深さ約36㎜ ¥2000
スキレット18(木製台付き・写真左) 内径約180×深さ約36㎜ ¥2800問い合わせ先
グッドフェイス tel048-290-5535(10:00〜17:00)
休 土・日・祝日・年末年始
http://www.goodplus.co
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『Saison d’Eriko』vol.05 ¥1188/扶桑社
Profile
石川みゆきさん
イタリア料理家、トスカーナナビゲーター&イタリアコーディネーター、チョコレートソムリエ、栄養士。
鎌倉坂ノ下でイタリア料理教室「Buon Piatto」主宰。現在は、イタリアでの滞在経験、人脈を生かし、雑誌・テレビなどでの料理制作、料理&イタリア関連の執筆、イタリア、特にトスカーナ州の食・文化・旅のアドバイス、企業、または飲食店などのレシピ提供&コンサルティング、旅行会社との企画、体に良い食事のアドバイス、セミナーや講習会なども広く展開中。
ブログ「A TOVOLA IN TOSCANA」
http://ameblo.jp/acquamiyu/
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