足のむくみ解消ツボ・マッサージ サロンワークの疲れは自分で癒す#2

足のむくみ解消ツボ・マッサージ サロンワークの疲れは自分で癒す #2

サロンワークの大きな悩みとも言える、足のむくみ。立ちっぱなし、長時間同じ姿勢で座っているなどといった環境から、「帰る頃には足がパンパン」という方が多いのでは。これは疲労や血行不良が原因で皮下組織に水分が溜まっている状態です。そんな日々の疲れは、その日のうちに解消したいもの。
今回は、サロンワークで長時間立ち続けている、座り続けている場合に起こる代謝の悪さからくる”一時的な足のむくみ”について、「ぐんぐん元気が出るツボ・マッサージ」で人気の寳田先生に教えていただきました。ぜひ、実践してみてくださいね。

足の筋肉とむくみの関係

足は心臓から遠い位置にあります。静脈から心臓へ血液を戻すために使えるのは足の筋肉のみ。その足の筋肉が衰えると、むくみやすくなるそうです。「血管には動脈と静脈がありますが、この関係を知っておくと理解できると思います」と寳田先生。

足の筋肉とむくみの関係

「動脈は筋肉でできているため血液を送る力がありますが、静脈は皮膚と同じような膜でできているため血液を送る力がありません。静脈は心臓が吸引する力だけで血液を下から上に引き上げなければならないため、とても力が弱いんです。でも、この二つの血管は隣接しあって助け合っています。静脈は動脈の筋肉の力を借りて心臓に血液を戻しているんです。よく、立ちっぱなしだったり、座り続けていたりする時に運動しなさいということは、筋肉を使って血液を下から上へ戻してあげるということなのです」

その他、足がむくむ原因には、塩分の摂りすぎ、冷え性、睡眠不足、運動不足、リンパの流れが悪いなどがあげられますが、「むくみ以外に尿量が減る、体がだるい、また慢性的に足がむくみ、痛みがあるという場合は、腎臓や肝臓、血管障害などが疑われますので専門医の検診を受けることをおすすめします」とのこと。

体内の水分代謝を整えるツボ・マッサージ!

疲労や血行不良の時はツボ刺激が有効です。日々、体内の水分代謝を整えて、すっきりとした足でストレスのない毎日を送りましょう。

●むくみの症状が出ている時
朝と夜の2回、行うことをおすすめしますが、サロンワークのちょっとした合間に実践してみるのもよいでしょう。

<まず、さする>
ソケイ部・腹部に手のひら全体を密着させ、わきから中心へ、中心からわきへと3~5分さすります。

ソケイ部・腹部

<次に、3種のツボ押し>

1.三陽絡(さんようらく):痛みをとる名穴ですが、疲れやだるさに効果的。

三陽絡

(押す場所)
手の甲側で、手首のしわの中央と肘の先を結んだ線を3等分し、手首より3分の1のところを中指の腹で左右各10~15回、気持ち良いと思う程度の圧で押します。

(押し方)
息を吐きながら1・2・3・4・5と押して止め、息を吸いながら6・7・8・9・10と圧を抜いていきます。

2.復溜(ふくりゅう):冷えや自律神経によるストレスに効果的。

復溜

(押す場所)
内くるぶしの一番高いところから指3本分、上にあがったところで、アキレス腱の内側のはしを親指の腹で左右各10~15回、気持ち良いと思う程度の圧で押します。

(押し方)
息を吐きながら1・2・3・4・5と押して止め、息を吸いながら6・7・8・9・10と圧を抜いていきます。

3.足臨泣(あしりんきゅう):足の甲の腫れや痛みに効果的。

足臨泣

足の薬指と小指の骨の間を足首の方へさすりあげていき、骨と骨が合わさるところの少し手前を左右各5~10回、気持ちよいと思う程度の圧で押します。

(押し方)
息を吐きながら1・2・3通していき、4で止め、息を吸いながら5・6・7と圧を抜いていきます。

「人は起きている時は、常に足は下にあるもの。立っている時はもちろん、座っている時も足は下にあるため、重力の影響を受けやすい塩分や水分がふくろはぎや足の甲に溜まりやすくなります。固まった筋肉をほぐし、ふくろはぎのポンプ機能を上手に働かせてあげることがむくみ対策の一番のポイントです」と寳田先生。

取材・文/ORCA
イラスト/F・I

profile

寶田とし子さん

寶田とし子さん
鍼師・灸師・あんま、指圧、マッサージ師、整体師、鍼灸学校講師

OL時代を経て1988年よりバックパッカーとして、1年半、中国、ヨーロッパ、アフリカ上部、アラブ諸国、インド、香港、タイを旅し、またその2年後、中国、ネパール、チベット、インド(ラダック地方)を旅する。特に印象に残っているのは、チベット、インド(ラダック地方 チベット民族が住んでいる)。そこで地球の上に生きることを感じて、帰国後、鍼灸師を目指し、東京医療専門学校で鍼、灸、あんま、指圧、マッサージを学んだ後、同校教員養成科を修了。さらにセミナーや講習会で、体の中の気や、生体エネルギーの流れを感知する方法を学び、それを鍼、灸、整体に生かし、独自の施術を生み出す。開業後はその技術に工夫を重ね、鍼、灸、整体を組み合わせた独自の治療を行っている。『冷え』とりを始めて12年。その実体験をもとに『冷えとり暮らし術』を実践。著書に主婦と生活社刊「ひとりでもできる!ぐんぐん元気が出るツボ・マッサージ」。
http://www.yuukuukannsyn.sakura.ne.jp/index.html

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