チップは持参したほうがいい!?ネイリストの面接対策

ネイリストが面接に行く場合、服装や持ち物などが一般企業の面接とは異なる場合があります。ネイルサロンとしては、応募者のセンスや技術、実績などを知りたいと思っているので、サロンの雰囲気に合うネイルデザインや、今まで身につけた技術などをアピールするように心がけましょう。
何も対策を立てないままいきなり面接を受けるよりも、あらかじめ面接で聞かれることや好ましいネイル、実技の内容などを把握しておけば、自信を持って面接に臨むことができるのではないでしょうか。

こんなネイリストが欲しい!サロンが求める人物像とは!?

ネイリストは技術職というイメージが強いですが、お客様に満足してもらえるかどうかという、接客の部分も重要になってきます。仕事に対して自己満足に走ったり怠慢な態度をとったりすれば、サロンのスタッフはもちろん、お客様にも悪い印象を与えてしまいます。ネイリストは基本的にひとりで作業を行うとはいえ、サロンの看板を背負っているという責任が生じます。ひとりのネイリストの仕事ぶりが、サロン全体のイメージを左右するといっても過言ではありません。サロンのイメージが良ければ、リピーターを増やしたりクチコミによって新規のお客様を獲得したりすることができ、売り上げアップも期待できます。 そのため、サロンでは仕事に対する情熱と誠実さを併せ持ったネイリストが求められます。

これは、ネイリストに限らずどの職種にも当てはまることですが、初心を忘れずに日々技術を磨こうと努力する姿勢はもちろん、手を抜くことなく仕事に取り組む真面目な態度も必要とされます。 また、ネイルはお客様と1対1で行うことがほとんどなので、コミュニケーション能力も大切になってきます。ネイルの技術だけではなく、サロンの心地良さや気持ちの良い接客も、お客様の満足度に大きく関わってくるからです。コミュニケーションを図るのが上手なネイリストが揃えば、スタッフ同士の人間関係も円滑になり、サロンの雰囲気を良くすることにもつながるでしょう。

技術をアピールするチャンス!チップは必ず持参しよう

面接前にオリジナルデザインのチップを持参するように言われる場合と、何も指示がない場合がありますが、いずれにしても必ずチップは持参するようにしましょう。 受けるサロンの雰囲気に合うデザインのものや、自分が得意とするアートを施したものなど、ひとつだけではなくテイストの違うチップを何種類か持参すれば、面接官も参考にしやすいのではないでしょうか。 サロンによって客層はさまざまなので、面接を受けるサロンはどのようなお客様が多いのかを、あらかじめリサーチしておくことも大切です。お客様の大半がOLの場合は、オフィスでも浮かない比較的シンプルなネイルに人気が集まり、セレブが多く来店するサロンではエレガントなデザインが好まれる傾向にあります。

注意することは、凝ったデザインのものだけではなく、技術の差が出やすいカラーグラデーションやフレンチなどのシンプルなものも選ぶようにすることです。万が一、実技が納得のいかない結果に終わったとしても、自信のあるチップを披露していれば、面接官に良い印象を持ってもらえる可能性が高くなります。 チップは袋などに無造作に入れて持っていくのではなく、チップの大きさに合ったケースに1種類ずつ入れれば、見やすさはもちろん、破損する心配もありません。

自信を持って受け答えしよう!面接でよく質問されることは何?

あらかじめ面接でよく聞かれることを知っておけば、行き当たりばったりで面接を受けるよりも、明るく自信を持って受け答えをすることができるでしょう。 面接で必ずといっていいほどよく聞かれるのが、そのサロンを選んだ理由です。就職活動中のネイリストのなかには、どのネイルサロンでもいいからとりあえず採用をもらいたい、と考えている人も少なからずいるでしょう。よほどの人手不足でない限り、そのような熱意が感じられないネイリストを採用したいと考えるサロンはほとんどありません。そのサロンでなくてはならない理由や、サロンの好きなところを具体的に挙げてくれる人は、面接官にも良い印象を与えます。 今までネイリストではなく違う業種で働いていた人や、別のサロンから転職する人は、以前勤めていた会社やサロンをやめた理由を聞かれる場合もあります。

この質問に答えるときに注意することは、前のサロンの不満など、ネガティブな理由を挙げるのは控えるということです。「さらに自分の技術を磨くために転職を決意した」というようなポジティブな理由のほうが、向上心が高くて前向きな印象を与えることができます。その際に、今までのサロンで得た技術や実績なども伝えれば、サロンの売り上げに貢献できるというアピールにもつながります。 また、子どもがいる場合は、勤務が可能な曜日や時間帯のほかに、子どもが急に熱を出した場合などの対処法も聞かれるでしょう。祖父母の協力を仰いだり病児保育を活用したりして、できるだけシフトに穴を開けることがないようにしましょう。

面接では、応募者のネイルやファッションもチェックされている!

面接では、面接官の質問に対する受け答えや実技はもちろん、応募者のネイルデザインやファッションセンスなども重要視します。 ネイリストは接客業なので、お客様に「ネイリストさんのようなすてきなネイルを私もしてみたい」と思ってもらうことも大切です。お客様から憧れられるネイリストになることができれば、リピーターを増やしてサロンに貢献できるのはもちろん、指名してもらえる回数が多くなることによって、自分のモチベーションもアップします。そのため、面接ではサロンの雰囲気に合わせつつ、自分の得意な技術を活かせるネイルをしていくことが大切です。

また、ネイルだけではなく服装にも注意が必要です。サロンから服装に関して特に指示がない場合は、スーツを着用するのが無難です。面接の正装でもあるスーツで来た応募者に、悪い印象を抱く面接官はほとんどいないでしょう。 しかし、前もってサロンから「面接には私服で来てください」という指示があれば、清潔感のあるファッションで面接に行くことを心がけましょう。サロンがあえて私服での面接を希望するということは、サロンの雰囲気に合うネイリストかどうかを、ファッションからも感じとろうとする意図がうかがえます。そのサロンで働いているスタッフやお客様を思い浮かべ、そのイメージに合う洋服を選ぶと良いでしょう。

これで実技も安心!事前にしっかりと対策を立てよう

ネイリストの面接では、実技も一緒に行われるケースがほとんどです。面接の前日までに実技の内容を教えてくれるサロンもあれば、当日にその内容を明かすサロンもあります。あらかじめ実技の内容が分かっていれば、面接まで練習を積むことができます。しかし、そうでない場合はどのような内容の実技が出されても、落ち着いて試験を受けることができる対応力が必要になってきます。

実技は、フレンチ3本にスカルプとアートを1本ずつ入れるといった本格的な内容のものもあれば、自分のセンスを生かしたネイルを披露してくださいという、抽象的な内容のものまでさまざまです。 実技でよく出されるのは、シンプルだけれど実は高い技術を必要とする、カラーグラデーションやフレンチなどです。どのサロンも、基本的な技術がおろそかになっていないかどうかを重要視する傾向があります。 基本的なデザインはもちろん、2級ネイリストになるために必要な技術をほぼ身につけていて、ジェルを塗る前に行うプレパレーションなどもできるようであれば、実技対策としては申し分ないでしょう。さらに、サロンで人気が高いデザインをあらかじめリサーチしておけば、実技の直前になってどのようなデザインにしようかと迷う心配もありません。

 

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