ネイルオイルとは?ネイリストなら知っておきたい使い方や使うタイミングについて紹介

ネイルオイルは、爪のお手入れに使うネイルケアの基本アイテムですが、その効果や正しい使い方を、皆さんはご存知でしょうか。ネイルオイルを使用する目的とメリット、ネイルオイルの種類について、ネイルオイルを使うタイミングと使い方もあわせてご紹介します。

お客様へお伝えする際にも、ぜひ役立ててください。

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ネイルオイル(キューティクルオイル)とは

ネイルオイルは、爪や指先の保湿ケアなどに使われるオイルです。とくに日常的にネイルをする人は、マニュキュアや除光液で爪が乾燥しやすく、割れなどが起こることも。ネイルオイルでケアするときれいな爪を保ちやすくなります。

甘皮を保湿し乾燥から守る

甘皮が乾燥すると水分や油分を多く必要とするようになり、水分などが爪へ充分に行き渡らなくなることがあります。爪が乾燥すると割れや二枚爪が起こりやすくなるため、これらを防ぐ方法として、ネイルオイルによる保湿が有効です。

爪の状態をよくしネイルの持ちがよくなる

ネイルオイルを使った保湿ケアで爪の健康を保てると、割れにくい強い爪になっていきます。割れや欠け、はがれなどが起こりにくくなるため、ネイルの持ちがアップ。また、オイルで指先のマッサージをすると血行がよくなり、さらに爪が健康に育つ可能性があります。

ネイルオイルの選び方

ネイルオイルには多彩なタイプがありますので、どんなオイルを選べばよいのか迷ってしまう場合があるかもしれません。ネイルオイルを選ぶ際に知っておきたい、成分と製品のタイプについて解説します。

配合されている成分で選ぶ

ネイルオイルを選ぶ際には、保湿成分に着目することが大切です。保湿効果が高いオイルとして、ホホバオイル・アボカドオイル・アルガンオイル・アーモンドオイル・オリーブオイルなどが挙げられます。また、爪自体の強度を高める効果が期待できる成分は、ケラチンやビタミンなどです。

ネイルオイルのタイプで選ぶ

ネイルオイルには、マニュキュアのように刷毛(はけ)で塗るタイプのほかに、ローラー型・ペン型・スポイト型などの形状があります。家でじっくりお手入れする際には、マニュキュアタイプやスポイトタイプ、出先で使う際にはローラータイプやペンタイプが使いやすいでしょう。

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ネイルオイルを使うタイミング

ネイルオイルは、乾燥や爪の負担が気になる際にこまめに使うことが大切です。しかし、どのタイミングで使えばよいか迷ってしまうお客様も多いかもしれません。ネイルオイルを使うタイミングについて、具体的に解説します。

肌や指先の乾燥が気になったとき

手や指先が乾燥して肌がガサガサだと感じる際には、多くの場合爪も乾燥しています。このようなときには、爪に縦線が出ているかもしれません。これは爪が乾燥しているサインです。

爪は手などの皮膚とは違い、乾燥しても痛みや痒みを感じません。そのため、爪の保湿を忘れてしまい、乾燥による割れや欠け、二枚爪などが生じることがあります。

ネイルオイルは爪や甘皮の保湿効果が期待できますので、手や肌の乾燥を感じたら、肌のケアとともに、ネイルオイルによる爪の保湿ケアも同時に行なうようお伝えしましょう。

寝る前

睡眠中に、体から500ml以上の水分が失われるといわれています。多くは呼吸によるものですが、皮膚や爪からも水分は蒸発しています。就寝前に水分を摂取すると同時に、爪の保湿のためにネイルオイルを塗って蒸発を防ぐことが大切です。

寝ている間に無意識に手を動かしてしまい、乾燥した爪が衣類やシーツなどのリネンとこすれると、爪へダメージを与えることもあります。爪がリネンに絡まって、欠けや割れが生じるかもしれません。

手を洗ったりお風呂から出たとき

手を洗ったときや、手のアルコール消毒をしたときは、爪が乾燥しやすくなります。水分が蒸発する際に爪の水分も一緒に失われたり、アルコールによって水分や油分が失われたりするからです。手を洗ったあとは、ネイルオイルで保湿するようお伝えしましょう。

さらに、食器を洗う時に使用する洗剤や、入浴の際に使用するシャンプーやボディソープでも爪の油分は失われやすいため、知らず知らずのうちに乾燥していることも。そのため、食器を洗った後や入浴後もネイルオイルで爪をケアすることが大切です。

ネイルをオフしたとき

ネイルをオフする際に、除光液やリムーバーを使用する方が多いでしょう。除光液やリムーバーの種類にもよりますが、ネイルと一緒に爪の油分や水分も除去してしまうことがあります。

保湿成分が入っているものも最近は増えていますが、あくまで爪を傷めにくくするためのものなので、ネイルオイルと同じように保湿できるものではありません。そのため、ネイルをオフした後にはネイルオイルを使って保湿することが大切です。

しばらくネイルをせずに地爪で過ごす際には、念入りにネイルオイルで爪や指先をケアしてもらいましょう。ネイルオイルを塗る回数に制限はとくにありません。手洗いのあとやお風呂のあと、寝る前など、1日に数回塗ると保湿効果を高められます。

ネイルオイルの使い方

ネイルオイルは正しく使わないと、オイルが無駄になってしまったり、期待した効果が得られなかったりすることも。ネイリスト、またはネイリストを目指す方は、お客様にもアドバイスできるネイルオイルの正しい使い方を知っておきましょう。ネイルオイルのタイプや手順に沿って解説します。

適量をとる

ネイルオイルの量が多いとベタついて汚れが付きやすくなってしまい、少なすぎると期待した効果が得られなくなりますので、適量を取り出すことが大切です。

ロールタイプやペンタイプのネイルオイルは適量になるよう調整されていますが、マニュキュアタイプやスポイトタイプのネイルオイルは自分で調整する必要があります。

マニュキュアタイプのネイルオイルは、ハケをボトルの縁でしごくようにしてオイルの量を調整し、ハケにオイルが均等についている状態がベストです。スポイトタイプは、1滴ずつたらしていきながら適量を確認していきましょう。

爪の根本と裏側に塗る

爪を作り出したり、爪に雑菌が入らないようにしてくれる部分の保湿が1番重要なので、爪の根本と裏側のハイポキニウムと呼ばれる場所を塗るように意識しましょう。

ネイルオイルを爪の根本の甘皮の部分に軽くのせ、爪の先に向けて均等に伸ばしていきます。一気に乗せず、少量を何回かに分けて塗ってもOKです。

爪の先端裏側のハイポキニウムが育つと、雑菌から爪を守ってくれるので、より健康的できれいな爪へと導いてくれます。そのため、ネイルオイルがしっかり浸透するように塗るのがポイントです。

よく揉み込んでマッサージ

ネイルオイルを塗ったら、爪の縁にネイルオイルが流れて浸透するのを待ちます。そのあと、爪の根本から爪の先、そして指先全体にオイルが行き渡るようにやさしくマッサージしてなじませましょう。

爪の縁に流れ込むのを待たずにマッサージしてしまうと、手の皮膚にだけ浸透してしまいますので注意が必要です。指を一本ずつ、爪の根本から指先に向けて、爪の根本だけでなくサイドや先端にオイルを行き渡らせるように、やさしくマッサージすると効果が期待できます。

ハンドクリームと一緒に使うなら|ネイルオイルを先に塗ろう

ネイルオイルを使う際にハンドケアも同時に行なうことがありますが、ハンドクリームを使うのはネイルケアが終わってからにしましょう。

ハンドクリームを先に塗ってしまうと、ハンドクリームの油分でネイルオイルの成分がはじかれてしまい、爪や爪まわりにじゅうぶんに浸透しなくなる可能性があるからです。

ネイルオイルで与えた栄養を逃さないよう、クリームでふたをするイメージでお伝えすると分かりやすく伝えられます。

ネイルオイルのおすすめ商品を紹介!

爪の保湿や健康を保つためにネイルオイルは欠かせないことがわかったのではないでしょうか。最後に、ネイルオイルのおすすめ商品をご紹介します。実際にご自身でも試してみて、使い心地を実感してみましょう。

O・P・Iネイル&キューティクルオイルAS200(8.6ml)

O・P・I独自の保湿成分やエキスで爪先に潤いを与えてくれます。少量でも伸びがよいのが特徴で、必要な量だけ出して、量が調整しやすいスポイトタイプです。ほかに14.8mlのサイズがあります。

さらに、オイルがジェル状になっているプロスパネイル&キューティクルオイル トゥゴーもO・P・I製品としておすすめ。グレープシードオイルなどの独自の保湿成分が含まれているため効果も高く、持ち運びもしやすいため人気です。

DHCキューティクルトリートメントオイル(10ml)

DHCのネイルオイルは、ヒアルロン酸やオリーブバージンオイルなどの爪の保湿や乾燥保護成分が入っているオイルです。さらに、アロマの香りがついているため、香りで癒されたい方にもおすすめ。カラフルな外見も女性の心をくすぐります。

MAVALAキューティクルオイル(10mL)

MAVELAキューティクルオイルには、オリーブオイルやサンフラワーオイルなどの天然のオイルが配合されています。それらのオイルがキューティクルに深く浸透し、保湿効果を高めるのが特徴です。ベタつかずさらりと使えて、さらに甘いローズの香りがします。

MAVELAにはマヴァペンといったペン型のものもあり、持ち運びにも便利です。ペンの先端で甘皮を持ち上げるプッシュアップも同時にできます。

JILLSTUARTフラワーネイルオイル(10mL)

ジルスチュアートのネイルオイルは、フラワーエッセンスが含まれていて、なめらかな使い心地が特徴です。見た目もジルスチュアートらしい、ピンクとクリアの2層タイプなので、楽しみながら使えます。

ネイルオイルの理解を深めてお客様にアドバイスしよう

ネイルオイルは、爪の乾燥を防ぎ、割れや欠けを防ぎ、きれいな爪を保つためのネイルケアです。ケアするタイミングとして、手の乾燥時、ネイルオフ後、手洗いや入浴後などがあげられます。ネイルオイルの目的や使い方を充分に理解し、お客様へのアドバイスに役立てましょう。

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