スポーツトレーナーの給料や年収はどれくらい? 収入UPを目指す5つの方法

「好きなことで生きていく」といったフレーズはどこかで見聞きしたことがあるかもしれません。

子供のなりたい職業ランキングを見てみても、スポーツ選手よりもyoutuberといった新しい職業が人気となり、昔とかなり変わってきていると言えます。

スポーツ選手として活躍することも素晴らしいですが、同じように価値・やりがいのある仕事もスポーツの世界にはあります。

それはスポーツトレーナーという仕事で、スポーツ選手をサポートする仕事になります。

スポーツトレーナーの世界も厳しく、また国によっても大きな差があります。そこで今回は、スポーツトレーナーの収入について詳しく紹介していきます。

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スポーツトレーナーの給料・年収はどれくらい?

最初に、スポーツトレーナーの給料や収入に関して紹介していきます。

どの仕事もそうですが、どのような働き方をしているのか経験によっても収入には大きな差が生まれます。

ここでは国内外の平均的な年収を中心に、収入の多い人から少ない人までの年収を簡単に紹介していきます。

日本での平均収入

日本においてスポーツトレーナーは、フィットネスジムなどのスポーツ関連企業、実業団やプロスポーツチームなどの専属スポーツトレーナー、選手個人と契約をするなどの働き方があります。

ジムや企業などの社員として働いた場合、一般的な社会人の収入と同じような額になります。

知名度の高いスポーツトレーナーであれば、年収が1,000万円を超える場合も。

また、週末のみや特定の期間だけスポーツトレーナーとしてサポートをする、アルバイトのような場合であれば、1日に付き1万円から3万円程度が相場となっています。

専属になる厳しさ

まだまだ日本においてプロのスポーツ選手は、野球やサッカーといったメジャースポーツの他に、ごく一部のトッププレイヤーしかいません。

そのため多くのスポーツ選手は、会社で社員として働きながら実業団選手としてもやっているという人が多いようです。

また、アルバイトをしながら遠征費を稼いでいる選手も競技によっては存在しており、日本ではスポーツだけで生計を立てるのは厳しいと言えます。

そのため、スポーツトレーナーの付いているチームや選手個人は、全体で見ればほんの一部にしかなりません。

また、選手と違って競技をするわけではないので、引退はなく、辞めない限りは新しいスポーツトレーナーを雇うこともありません。そういった部分では、かなり厳しい世界とも言えます。

プロスポーツ選手が増えていけば、比例してスポーツトレーナーの需要もさらに高まっていくと予想されます。

海外での平均収入

スポーツトレーナーの仕事が広く認知されているのは、アメリカなどの海外です。

スポーツトレーナーに対する認知度の高さや設備環境が日本よりも整えられています。

規模が大きい海外では

テニスや野球、陸上といったメジャースポーツのスポーツトレーナー、または日本と同様にジムなどのトレーナー、高校や大学のスポーツトレーナー、更に企業に常駐するスポーツトレーナーとして働いている人も多くいます。

それだけスポーツトレーナーを利用する意識や、スポーツ選手だけでなく、一般の人にも指導を行うというお互いの意識が日本に比べて高いと言えます。

そのため、地位が日本よりも高く、収入に関しても多く得ている人がいるようです。

給料は働き方でどれくらい変わる?

具体的な収入額に関しては、ピンキリなので一概には言えませんが、働き方によってかなり差は出やすいと思います。

ここでは、働き方の違いによる収入の差に関して説明していきます。

1. 契約社員

契約社員としてスポーツトレーナーを仕事にしていく場合、実業団のある会社やプロスポーツチームなどと契約を結び、契約社員として働く形になります。

どのくらいの給料が得られるかは、スポーツトレーナーとしての実力が認められているかどうかになりますが、少なくとも契約する会社の一般社員と同額か、それよりも若干少ない場合が多いようです。

つまり、契約社員の場合は一般的な会社員の年収と同じぐらいの年収がもらえると言えるでしょう。

契約内容の確認をしっかりと行う

スポーツトレーナーとしての業務以外にも、仕事を行う場合もあるので、契約内容をしっかりとお互いに確認してから始めるように気を付けた方が良いでしょう。

また、福利厚生がどの程度受けられるかなど、会社としてのサポートがどの程度なのかも大切な内容になります。

2. 業務委託

業務委託の場合には、必要な時のみ選手のサポートを行い、それ以外は他の仕事をしたり、自由な時間を過ごすことが出来ます。

業務委託での契約は、実業団やプロチーム、選手個人と契約することが多く、必要な時に必要なサポートを行うといった内容になります。

合宿や遠征、大会の期間のみチームや選手に帯同してサポートを行います。その都度契約を行い、日数分の報酬を受け取るのが一般的です。

年間で予定が決まっている場合には、お互いにスケジュールを確認しながらサポートを行います。

スケジュールや体調の管理が大切

フリーランスとしてスポーツトレーナーをしている人は、業務委託でチームや選手をサポートすることが多いようです。

収入が多い人は年収1,000万円を超える人も意外といて、一般会社員よりもより稼いでいる人もいます。

また、必要な時のみ帯同してサポートを行えば良いので、拘束される時間も会社員に比べると少なくメリットもありますが、スケジュールや体調の管理をしっかりと行わないと、選手に迷惑をかけてしまう可能性もあります。

そういったことがあると、次に再度契約をしてくれる可能性も低くなってしまい、収入にも影響が出てしまいます。

契約をした分だけ稼ぐことの出来る魅力のある働き方ではありますが、自己管理がしっかりと行えないと、継続していくには厳しい働き方だとも言えます。

3. アルバイト・パート

スポーツチームや選手個人に対して、アルバイト・パートとしてスポーツトレーナーの仕事を行うことは基本的にはなく、スポーツジムや個人ジムでアルバイトをしながら業務をしていく場合がほとんどです。

数は少ないですが、アメリカのように学校や企業内でスポーツトレーナーによるサポートを行っている場所もあります。また、アルバイトやパートとして働くことはほとんどないと言っても良いでしょう。

スポーツジムのインストラクターなどで、しっかりと経験や指導力を付けて社員になったり、フリーランスとして活躍したりなど可能性は十分にあります。

基本的にアルバイトやパートは、一般的な会社の時給と同額程度になります。

経験や資格などの種類によって時給が高くなることもありますが、高収入とまではいかないので、経験を付けるためのステップアップとして考えるか、副業として副収入を得るかのどちらかになるでしょう。

スポーツインストラクターの収入をUPさせる5つの方法

最後に、もうーつスポーツトレーナーとしての収入をupさせる方法を5つ紹介していきます。

他の方法もたくさんあるので、自分で調べてみたりするのも大切なことです。

1. 正社員以外の場合 ジムなどで正社員として働く

フリーランスや業務委託などで働いている人で、なかなか収入が増えずに悩んでいる場合には、正社員としてスポーツジムなどの会社で働く選択肢があります。

スポーツトレーナーも競争が激しい世界であり、他のトレーナーに負けないスキルがなければ、フリーランスなどで収入を多く得ることは難しくなります。

しっかりとした経験を積んで、接客技術や指導技術も身に付けて、独立したりすることも可能のようです。

もちろんスポーツジムで多くの人に対して指導を行っていき、少しずつ収入を増やしていくことも可能だと思いますが、いずれにしてもしっかりと将来の目標を立てて、スポーツトレーナーとしての経験を積んでいくようにしましょう。

2. スポーツ選手やチームと専属契約を結ぶ

スポーツの世界では、タイミングとコネクションも大切な部分になります。紹介などによってチームや選手との繋がりが出来て、専属契約を結ぶことも多々あります。

コネクションがない駆け出しのスポーツトレーナーであれば、知り合いの紹介、有名スポーツトレーナーが開催するセミナーへの参加、様々な団体が主催する研修会への参加など積極的に動く必要があります。

積極的に、営業活動を行うことで自分の事を知ってもらい、需要に応じて知識や技術を提供できるように上手に契約に繋げましょう。

専属契約をしてからも大切

努力が実って、専属契約が出来たとしても安心はできません。

チームや選手に対してどれだけ貢献して、知識と技術を提供できるかで、契約が継続できるか決まってきます。

そのため、結果を残して収入が上がっていく場合もありますが、結果を残せずに収入が下がってしまうという可能性もあると言えるでしょう。

チームや選手の課題に対してどれだけ答えていけるか、積極的に仕事をしていく必要があります。

3. スキルアップして新たな知識や技術を身につける

スポーツトレーナーの資格を認定している団体は国内外にも複数あります。

それぞれの団体の会員に所属すると、定期的に研修会への参加やスポーツトレーナー同士の情報交換などが出来るようになります。

そういった場を活用して最新の情報を取り入れたり、情報交換をすることで課題解決に繋がると言えるでしょう。

また、スポーツの枠を超えて新たな知識や技術の習得を行ったり、海外への留学でスキルアップを目指すなど、独自の理論や技術を身につけると、より良いスポーツトレーナーとしてのスキルが身につけられるはずです。

人を相手にするスポーツトレーナーは教科書通りに答えが出せる仕事ではないので、一生涯勉強を続けなければいけないという意識を持って、チームや選手のために、かつ自分のために努力し続けていきましょう。

4. スポーツトレーナーの仕事に活かせる資格を取得する

スポーツトレーナーというお仕事だけにとらわれず、様々な資格を取得することでサポートの幅も広がり、それによってスポーツトレーナーとしてのスキルもアップさせることが出来ます。

国外の資格

アメリカで認定されているスポーツトレーナーの資格はいくつかあり、全米公認アスレティックトレーナーが有名な資格の1つとしてあります。

取得するには大学などの機関で一定期間の学習を行い、試験などに合格する必要があります。

アメリカでは国家資格として価値のある資格となります。日本ではスポーツトレーナーとしての国家資格はなく、民間資格しかありません。

民間資格だからと言って、知識や技術がないというわけではありませんが、まだまだ地位として認められていないのが現状です。

日本では、あん摩マッサージ指圧師や柔道整復師、理学療法士などの国家資格を取得した人も、スポーツトレーナーとして活躍していますが、より多くの資格を取得して、選手のサポートが行えると良いでしょう。

どれが一番良いのかは考えによっても変わってくるので、チームや選手に必要な資格を取得して更なるスキルアップを目指しましょう。

5. 独立開業する

フリーランスとして、選手個人やチームに対してサポートを行うことで、仕事をした分だけ収入をアップさせることが可能です。

先ほど説明したように、タイミングや人脈も収入アップには大切な要素になるので、チャンスを逃さないようアンテナを張っておく必要があります。

1人でスポーツトレーナーを行って行くだけでなく、経営者として多くのスポーツトレーナーを抱えていく可能性もあり、成功すれば給与を上げることも可能になります。

スポーツトレーナーだけでなく、経営者としての腕も試されるため、結果もダイレクトにでますが、やりがいも感じられ、最も稼ぐことの出来る働き方でしょう。

収入UPの方法はいろいろ 自分に合った働き方を見つけよう!

どの働き方で成功するかは、その人自身によって全く答えは変わります。

しかし、共通して言えることは、スポーツトレーナーとして知識や技術の習得をすること、経験を多く積むこと、チームや選手のために常に考えて必要なサポートが出来ることが必要不可欠と言えるでしょう。

それを怠れば、どういった働き方をしても収入は得られず、スポーツトレーナーとしても活躍できなくなってしまいます。

しっかりと自分に合った資格やスキルを得て、自分に合った働き方が出来るように計画を立てましょう。

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