採用のアップデートがもたらした変化【nanuk SHIBUYA teppeiさん】#1
美容師を目指す学生、新天地を目指すスタイリストさんにとって、避けては通れない就職活動。採用を勝ち取るためには、どんな準備が必要? 心がまえは? そんな疑問を、実際のサロン採用担当者にインタビュー!
今回は、“自分らしさを、楽しむ”をコンセプトに、独創的なNew Standardを追求する「nanuk 」にフォーカス!nanukは、渋谷・二子玉川・代官山に3店舗展開し、トレンドに合わせた提案力・ファッション性が強みの大注目のサロンです。そんなnanukの採用事情を、4回に分けてお届けします。
第1回目は、採用までのフローやリクルートイベントについてお聞きします。
お話を伺ったのは…
nanuk SHIBUYA 副店長 teppeiさん
渋谷店副店長兼人気スタイリストとして現場に立ちながら、nanukのリクルートを牽引。
発信やビジュアルづくりも手がけ、サロンの“今”をアップデートし続けている。

採用のアップデートで生まれた多様性
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――採用担当になられた経緯を教えてください。
4年ほど前に社内でリクルートに関するプロジェクトが立ち上がり、当初は先輩スタイリストが中心となって進めていました。そこにアシスタントとして参加させてもらい、採用に積極的に関わるようになったことから、代表に「リクルート担当としてやってみないか」と声をかけていただきました。
副店長になるタイミングで、業務として正式に引き継ぎ、現在は2〜3年ほど担当しています。
――採用は店舗ごとに行われているのでしょうか?
店舗ごとではなく一括で採用し、その後それぞれの店舗へ配属となります。
――nanukに入社される方の傾向について教えてください。新卒・中途の割合はいかがでしょうか?
新卒のほうが多いですね。割合でいうと新卒が7割、中途が3割ほどでしょうか。
春に新卒採用の一次募集があり、そこで採用予定人数が決まります。その人数を見て、必要があれば中途採用の方を募集するという形をとっています。
――以前と比べて、採用方法や応募者の雰囲気に変化はありますか?
はい、変化を感じています。
もともとnanukはナチュラル系やアースカラー系のファッションが似合うようなテイストで、比較的その感性に近い方からの応募が多い傾向でした。
僕自身が“新しさ”を大事にしていることもあり、これまでのnanukを尊重しつつ、ビジュアルの発信やリクルートイベントへの取組みを少しずつ変えていきました。その結果、今まであまりいなかったタイプの方からの応募も増え、間口が広がったと思います。
――その変化によって、サロンにはどのような影響がありましたか?
以前よりも思考やファッションの幅が広がり、多様性が増したと感じています。
それぞれ違った感性を持つスタッフが集まっている点も、今のnanukの魅力のひとつですね。
nanukのリクルートイベント「SOUNDOUT」で魅力を伝える
――採用までのフローを教えてください。
まずはリクルートイベントなどに参加していただき、4月頃からDMでの応募受付が始まります。最初はDM審査で、指定している質問項目への回答と自己PR動画を送ってもらいます。
その後は一次面接に進んでいただき、必要に応じて二次面接を行う形です。
――リクルートイベントとはどのようなもの?
ここ3年ほどは「SOUNDOUT(サウンドアウト)」というnanukのリクルートイベントを開催しています。
ヘアステージの後に、ドリンクを用意して学生の皆さんとラフに話す時間を設けたり、しっかりと会社説明を行う形式にしたりと、年によって形を変えながら実施しています。
今年は初めて合同の会社説明会にも参加しました。そちらも「SOUNDOUT(サウンドアウト)」と同じく、ヘアステージと会社説明を行います。
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――リクルートイベントへの参加は採用に影響しますか?
明確に必須とはしていませんが、基本的には参加してほしいと考えています。nanukのことをきちんと知っていただきたいからです。
イベント後にはスタッフ同士で「あの子どうだった?」と印象を共有しており、実際に会った時の雰囲気や行動は見ています。
――その他に、nanukならではの独自の採用への取り組みはありますか?
ディレクターのセミナーなどで地方へ行く際に、若手スタイリストも同行し、美容学生向けの説明会を実施しています。
昨年は2回ほど行いました。普段なかなか東京まで来られない学生にもnanukを知ってもらえるように、地方でもアプローチをしています。
実際に、その説明会をきっかけに面接に来てくれた学生もいました。
求めるのは「元気、前向き、素直」

――ずばり、nanukが求める人物像はありますか?
元気で、前向きで、素直な人ですね。ありきたりな答えになってしまいますが、やはりこの3つは欠かせません。
美容師にとってその人にしかない世界観やファッションセンスも大事な要素のひとつですが、内面的な魅力も大事です。
――そこを重視される理由は?
美容師としての力は、入社時点で決まるものではなく、サロンでの経験によって大きく成長すると思っています。だからこそ、僕たちも教育に多くの時間をかけます。
その時間を「この子のために使いたい」と思えるかどうかは大事です。そのためにも元気、前向き、素直であることはマスト。
そして、他の人と少し違う何か、将来的に美容師として注目を浴びられそうな要素があると理想的ですね。
例えば、お客様から愛されそうな雰囲気があるか、話していて面白いか、自然と人を惹きつける何かがあるか。面接や説明会での会話の中から、そうした部分を感じ取っています。
――採用担当として意識していることはありますか?
nanukはどちらかというと洗練された大人向けのデザインが多く、派手さが目立つスタイルではありません。
だからこそ、まずは入り口を広げることを意識し、今まであまり目に留めてもらえなかった層にも届くように、これまでのnanukのイメージにとらわれすぎない発信を心がけています。
取材・文/原田 菜月
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